今回の曲のタイトルは、「You Raise Me Up」です。直訳すると、「あなたは私を高めてくれる」です。
Celtic Woman(ケルティック・ウーマン)は、2004年にアイルランドのダブリンで結成された女性音楽グループです。2005年にリリースしたデビューアルバム「Celtic Woman」にこの曲が収録され、同アルバムはビルボードのワールドミュージックチャートで1位を獲得し、世界的な注目を集めました。「You Raise Me Up」はもともとノルウェーの作曲家ロルフ・ラブランとアイルランドの作詞家ブレンダン・グラハムによって作られ、2001年にシークレット・ガーデンが初めて録音した楽曲です。ケルティックの伝統的なサウンドとインスピレーショナルなテーマを融合させたこのグループの歌声は、原曲にさらなる神聖さと温かみをもたらしています。
【直訳のポイント】タイトルの “raise up” は「持ち上げる」が直訳ですが、この曲では精神的に高め、奮い立たせてくれるというニュアンスで使われているため、そのニュアンスを意識して訳しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
You Raise Me Up – Celtic Woman
[Verse]
When I am down1down
[形・口語]「下」の転義で「気分が落ち込んでいる、意気消沈している」の意。 and, oh my soul, so weary
落ち込んで、ああ魂よ、こんなにも疲れ果てているとき
When troubles come and my heart burdened be2burdened be
[詩語・倒置]通常語順は “be burdened”(重荷を負わされる)。詩的な語順倒置により動詞句が文末に置かれた形。
苦難が訪れ、心が重く沈むとき
Then I am still and wait here in the silence
そのときわたしはただじっと、静寂の中でここに待ちわびる
Until you come and sit awhile with me
あなたが来て、しばらくそばに座ってくれるまで
[Chorus]
You raise me up3raise me up
[句動詞]「持ち上げる」→ 励ます・奮い立たせる・より高みへ導くという比喩的な意味で使われるイディオム。, so I can stand on mountains
あなたが私を奮い立たせてくれるから、山の頂に立つことができる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたが私を高めてくれるから、嵐の海の上でも歩いていける
I am strong when I am on your shoulders
あなたの肩の上にいるとき、私は強くなれる
You raise me up to more than I can be
あなたのおかげで、ひとりでは届かない自分を超えられる
[Chorus]
You raise me up4raise me up
[句動詞]「持ち上げる」→ 精神的・霊的に人を「高める・奮い立たせる」意で用いるイディオム。, so I can stand on mountains
あなたが私を奮い立たせてくれるから、山々の頂に立てる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたが私を高め、嵐の海を歩かせてくれる
I am strong when I am on your shoulders
あなたの肩の上にいるとき、私は強くなれる
You raise me up to more than I can be
あなたは私を、ひとりでは届かない高みへと引き上げてくれる
[Chorus]
You raise me up5raise me up
[句動詞]「持ち上げる」→「励ます・力を与える・高みへ導く」という精神的な支えを意味するイディオム。, so I can stand on mountains
あなたが私を高みへ導いてくれるから、山の頂に立てる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたが支えてくれるから、嵐の海を歩ける
I am strong when I am on your shoulders
あなたの肩に支えられているとき、私は強くなれる
You raise me up to more than I can be6more than I can be
[慣用表現]「自分だけではなれない存在以上のもの」→ 自力では到達できない高みへ引き上げられることを表す。
あなたが私を、自分自身を超えた存在へと高めてくれる
[Chorus]
You raise me up7raise me up
[句動詞]「持ち上げる」→「励ます・奮い立たせる」という精神的な高揚を表すイディオム。, so I can stand on mountains
あなたが私を奮い立たせてくれるから、山の頂きに立てる
You raise me up to walk on stormy seas
荒れ狂う海の上を歩けるように、あなたが私を引き上げてくれる
I am strong when I am on your shoulders
あなたの肩に支えられているとき、私は強くいられる
You raise me up to more than I can be8more than I can be
[表現]「自分がなれる以上のもの」→ひとりの力では到底届かない可能性の高みを指す表現。
あなたが私を、自分ひとりでは届かない場所まで高めてくれる
[Outro]
You raise9raise
[句動詞]「持ち上げる」→ここでは「(人を)鼓舞する・高める」という比喩的な意味。 me up to more than I can be
あなたが私を奮い立たせ、自分以上の存在にしてくれる
Writer(s): Rolf Løvland, Brendan Graham
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「You Raise Me Up」はどんな曲ですか?ケルティック・ウーマンのバージョンについて教えてください。
「You Raise Me Up」はノルウェーのデュオ・Secret Gardenが2001年にリリースした楽曲で、作詞はブレンダン・グラハム、作曲はロルフ・ロヴランが手がけました。ケルティック・ウーマンは2005年のデビューアルバム「Celtic Woman」でこの曲をカバーし、アイルランドやアメリカのチャートで高い注目を集め、彼女たちの名を世界に知らしめる代表曲のひとつとなりました。歌詞のテーマは、大切な誰かの存在によって自分が奮い立ち、どんな試練も乗り越えられるという、普遍的な愛と勇気の物語です。
サビの「You raise me up」というフレーズには、どんな意味が込められているのですか?
「raise someone up」を直訳すると「誰かを持ち上げる」ですが、この曲では「心を奮い立たせる」「より高みへと導いてくれる」という深い精神的なニュアンスで使われています。日常英会話でも “You raised my spirits!(元気づけてくれてありがとう!)” のように、誰かに勇気や希望を与えてもらったときの表現として自然に使えるフレーズです。シンプルな言葉ながら、聴くたびに胸に響くのは、この普遍的な意味の豊かさゆえでしょう。
「When I am down and, oh my soul, so weary」に出てくる “weary” はどんな言葉ですか?
「weary」は単なる “tired(疲れた)” よりもずっと重みのある言葉で、「心身ともにくたびれ果てた」「もう気力も体力も残っていない」という極度の消耗感を表します。さらに “oh my soul(ああ、わが魂よ)” と魂に呼びかけることで、体だけでなく存在そのものが疲弊しているという、詩的でドラマチックな表現になっています。日本語で言えば「もう何もかもが限界で、魂まで疲れ切ってしまった…」という深いため息のような感覚に近いですね。
「To walk on stormy seas」という歌詞は、どんな比喩として理解すればよいですか?
「stormy seas(嵐の海)」は人生の苦難や試練を海の嵐に例えた比喩(メタファー)で、英語の詩や文学でも古くから使われてきた表現です。「その荒れ狂う海の上を歩く」という描写は、誰かの支えがあれば不可能に思えることさえ成し遂げられるという奇跡的な強さを示しています。また、聖書の「水の上を歩く」という場面とも重なり、信仰や愛の力が人を超人的な領域へ引き上げてくれるという、スピリチュアルな余韻も漂う、この曲でもっとも印象的なフレーズのひとつです。
関連リンク
You Raise Me Up – Celtic Woman (Official Video)
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