今回の曲のタイトルは、「Welcome to the Party」です。直訳すると、「パーティーへようこそ」です。
Lil Pump(本名:Gazzy Garcia)は、2000年にフロリダ州マイアミで生まれたアメリカのラッパーです。2017年のデビューシングル「GUCCI GANG」がビルボード「Hot 100」で3位を記録し、プラチナ認定を受けて一躍スターダムにのし上がりました。「Welcome to the Party」は2018年公開の映画『デッドプール2』のサウンドトラックとしてリリースされた楽曲で、同年のサントラアルバム『The Music of Deadpool 2』に収録されています。トラップを基調とした攻撃的なビートと、無敵感あふれるリリックが特徴的で、Lil Pumpの破天荒なパーソナリティをそのまま体現したような仕上がりとなっています。
【直訳のポイント】タイトルにある”party”は「パーティー」とそのまま訳せますが、歌詞の中では単なる宴会にとどまらず、自分たちの流儀や独自の世界観そのものを指すスラング的なニュアンスが強く、文脈に応じて訳し分けました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Welcome to the Party – Lil Pump
[Intro]
I can’t, ouu
もう無理だ、ウー
I can’t feel my body1can’t feel my body
[句・俗語]「体を感じられない」→ 薬物や酒で酩酊し、感覚が完全に麻痺した状態を表すヒップホップスラング。, chyeah (brrt)
体の感覚がない、イェー(ブルルル)
Ouu, Lil Pump2Lil Pump
[固有名詞]アメリカのラッパー(本名:Gazzy Garcia)。この曲のアーティスト本人が自分の名前を叫ぶ、自己紹介的な掛け声。 (chyeah)
ウー、リル・パンプ(イェー)
Ouu, ouu (brrt)
ウー、ウー(ブルルル)
Ouu, ouu, chyeah
ウー、ウー、イェー
Ouu, ouu
ウー、ウー
[Chorus]
I can’t feel my body, ‘cause I pop3pop
[動・俗語]錠剤などを口に放り込んで飲む動作を指すスラング。 a lot of molly4molly
[名・俗語]MDMA(合成麻薬エクスタシー)の俗称。 (molly)
体の感覚がない、モーリーをがんがん飲んでるから(モーリー)
Welcome to the party, welcome to the drug party (ouu)
パーティーへようこそ、ドラッグパーティーへようこそ(ウー)
Got a lotta thotties5thotties
[名・俗語]THOT(”That Hoe Over There”の略)の複数形。性的に奔放な女性を指すAAVEスラング。, yeah, I fuck a lot of thotties (esskeetit6esskeetit
[感・俗語]”Let’s get it”(さあやろうぜ)が訛ったラッパーLil Pumpの決め台詞。)
ビッチだらけ、そう、たくさんのビッチとヤってる(エスキーティット)
Tryna fuck shorty7shorty
[名・俗語]気になる若い女性・彼女を指すAAVEスラング。, I’m just tryna fuck shorty (ouu)
あの子とヤりたい、ただあの子とヤりたいだけ(ウー)
I can’t feel my body (no), I can’t feel my body (chyeah)
体の感覚がない(ノー)、体の感覚がない(チイェア)
I can’t feel my body (ouu), ‘cause I pop a lot of molly (molly)
体の感覚がない(ウー)、モーリーをがんがん飲んでるから(モーリー)
I can’t feel my body (ouu), ‘cause I pop a lot of molly (chyeah)
体の感覚がない(ウー)、モーリーをがんがん飲んでるから(チイェア)
Welcome to the party, welcome to the drug party (ouu, chyeah)
パーティーへようこそ、ドラッグパーティーへようこそ(ウー、チイェア)
[Verse]
Welcome to the trap8trap
[名・俗語]本来「罠」の意だが、ここではドラッグの売買が行われる区域やたまり場(トラップハウス)を指す。 (ouu), got my grandma selling crack (chyeah)
ようこそトラップへ、ばあちゃんにクラックを売らせてる
I make what you make in one year sittin’ down just movin’ packs9movin’ packs
[句・俗語]「荷物を動かす」→ドラッグを売りさばくことを指すスラング。 (damn)
お前が一年かけて稼ぐ額、座ったままドラッグを売るだけで稼いでしまう
Make a bitch do jumpin’ jacks10jumpin’ jacks
[名]両手両足を開閉しながらジャンプする体操種目。 (ouu), like she was a acrobat (chyeah)
女にジャンピングジャックをやらせる、まるでアクロバットみたいに
Got these bitches lookin’ at me crazy ‘cause I got face tats11face tats
[名・俗語]”tats”は”tattoos”(タトゥー)の俗語的短縮形。face tats=顔のタトゥー。 (brrt, ouu, chyeah)
顔のタトゥーのせいで、女どもが変な目で俺を見てくる
Ouu, drip12drip
[名・俗語]ファッションやアクセサリーの華やかさ・センスを表す現代スラング(「滴り落ちる」ほど存在感が溢れる、から)。, drip, drip, I cannot go wife13wife
[動・俗語]名詞”wife”(妻)を動詞として使い「妻にする・結婚する」の意。 a bitch (no)
ドリップ全開、あんな女を嫁にするつもりはない
Drop14drop
[動・俗語]「落とす」が原義。ここでは「(大金を)使う・つぎ込む」の意。 5 million on my crib15crib
[名・俗語]「赤ちゃん用ベッド」が原義だが、転じて自分の家・部屋を指すスラング。 (chyeah), now Lil Pump is rich as shit (huh)
家に500万ドルつぎ込んだ、今やLil Pumpは超リッチだ
Ouu, and I still am on probation (ouu), pop a pill16pop a pill
[句・俗語]錠剤をポンと飲む様子から、薬(特に娯楽用ピル)を服用することを指すスラング。, I feel amazing (brrt)
まだ保護観察中なのに、ピルを飲んで最高の気分
You just broke17broke
[形・俗語]「壊れた」が原義だが、「一文無し・金がない」の意で使われるスラング。 and you just hatin’18hatin’
[動・俗語]”hating”の短縮。妬みや嫉妬から批判・悪口を言うことを指すAAVEスラング。 (ouu), all these diamonds on me skatin’19skatin’
[動・俗語]「滑っている」→ダイヤモンドが体の上で輝きながら揺れている様子を表す比喩。 (Lil Pump)
お前は金なしで嫉妬してるだけ、俺のダイヤは眩しく輝いてる
Man, I do this every day (chyeah), spend three thousand on some shades20shades
[名・俗語]サングラスを指すくだけた表現。 (huh)
毎日こんな感じ、サングラスに3,000ドル使う
I got bitches in L.A. (brrt), your boyfriend broke, his diamonds fake (chyeah)
LAにも女がいる、お前の彼氏は金なし、ダイヤも偽物
[Bridge]
Man, I got, like, 3 million dollars in jewelry
なあ、俺には300万ドル分のジュエリーがあるんだぜ
Esskeetit!21Esskeetit!
