【歌詞和訳】THIS A MUST – Kanye West

今回の曲のタイトルは、「THIS A MUST」です。
直訳すると、「これは絶対だ」です。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


THIS A MUST – Kanye West

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[Verse 1: Ye & Nine Vicious]
You would think I’m standin’ outside how I’m goin’ in1goin’ in
[スラング]「全力で突入する、猛烈にやる」という意。”go in”(中に入る)から転じ、ヒップホップで「ラップを激しくぶちかます、全力で攻める」ことを指す

俺の入り方を見ると、外から突入してるみたいだと思うだろう

Jumpin’ out the gym while they ballin’ on a lowered rim2lowered rim
[慣用句]「低くされたリム(バスケットゴール)」という意。通常より低いリムでシュートする=簡単な相手と対戦していること。奴らが楽なステージで遊んでいる間、俺はレベルが違うという対比

奴らが低いリムでプレーしてる間、俺はジムを飛び出してる

Graduation days, I was comin’ for the glory then
卒業の頃、俺はその時栄光を求めていた

Blessings rained in, pourin’ in, I need more of them
祝福が降り注ぎ、注ぎ込まれてきた、もっと必要だ



[Chorus: Ye & Nine Vicious]
Yeah, give it up3give it up
[慣用句]「捧げる、あきらめる、拍手する」という意。ここでは神や目標に向けて全てを捧げるという意味で使われている
(Give it up), send it up (Yeah, send it up)

そう、捧げろ(捧げろ)、送り上げろ(そう、送り上げろ)

It’s imperative4imperative
[形容詞]「必須の、絶対に必要な」という意。ラテン語 “imperare”(命じる)に由来し、命令的・必然的であることを強く表す
, it’s a must (It’s a must)

必須だ、絶対にやらなければならない(絶対に)




[Verse 2: Ye & Nine Vicious]
Matchin’ debit cards (It’s a must, nigga), his and hers (Right there)
お揃いのデビットカード(絶対必要)、彼と彼女の(そこに)

Show ‘em how you fit a billion in the clutch5clutch
[名詞]「クラッチバッグ(小型ハンドバッグ)」という意。また「ピンチの場面で実力を発揮すること」も指す。ここでは「小さなバッグに10億ドルを収める方法を見せる」=巨額の富を手際よくまとめる技量を示す
(What? What?)

どうやって10億ドルをクラッチに収めるか見せてやる

We gon’ run it up, but we ain’t in a rush6in a rush
[慣用句]「急いで、焦って」という意。”rush”(突進・急ぐこと)から、時間的に切迫した状態を指す
(Run it)

俺たちは稼ぎ続けるが、急いじゃいない(稼ぎ続けろ)

If it don’t scare you, you ain’t dreamin’ big enough (Woo)
それがお前を怖がらせないなら、十分大きな夢を見ていない

Took it worldwide like I said I would from jump7from jump
[スラング]「最初から、はじめから」という意。”from the jump”(最初の跳躍から)が元の形で、物事の始まり・最初から一貫してきたことを強調する
(Jump)

最初から言っていた通り世界規模にした(ジャンプ)

Know I did it all when it’s all said and done8all said and done
[慣用句]「全て終わった時、結局のところ」という意。全ての言葉と行動が終わった後に振り返る表現で、「最終的に」「結論として」というニュアンスを持つ
(Jump, jump, jump, yeah)

全てが終わった時、俺が全部やったとわかる(ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、そう)



[Chorus: Ye & Nine Vicious]
Send it up (Send it up), send it up (Send it up, send it)
送り上げろ(送り上げろ)、送り上げろ(送り上げろ、送り上げろ)

It’s a must (It’s a must, ha)
絶対にやらなければならない(絶対に、ハ)



[Verse 3: Ye & Nine Vicious]
Ten times ten, ten times out of ten (Baow, baow, baow)
10×10、10回中10回(バウ、バウ、バウ)

