【歌詞和訳】This Is Me – Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble

今回の曲のタイトルは、「This Is Me」です。直訳すると、「これが私です」です。

「This Is Me」は、2017年に公開されたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman)』のサウンドトラック収録曲です。主にキアラ・セトル(Keala Settle)が歌唱を担当しており、彼女はハワイ出身のアメリカ人女優・歌手で、劇中では「ひげを生やした女性」レティ・ルーシー役を演じています。作詞・作曲はベンジ・パセック(Benj Pasek)とジャスティン・ポール(Justin Paul)が手がけ、サウンドトラックアルバムは2017年12月にリリースされました。この曲は第75回ゴールデングローブ賞で最優秀オリジナル楽曲賞を受賞し、第90回アカデミー賞でも同賞にノミネートされるなど高い評価を受けました。ポップとシアター・ミュージックを融合させたパワーバラードで、自己受容と「ありのままの自分」を誇り高く肯定する、解放的なアンセムとなっています。

【直訳のポイント】曲中の”I make no apologies, this is me”というフレーズは「私は何も謝らない、これが私だ」と直訳しました。謝罪を拒み、自分自身であることを宣言する力強い言葉で、楽曲の核となるメッセージを凝縮しています。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


This Is Me – Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble

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[Verse 1]
I am not a stranger to1a stranger to
[イディオム]「〜に縁のない者」の意。be not a stranger to で「〜をよく知っている・慣れ親しんでいる」という逆説的表現。
the dark

私は暗闇に慣れ親しんでいる

“Hide away,” they say
「隠れていろ」と彼らは言う

“‘Cause we don’t want your broken parts”
「お前の壊れた部分なんていらないから」

I’ve learned to be ashamed of all my scars
私は自分の傷跡すべてを恥じることを学んできた

“Run away,” they say
「逃げ去れ」と彼らは言う

“No one’ll love you as you are”
「そのままのお前を愛する者などいない」


[Pre-Chorus]
But I won’t let them break me down2break…down
[句動詞]「壊す+下へ」→ 精神的・肉体的に完全に崩壊させる・屈服させること。
to dust

でも、奴らに打ち砕かれるつもりはない

I know that there’s a place for us
私たちの居場所が、きっとあると信じている

For3For
[接続詞・文語]前置詞ではなく接続詞として「なぜなら〜だから」の意。詩・古語に多用される格調ある表現。
we are glorious

なぜなら、私たちは輝く存在だから


[Chorus]
When the sharpest words wanna cut me down4cut me down
[句動詞]「切り倒す」→ 人を打ちのめす・傷つけることを表すイディオム。

鋭い言葉が私を打ちのめそうとするとき

I’m gonna send a flood, gonna drown ‘em out5drown ‘em out
[句動詞]「溺れさせる」→ 批判や声を圧倒して黙らせることを意味するイディオム。

洪水を起こして、その声をかき消してやる

I am brave, I am bruised
私は勇敢で、傷だらけだけど

I am who I’m meant to be6meant to be
[イディオム]mean(意図する)の受動態。「〜であることが運命づけられている」=「自分がなるべき・あるべき存在」を表す。
, this is me

私は自分がなるべき存在、これが私

Look out7Look out
[句動詞]単なる「見ろ」ではなく、「覚悟しろ・注意しろ」という警告。ここでは「見ていろ、私がやって来る」という強気な宣言のニュアンス。
‘cause here I come

覚悟して、私がやって来る

And I’m marchin’ on8marchin’ on
[句動詞]「march on」=困難にめげず前へ進み続けることを表すイディオム。
to the beat I drum

自分が刻むリズムに乗って、前へと進んでいく

I’m not scared to be seen
見られることを恐れない

I make no apologies, this is me
何も謝らない、これが私





[Post-Chorus]
(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

Oh-oh-oh (Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh)
オー・オー・オー(オー・オー・オー、オー・オー・オー、オー、オー)


