【歌詞和訳】Can’t Hold Us – Macklemore & Ryan Lewis

今回の曲のタイトルは、「Can’t Hold Us」です。
直訳すると、「俺たちを抑えることはできない」です。

Macklemore & Ryan Lewisがフィーチャリングにカナダ人シンガーRay Daltonを迎えた2011年のヒップホップ曲で、2013年に全米Hot 100で1位を獲得しました。インディペンデントアーティストとして大成功を収めたMacklemoreの信念と情熱を歌った楽曲で、Spotifyの歴代最多ストリーミング曲のひとつです。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Can’t Hold Us – Macklemore & Ryan Lewis ft. Ray Dalton

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[Intro: Macklemore]
Hey, hey, hey
ヘイ、ヘイ、ヘイ

Good to see you
会えてよかった

Come on, dude, let’s go
さあ、行くぞ

Yeah, let’s go
そう、行こう

Hahaha, alright
ははは、よし

Alright, okay
よし、おけ

Uh, alright, okay
ああ、よし、おけ

Alright, okay
よし、おけ



[Verse 1: Macklemore]
Return of the Mack1Return of the Mack
[固有名詞]イギリスのR&Bシンガー、Mark Morrisonの1996年の大ヒット曲タイトル。「Mack」はMacklemoreのニックネームでもあるため、「Macklemoreの帰還」という意味も掛けている

マックの帰還

Get ‘em; what it is? What it does? What it is? What it isn’t?
やっちまえ;これは何だ?これは何をする?これは何だ?これは何じゃない?

Looking for a better way to get up outta bed
ベッドから起き上がるいい方法を探している

Instead of getting on the Internet
ネットに繋ぐ代わりに

And checking on who hit me, get up
誰からメッセージが来たか確認するんじゃなくて、起き上がれ

Thrift shop,2Thrift shop
[固有名詞]「古着屋、リサイクルショップ」のこと。Macklemore & Ryan Lewisの2012年の大ヒット曲「Thrift Shop」への自己言及
pimp-strut3pimp-strut
[動詞/名詞]「ピンプのように威風堂々と歩く」という意。「pimp」(ヒモ、ポン引き)が大股でゆっくり歩く様子から転じて、「自信たっぷりに堂々と歩く」というスラング表現
walkin’

古着屋、威風堂々と歩く

Little bit of humble,4humble
[形容詞]「謙虚な、控えめな」という意。ラテン語「humilis」(地面に近い)が語源。ここでは謙虚さと慎重さのバランスを保っているというニュアンス
little bit of cautious5cautious
[形容詞]「慎重な、用心深い」という意。「caution」(注意)の形容詞形

少し謙虚に、少し慎重に

Somewhere between like Rocky6Rocky
[固有名詞]1976年公開のアメリカ映画。Sylvester Stallone演じるボクサー、Rocky Balboaが主人公。努力と根性で逆境を乗り越える象徴的キャラクター
and Cosby7Cosby
[固有名詞]1984年から1992年まで放映されたアメリカのシットコム『The Cosby Show』のビル・コスビーのこと。知性的でユーモアあふれるイメージを指している

ロッキーとコスビーの間くらい

Sweater game, nope, nope, y’all can’t copy,8y’all
[代名詞]「you all」の短縮形。アメリカ南部・黒人英語(AAVE)で「あなたたち、みんな」を指す口語表現
yeah

セーターのファッション、無理、無理、お前らには真似できない、そう

Bad, moonwalking,9moonwalking
[名詞/動詞]マイケル・ジャクソンが有名にしたダンスムーブ「ムーンウォーク」のこと。前に進んでいるように見えながら実際は後退する独特のステップ。ここでは自信を持って踊る様子を表す
this here is our party

最高だ、ムーンウォークする、ここは俺たちのパーティーだ

My posse’s10posse
[名詞]「仲間、チーム、取り巻き」という意のスラング。元々は「保安官が追跡のために集めた民兵集団」を指す言葉だが、ヒップホップ文化で「仲間・グループ」を指すようになった
been on Broadway, and we did it our way

俺の仲間たちはブロードウェイに出た、そして自分たちのやり方でやった

Grown music,11grown
[形容詞]「大人の、成熟した」という意のスラング。「grown music」は「子供向けではない、大人が聴く本格的な音楽」というニュアンス
I shed my skin12shed my skin
[慣用句]「脱皮する、古い自分を脱ぎ捨てる」という意。蛇が脱皮するように古い自分から生まれ変わることを表す比喩表現
and put my bones

大人の音楽だ、古い自分を脱ぎ捨て、全力を注いだ

Into everything I record to it and yet I’m on
録音するものすべてに、それでも俺は前進し続ける

Let that stage light go and shine on down
ステージライトよ、輝き続けてくれ

Got that Bob Barker13Bob Barker
[固有名詞]アメリカの人気ゲームショー『The Price Is Right』の長年の司会者(1972〜2007年)。白いスーツがトレードマークで、親しみやすくスタイリッシュなイメージ
suit game and Plinko14Plinko
[固有名詞]『The Price Is Right』のゲームコーナーの名前。チップを上から落として下のスロットに入れるゲームで、偶然性と興奮を組み合わせた人気コーナー。ここでは「予測不能で面白いスタイル」という意味で使われている
in my style