[感・俗語]Lil Pump の代名詞的掛け声。”Let’s get it!”(さあ行くぞ!やってやろうぜ!)を圧縮・変形した造語。
さあ行くぞ!
[Chorus]
I can’t feel my body, ‘cause I pop22pop
[動・俗語]「パクっと押す」イメージから転じた、錠剤を服用する(キメる)意のスラング。 a lot of molly23molly
[名・俗語]MDMA(エクスタシー)の俗称。強烈な多幸感と感覚麻痺をもたらす合成薬物。 (molly)
体の感覚がない、モリーを大量にキメてるから
Welcome to the party, welcome to the drug party (ouu)
パーティーへようこそ、ドラッグパーティーへようこそ
Got a lotta thotties24thotties
[名・俗語]「THOT(That Hoe Over There)」の複数・愛称形。不特定多数と性的関係を持つ女性を指す侮蔑的スラング。, yeah, I fuck a lot of thotties (esskeetit)
ビッチだらけだ、そうさ、俺はたくさんのビッチとヤってる
Tryna fuck shorty25shorty
[名・俗語]主にAAVEで使われる、若い女性・気になる女の子を指すスラング。, I’m just tryna fuck shorty (ouu)
あの子とヤりたい、ただあの子とヤりたいだけ
I can’t feel my body (no), I can’t feel my body (chyeah)
体の感覚がない、体の感覚がない
I can’t feel my body (ouu), ‘cause I pop a lot of molly (molly)
体の感覚がない、モリーを大量にキメてるから
I can’t feel my body (ouu), ‘cause I pop a lot of molly (chyeah)
体の感覚がない、モリーを大量にキメてるから
Welcome to the party, welcome to the drug party (ouu, chyeah)
パーティーへようこそ、ドラッグパーティーへようこそ
Writer(s): Lil Pump
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Welcome to the Party」はどんな曲ですか?
「Welcome to the Party」は、フロリダ州マイアミ出身のラッパー、Lil Pump(本名:Gazzy Garcia)によるトラップ・ヒップホップ曲です。彼のトレードマークである重低音のビートと繰り返しフックを活かしたパーティーアンセムで、享楽的なライフスタイルと高揚感を全面に押し出した内容になっています。リリース後はSoundCloudやSpotifyなどのストリーミングプラットフォームで若いリスナーを中心に再生数を伸ばし、Lil Pumpの「ムンブルラップ」スタイルの代表的な一曲として知られています。
「”can’t feel my body”」はどういう意味ですか?
直訳すると「自分の体が感じられない」ですが、これはアメリカのヒップホップやトラップで非常によく使われる表現で、パーティーで興奮しすぎている状態や、お酒・ドラッグによって感覚が麻痺している状態を大げさに表したスラングです。「自分でも制御できないくらいテンションが上がっている」というニュアンスで使われることも多く、必ずしも文字通りの意味ではありません。同様の表現はThe Weekndの「Can’t Feel My Face」などでも見られ、トラップ音楽ではほぼ定番フレーズになっています。
「”Lil Pump”」はどういう意味ですか?
これはラッパー本人のアーティスト名です。「Lil(リル)」はアメリカのヒップホップ界で古くから使われる定番プレフィックスで、「小さい・若い・かわいい」を意味する “Little” の略です。Lil Wayne、Lil Uzi Vert、Lil Baby など数えきれないほどのラッパーが使っており、一種のストリート文化における敬称・愛称のような役割を果たしています。「Pump(ポンプ)」は「ブーストする・盛り上げる」というスラング的なニュアンスも含んでおり、ステージネームとして「場を沸かせる若者」という意味合いが込められていると解釈されています。
「”pop”」はどういう意味ですか?
歌詞の文脈によって複数の意味を持つ、非常に多義的なスラングです。トラップ系の曲では「pop a pill(薬を飲む・錠剤を飲む)」の略として使われることが多く、パーティーでの過激な行動を示唆する場面がよく見られます。また「pop off(はじけるように騒ぐ・激しく盛り上がる)」という意味で使われることもあり、要するに「制限なく自由に楽しむ」というイメージです。さらに銃を撃つスラングとして使われるケースもあるため、前後の文脈をしっかり確認することが、歌詞を正確に理解するうえでとても重要です。
関連リンク
Welcome to the Party – Lil Pump (Official Video)
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