[Verse 2]
Another round of bullets hits my skin
また弾丸が肌に降り注ぐ

Well, fire away9fire away
[句動詞]「撃ち放て」→「やれるだけやってみろ」という挑発・強がりの表現。銃撃の意と「かかってこい」というイディオムを兼ねる。
‘cause today

さあ、撃ってくるがいい、だって今日は

I won’t let the shame sink in10sink in
[句動詞]「沈み込む」→ 感情や事実が心の内側に浸透・定着することを表すイディオム。

恥が心に染み込むのを許さない

We are burstin’ through the barricades
私たちはバリケードを突き破る

And reachin’ for the sun (We are warriors)
そして太陽へと手を伸ばしながら(私たちは戦士)

Yeah, that’s what we’ve become (Yeah, that’s what we’ve become)
そう、それが今の私たちの姿(そう、それが今の私たちの姿)


[Pre-Chorus]
I won’t let them break me down11break down
[句動詞]「壊す・分解する」→ ここでは人を精神的・肉体的に打ちのめし、屈服させることを意味するイディオム。
to dust

奴らに私を塵へと砕かせるものか

I know that there’s a place for us
私たちの居場所が、きっとあると知っている

For12For
[接]「〜のために」ではなく「なぜなら〜だから」を意味する文語・詩語的な接続詞。because に近い用法。
we are glorious

なぜなら、私たちは輝かしい存在なのだから





[Chorus]
When the sharpest words wanna cut me down13cut me down
[句動詞]「切り倒す」→ 批判・侮辱で人の自信を打ち砕くという意味のイディオム。

鋭い言葉が私を打ち砕こうとするとき

I’m gonna send a flood, gonna drown ‘em out14drown ‘em out
[句動詞]「溺れさせる」→ 声や存在を圧倒して完全に黙らせるという意味のイディオム。

洪水を送り込んで、奴らの声を飲み込んでやる

I am brave, I am bruised
私は勇敢で、傷だらけ

I am who I’m meant to be15meant to be
[助動詞句]mean の受動態過去分詞形。「〜であるよう運命づけられている・あるべき存在だ」という意味のイディオム。
, this is me

私はあるべき自分、これが私

Look out16Look out
[間投詞]「外を見る」ではなく「覚悟しろ・気をつけろ」という警告・宣言の慣用表現。
‘cause here I come

覚悟して、私がやってくる

And I’m marchin’ on to the beat I drum17marchin’ on to the beat I drum
[慣用句]”march to the beat of one’s own drum”(自分だけのリズムで進む=他人に従わず自分の道を行く)というイディオムの変形。

自分だけのリズムを刻んで、前へ進んでいく

I’m not scared to be seen
見られることを恐れない

I make no apologies, this is me
謝罪なんてしない、これが私


[Post-Chorus]
(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

Oh-oh-oh (Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh)
オー・オー・オー(オー・オー・オー、オー・オー・オー、オー、オー)

(This is me)
(これが私)





[Bridge]
(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

And I know that I deserve your love
あなたの愛を受けるにふさわしいと、私には分かってる

(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オー・オー・オー・オー、オー・オー・オー・オー)

There’s nothin’ I’m not worthy18worthy
[形]「ふさわしい、値する」。「nothin’ I’m not worthy of」は二重否定(double negative)で「ふさわしくないものは何もない」=「すべてにふさわしい」という強い自己肯定を表す。
of

私にふさわしくないものなど、何もない

(Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh)
(オー・オー・オー、オー・オー・オー、オー・オー・オー、オー、オー)


[Chorus]
When the sharpest words wanna cut me down19cut me down
[句動詞]「切り倒す」→ 言葉や批判で気力を削ぎ、打ちのめすことを意味するイディオム。

最も鋭い言葉が私を打ちのめそうとするとき

I’m gonna send a flood, gonna drown ‘em out20drown ‘em out
[句動詞]「drown out」で音や声を圧倒してかき消すことを意味するイディオム。

洪水を解き放ち、あいつらの声をかき消してやる

This is brave, this is bruised
これが勇気、これが傷ついた姿

This is who I’m meant to be, this is me
これが私のあるべき姿、これが私

Look out ‘cause here I come (Look out ‘cause here I come)
気をつけて、私が来るから(気をつけて、私が来るから)