ボブ・バーカーのスーツのような存在感、プリンコのように予測不能なスタイルを持ってる

Money, stay on my craft15craft
[名詞]「(職人的な)技術、芸術的技巧」という意。単なるスキルではなく、長年磨き上げた熟練の技を指す
and stick around for those pounds16pounds
[名詞]英国の通貨単位「ポンド」のこと。ここでは「お金・収益」の象徴として使われている

お金よ、俺の技術に付き合ってくれ、稼ぎのためにそこにいてくれ

But I do that to pass the torch17pass the torch
[慣用句]「(権限・責任・精神を)引き継ぐ、後継者に渡す」という意。古代ギリシャのオリンピックで松明(たいまつ)を次のランナーに渡したことが語源
and put on for my town18put on for
[慣用句]「〜のために代表する、〜を誇らしく示す」という意のスラング。自分の出身地・コミュニティのために頑張ることを指すヒップホップ表現

でもそれは(精神を)後継者に渡し、自分の街を背負って代表するためだ

Trust me on my I-N-D-E-P-E-N-D-E-N-T shit, hustlin’19hustlin’
[動詞]「必死に働く、稼ぐために精力的に動く」という意のスラング。「hustle」は本来「押しのける」という意味だが、ヒップホップ文化で「懸命に働いて稼ぐ」を指す

信じてくれ、俺のインディペンデントなスタイルを、必死に稼いでいる

Chasing dreams since I was fourteen
14歳から夢を追いかけてきた

With the four-track,20four-track
[名詞]「4トラックレコーダー」のこと。4つの音声トラックを同時に録音できる簡易録音機材。プロのスタジオに行けない若手アーティストが自宅録音に使う機材の代名詞
bussin’21bussin’
[動詞]「最高にいい、すごい」という意のスラング。本来は「バスに乗っている、運転する」という意味だが、ここでは「クオリティの高い音楽を作り続けている」というニュアンス

4トラックレコーダーで、ぶちかましながら

Halfway ‘cross that city with the back (Back) pack (Pack), fat (Fat) cat (Cat), crushin’
バックパックを背負って街の半分を横切り、でかい猫のように、突き進む

Labels out here, now they can’t tell me nothin’ (Hey, hey, hey)
レーベルどもよ、もう俺に何も言えない(ヘイ、ヘイ、ヘイ)

We give that to the people, spread it across the country (Hey, hey, hey, oh)
俺たちはそれを人々に届け、全国に広める(ヘイ、ヘイ、ヘイ、オー)

Labels out here, now they can’t tell me nothin’ (Hey, hey, hey)
レーベルどもよ、もう俺に何も言えない(ヘイ、ヘイ、ヘイ)

We give it to the people, spread it across the country (Hey, hey, hey, oh)
俺たちはそれを人々に届け、全国に広める(ヘイ、ヘイ、ヘイ、オー)




[Chorus: Ray Dalton]
Can we go back? This is the moment
戻れる?これがその瞬間だ

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける

So we put our hands up
だから俺たちは手を挙げる

Like the ceiling can’t hold us22the ceiling can’t hold us
[慣用句]「天井が俺たちを抑えられない」という意。「ceiling」は「天井」で、転じて「上限、限界」を意味する。「ceiling can’t hold us」で「限界は存在しない、どこまでも上に行ける」というメッセージ

天井(限界)が俺たちを抑えられないように

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Can we go back? This is the moment
戻れる?これがその瞬間だ

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける

So we put our hands up
だから俺たちは手を挙げる

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように



[Verse 2: Macklemore]
Now, can I kick it?23can I kick it
[慣用句]「始めていいか?かまわないか?」という意のスラング。A Tribe Called Questの1990年の楽曲「Can I Kick It?」へのオマージュでもある
Thank you

さて、始めていいか?ありがとう

Yeah, I’m so damn grateful24grateful
[形容詞]「感謝している、ありがたく思う」という意。「grace」(恩恵)が語源

そう、本当に感謝している

I grew up really wanting gold fronts25gold fronts
[名詞]「ゴールドグリルズ(金歯のグリル)」のこと。前歯に被せる金製の装飾品。ヒップホップ・ラップ文化において富・ステータスの象徴とされる

俺は本当にゴールドグリルズが欲しくて育った

But that’s what you get when Wu-Tang26Wu-Tang
[固有名詞]1992年にニューヨークで結成された伝説的ヒップホップグループ「Wu-Tang Clan」のこと。RZA、GZA、Method Man、Raekwonなど9人のMCで構成される。ハードコアなラップスタイルとストリート文化の象徴
raised you

でもそれがウータン・クランに育てられた結果だ

Y’all can’t stop me
お前らには俺を止められない

Go hard27go hard
[慣用句]「全力でやる、手を抜かない」という意のスラング。最大限の努力を惜しまない態度を表す
like I got a 80828808
[固有名詞]Roland社の「TR-808」という伝説的なドラムマシンのこと。ヒップホップ・エレクトロミュージックに欠かせないベースの重低音(特にキックドラム)の代名詞として使われる
in my heartbeat