Finna spazz9spazz
[動詞][スラング]「激発する、制御を失う」という意。”spaz out”(パニックになる、爆発する)の短縮形で、ヒップホップでは「ラップを爆発的に繰り出す」という積極的な意味でも使われる
, back to black, Amy Winehouse10Amy Winehouse
[固有名詞]イギリスの天才ソウル/R&Bシンガー(1983〜2011年)。アルバム『Back to Black』で知られ、27歳で薬物問題により死亡。「Back to Black」=危険な暗黒面に引き戻されることを暗示
and them (Baow, baow)

激発しそうだ、ブラックに戻る、エイミー・ワインハウスみたいに(バウ、バウ)

All the threats to the fam11fam
[スラング]「家族、仲間」という意。”family” の略称で、血縁だけでなく近しい仲間全般を指す
, I’m advisin’ against (Baow, baow)

身内への脅しは全部、俺はやめとけとアドバイスする(バウ、バウ)

Catch you walkin’ out the barbershop and line you up12line you up
[スラング]「狙いを定める」という意。床屋の「ラインアップ(際剃りで髪の生え際を整えること)」との掛け言葉で、「捕まえて仕留める」という脅しを婉曲的に表現している
again (Baow, baow, baow)

お前が床屋から出てくるのを捕まえてまた狙いを定めてやる(バウ、バウ、バウ)

Know they can’t avoid this, not the one to go against (Can’t avoid this shit)
奴らがこれを避けられないのはわかってる、俺に逆らうような奴じゃない

Brought the South Side13South Side
[固有名詞]シカゴのサウスサイド:Kanye Westの出身地。黒人コミュニティが多く住む地区で、ヒップホップ文化のルーツとして誇りをもって語られる
with me, this is Illinois, bitch (What?)

サウスサイドを一緒に連れてきた、ここはイリノイだ(バチ)

She been askin’ to stick around, she don’t know it yet (Know it)
彼女はずっと一緒にいたがってる、まだ気づいていないが

She got back and a pretty smile, shawty14shawty
[スラング]「(魅力的な)女性」を指すスラング。南部英語の “shorty”(背の低い子)から転じ、ヒップホップで若い魅力的な女性を指す呼び方として広まった
poison (Eh, eh)

彼女は後ろ姿と可愛い笑顔を持ってる、ショーティーは毒だ

She gon’ play with your emotions, now you broken (What?)
彼女はお前の感情をもてあそぶ、今お前はボロボロだ

Type of girl they goin’ broke15goin’ broke
[慣用句]「破産する、一文無しになる」という意。”go broke”(破産する、お金を使い果たす)の進行形。ここでは彼女のために全財産を使い果たしてしまうという意味
for, got ‘em broken

奴らが破産するタイプの女、奴らをボロボロにした

They got tendencies to talk bits to you, don’t hear ‘em
奴らはお前にくだらないことを話す傾向がある、聞くな

I put tennises16tennises
[名詞][スラング]「テニスブレスレット」という意。ダイヤモンドをびっしりと連ねた高級ブレスレット。1987年のテニス全米オープンでクリス・エバートが試合中にブレスレットを落としたことで「テニスブレスレット」と呼ばれるようになった
on both wrists, rings both hands (Tennis, yeah)

両手首にテニスブレスレット、両手に指輪(テニス、そう)

Know the truth, I’m just over it17over it
[慣用句]「それを乗り越えた、もうどうでもいい」という意。”get over it”(乗り越える)の “over” で、問題や感情的なしがらみをすでに超えた状態を指す
, y’all don’t understand

真実を知ってる、俺はもうそれを超えた、お前らにはわからない

Next to me, you niggas soda cans in the Grand Canyon18soda cans in the Grand Canyon
[比喩]「グランドキャニオンの中のソーダ缶」という意。グランドキャニオンは全長約450km・深さ約1,800mに及ぶ巨大な渓谷で、その中に置かれたソーダ缶は取るに足らない存在。俺の隣では奴らはちっぽけすぎて比較にもならないという表現
(What?)

俺の隣に立てば、お前らはグランドキャニオンのソーダ缶だ(なに?)



Writer(s): Kanye West, Nine Vicious, Sheffmade, Quentin Miller

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以上です、いかがでしたでしょうか!


以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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関連リンク

Kanye West – THIS A MUST (Official Video)

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