And I’m marchin’ on to the beat I drum21drum
[動]名詞「ドラム」からの転用で「リズムを打ち鳴らす」という動詞として機能する。
(Marchin’ on, marchin’, marchin’ on; to the beat I drum)

自分が刻むビートに乗って前へ進む(前へ、前へ、前へ;自分が刻むビートに乗って)

I’m not scared to be seen
見られることを恐れない

I make no apologies22make no apologies
[イディオム]「一切謝罪しない」→ 自分のあり方を恥じず、堂々と生きるという強い自己肯定を表す慣用表現。
, this is me

一切謝るつもりはない、これが私


[Outro]
(Whenever the words wanna cut me down23cut me down
[句動詞]「切り倒す」→ 言葉で人を傷つける・打ちのめすことを表すイディオム。
)

(言葉が私を打ちのめそうとするたびに)

(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オーオーオーオー、オーオーオーオー)

Oh, oh-oh, oh-oh (I’ll send the flood to drown them out24drown out
[句動詞]「溺れさせる」→ 声や存在を圧倒して完全に消し去ることを意味するイディオム。
)

オー、オーオー、オーオー(洪水を送り込んで、奴らをかき消してやる)

(Oh-oh-oh-oh, oh-oh-oh-oh)
(オーオーオーオー、オーオーオーオー)

I’m gonna send a flood
洪水を送り込んでやる

Gonna drown them out, ah
奴らをかき消してやる、あぁ

(Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh)
(オーオーオー、オーオーオー、オーオーオー、オー、オー)

This is me
これが私だ



Writer(s): Benj Pasek, Justin Paul, The Greatest Showman

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「This Is Me」はどんな曲ですか?

「This Is Me」は、2017年に公開されたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラックとして同年にリリースされた楽曲で、キーアラ・セトルがグレイテスト・ショーマン・アンサンブルと共に歌っています。この曲はゴールデングローブ賞の最優秀オリジナル楽曲賞を受賞し、アカデミー賞同賞にもノミネートされるなど、高い評価を獲得しました。世界各国のチャートで上位にランクインし、映画の枠を超えて愛されるパワフルなアンセムとなっています。

この曲はどんなテーマを歌っていますか?

「This Is Me」は、ポップ・ミュージカルのジャンルに属する、自己受容と自己肯定をテーマにした感動的なアンセムです。社会から傷つけられ、排除されてきた人々が、自分の姿をそのまま誇りをもって受け入れ、堂々と生きることを高らかに宣言する内容となっています。傷や痛みを隠すのではなく、それさえも自分の一部として輝かせようとする力強いメッセージが、聴く人に深い感動と勇気を与えます。

歌詞の中で特徴的な英語表現を教えてください。

歌詞の冒頭に登場する「I am not a stranger to the dark」というフレーズが印象的です。直訳すると「私は闇とは無縁ではない」となりますが、これは「これまで何度も苦しみや孤独を経験してきた」という意味を持ちます。”stranger to ~”は「~を知らない人・~に不慣れな人」という慣用表現で、否定形にすることで「闇(=困難・差別・痛み)を身をもって知っている」という、主人公たちの深い傷の歴史を端的に表した、非常に詩的な一文です。

この曲を書いたのは誰ですか?

「This Is Me」は、ベンジ・パセク(Benj Pasek)とジャスティン・ポール(Justin Paul)、通称「パセク・アンド・ポール」によって書かれました。二人はブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』でトニー賞を受賞するなど、現代ミュージカル界を代表する作詞作曲家コンビです。彼らが手がけた『グレイテスト・ショーマン』は、19世紀アメリカの伝説的なサーカス興行師P・T・バーナムの生涯をヒュー・ジャックマン主演で描いたミュージカル映画で、そのサウンドトラック全体が世界的な大ヒットを記録しました。

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関連リンク

This Is Me – Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble (Official Video)

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