心臓に808ドラムマシンが入っているように全力でいく

And I’m eating at the beat like you gave a little speed
ビートを食らいつくように、少しスピードを与えたかのように

To a great white shark29great white shark
[名詞]「ホオジロザメ」のこと。体長最大6メートルにもなる世界最大級の肉食サメ。ここでは「大型の獰猛な捕食者」の象徴として使われている
on Shark Week,30Shark Week
[固有名詞]アメリカのケーブルテレビ局Discoveryが毎年夏に放送するサメ特集番組の週。1988年から続く名物番組
raw

シャーク・ウィークのホオジロザメに与えたような、生のまま

Time to go off,31go off
[慣用句]「爆発する、全力で炸裂する」という意のスラング。「go off」は「(爆弾・警報が)作動する」という意味から転じて、「すごいパフォーマンスをする、本気を出す」を指す
I’m gone

炸裂する時が来た、俺は行く

Deuces,32deuces
[感嘆詞]「じゃあな、バイバイ」という意のスラング。指でVサイン(2本指)を作る別れの挨拶から来た表現。「peace」と同じような意味合いで使われる
goodbye, I got a world to see

じゃあな、さよなら、俺には見るべき世界がある

And my girl, she wanna see Rome
そして俺の彼女はローマを見たいと思っている

Caesar’ll33Caesar
[固有名詞]古代ローマの独裁官ユリウス・カエサル(Julius Caesar)のこと。強力なリーダーシップと支配力の象徴。ここでは「本物のカリスマが信者を生む」というニュアンス
make you a believer

シーザーがお前を信者にしてみせる

Nah, I never ever did it for a throne34throne
[名詞]「玉座、権力の座」という意。「for a throne」で「地位や名声のために」というニュアンス

いや、俺は権力の座のためにやったことは一度もない

That validation35validation
[名詞]「承認、認証、価値の確認」という意。自分の行為や存在が正しいと認められること。ここでは「他者からの承認」を指す
comes from giving it back to the people

その価値は人々に返すことで生まれる

Now, sing a song, and it goes like
さあ、歌を歌え、こんな感じで

Raise those hands, this is our party (Hey, hey, hey)
手を挙げろ、ここは俺たちのパーティーだ(ヘイ、ヘイ、ヘイ)

We came here to live life like nobody was watching (Hey, hey, hey, oh)
誰も見ていないかのように生きるためにここに来た(ヘイ、ヘイ、ヘイ、オー)

I got my city right behind me, if I fall, they got me (Hey, hey, hey)
俺の街が後ろについている、転んだとしても彼らが支えてくれる(ヘイ、ヘイ、ヘイ)

Learn from that failure, gain humility36humility
[名詞]「謙虚さ、謙遜」という意。ラテン語「humilitas」(地に足のついた)が語源。「humble」の名詞形
(Hey, hey, hey)

失敗から学び、謙虚さを得る(ヘイ、ヘイ、ヘイ)

And then we keep marching, I said
そして俺たちは歩み続ける、そう言った



[Chorus: Ray Dalton]
Can we go back? This is the moment
戻れる?これがその瞬間だ

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける

So we put our hands up
だから俺たちは手を挙げる

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Can we go back? This is the moment
戻れる?これがその瞬間だ

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける

So we put our hands up
だから俺たちは手を挙げる

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように




[Bridge: Ray Dalton and Macklemore]
Let’s go
行こう

Na, na, na-na, na, na-na, na (Uh-huh)

Hey (And all my people sing)
ヘイ(俺の仲間みんな歌え)

Na, na, na-na, na, na-na, na (Hey, hey, that’s right)

Hey (Here we go, all right, uh)
ヘイ(さあ行こう、よし)

And all my people sing
俺の仲間みんな歌え

Na, na, na-na, na, na-na, na (You do it, Ray)

Oh (Ha-ha, let’s go)
オー(はは、行こう)

And all my people sing
俺の仲間みんな歌え

Na, na, na-na, na, na-na, na

Mackle-uh, uh, uh, uh, more
マックル——ア、ア、ア——モア



[Chorus: Ray Dalton]
Can we go back? This is the moment
戻れる?これがその瞬間だ

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける

So we put our hands up
だから俺たちは手を挙げる

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Like the ceiling can’t hold us
天井が俺たちを抑えられないように

Can we go back? This is the moment (Ooh)
戻れる?これがその瞬間だ(ウー)

Tonight is the night, we’ll fight ‘til it’s over (Ooh)
今夜がその夜、終わるまで戦い続ける(ウー)

So we put our hands up (Ooh)
だから俺たちは手を挙げる(ウー)

Like the ceiling can’t hold us (Ooh)
天井が俺たちを抑えられないように(ウー)

Like the ceiling can’t hold us (Ooh)
天井が俺たちを抑えられないように(ウー)



Writer(s): Macklemore, Ryan Lewis, Ray Dalton, Joshua Karp

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以上です、いかがでしたでしょうか!


以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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