今回の曲のタイトルは、「White Keys」です。
直訳すると、「白鍵」です。
Dominic Fikeによる楽曲。ピアノの「白鍵(=長調の明るい音)」という言葉と「major(重要な・長調の)」を掛けて、鮮やかで輝かしい存在の女性との距離を表現する。フロリダの10代の記憶と現在の成功した自分の対比を繊細なポップサウンドで描く。細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
White Keys – Dominic Fike
[Verse 1]
Aight, pitch black1pitch black
[形容詞]「真っ黒な、漆黒の」という意味。”pitch”はタールのような真っ黒な物質のこと。”pitch black”で完全な暗闇・黒さを表す。 Chevy2Chevy
[固有名詞]アメリカの自動車ブランド「Chevrolet(シボレー)」の略称。アメリカ文化に深く根付いた大衆車として知られる。 antique, I was seventeen
よし、真っ黒なシボレーのアンティーク、俺は17歳だった
I ain’t have nothing but some tees and a pair of jeans
Tシャツと一本のジーンズしか持ってなかった
Pine trees, but it smell like weed in the front seat
松の木、でも助手席はマリファナの匂い
You was en route3en route
[前置詞句]「〜への途中で、途中に」という意味。フランス語で「道の上で」を意味する”en route”がそのまま英語に定着した表現。 to being famous and everything
お前は有名になる途中にいた
White keys4white keys
[名詞]ピアノの「白鍵」のこと。白鍵は長調(major scale)を構成し、明るく輝かしいサウンドを持つ。ここでは次行の”major”と掛けて、彼女の輝かしさや大きすぎる存在感を表す。 ‘cause she’s way too major5major
[形容詞]「重要な、すごい」というスラング的意味と、音楽理論の「長調(major key)」の意味を掛けた表現。ピアノの白鍵=長調というイメージで彼女の明るさ・偉大さを表す。 for everything
白鍵、なぜなら彼女は全てにおいて「長調」すぎるから
I wanna be a part of it, what you got going on
そこに関わりたい、お前に起きてることに
Isn’t as sad as you make it out to be6make it out to be
[熟語]「〜であると思い込む、〜であるとみなす」という意味。実際よりも大げさに評価するニュアンスを持つ。
お前が思ってるほど悲しくない
I wanna be mad, but you take it out on me7take it out on
[熟語]「〜に八つ当たりする、〜に当たり散らす」という意味。本来の原因とは関係ない相手に怒りをぶつけることを表す慣用句。
怒りたいけど、お前は俺に当たってくる
1995, teens in the Florida breeze
1995年、フロリダの風の中の10代
Ice cream, she was so sweet before everything
アイスクリーム、彼女は何かが起きる前はとても甘かった
Tight squeeze,8tight squeeze
[熟語]「ぎゅっと抱きしめること」または「窮屈な状況、ギリギリの状態」という意味。”squeeze”(ぎゅっと絞る)のイメージ。ここでは日常に押し込もうとする親密な行動を表す。 tryna fit me in your everyday
ぎゅっとして、俺を日常に組み込もうとしてる
But you never came
でもお前は来なかった
[Chorus]
The world is movin’, we were never meant to stay
世界は動いてる、俺たちはここにいるつもりじゃなかった
But I was working on the world
でも俺は世界に向けて取り組んでいた
I guess I thought that if I gave you what I had
持っているものを全部あげれば
I guess I thought that it would work
うまくいくと思ってた
[Post-Chorus]
I never knew (Oh)
知らなかった(ああ)
It was because of you (Oh, oh, oh, oh, ooh)
それはお前のせいだったんだ
I never knew (Oh, oh, oh, ooh)
知らなかった
Oh, I guess I never— (Woah)
ああ、俺は多分ずっと—
[Verse 2]
Aight, rich ass, tryna fit my Gs in these Prada9Prada
[固有名詞]イタリアのラグジュアリーファッションブランド「プラダ(Prada)」のこと。高級ファッションの象徴として頻繁に歌詞に登場する。 jeans
よし、金持ちになって、プラダのジーンズに入ろうとしてる
Mismatchin’ with my Celines,10Celine
[固有名詞]フランスのラグジュアリーファッションブランド「セリーヌ(Celine)」のこと。洗練されたミニマリストデザインで知られる高級ブランド。 king of everything
セリーヌとミスマッチしてる、全てのキング
Fifth stack11stack
[スラング]「1,000ドルの束」を指すスラング。”fifth stack”= 5,000ドルのこと。 comin’ in this week, I bought everything
今週は5,000ドル入ってくる、全部買った
Dispatchin’ with all the G’s, pulled up, wrecked the scene
仲間全員で片付けて、乗り付けて、シーンをぶち壊した
White keys ‘cause she’s way too major for everything
白鍵、なぜなら彼女は全てにおいて「長調」すぎるから
Kids want distance, somewhat, then I feel my heart inside my back
子供たちはある程度距離を求めてる、そして心臓が背中の中に感じる
I made a point to be intact12intact
[形容詞]「無傷の、そのままの、完全な状態の」という意味。”make a point to”(〜することを心がける)と組み合わせて「無事でいることを意識していた」という意味。 and you don’t even keep it wholesome13wholesome
[形容詞]「健全な、清らかな、道徳的に良い」という意味。ピュアで誠実な関係性を表す表現。 with me
無事でいることを目指してた、お前は俺と清らかな関係を保とうとしない
You were singin’ no songs with me
お前は俺と一緒に歌ってくれなかった
[Chorus]
The world is movin’, we were never meant to stay
世界は動いてる、俺たちはここにいるつもりじゃなかった
But I was working on the world
でも俺は世界に向けて取り組んでいた
I guess I thought that if I gave you what I had
持っているものを全部あげれば
I guess I thought that it would work
うまくいくと思ってた
[Post-Chorus]
I never knew (Oh)
知らなかった(ああ)
It was because of you (Oh, oh, oh, oh, ooh)
それはお前のせいだったんだ
I never knew (Oh, oh, oh, ooh)
知らなかった
Oh, I guess I never— (Woah)
ああ、俺は多分ずっと—
Writer(s): Dominic Fike
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
関連リンク
Dominic Fike – White Keys (Official Music Video)
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