今回の曲のタイトルは、「Messy」です。直訳すると、「散らかった」です。
「Messy」は、イギリス・サウスロンドン出身のシンガーソングライター、ローラ・ヤング(Lola Young)が2024年にリリースしたシングルです。同年発表のデビューアルバム『This Wasn’t Meant for You Anyway』に収録されており、TikTokをきっかけに爆発的に広まり、UKシングルチャートで上位にランクインする大ヒットを記録しました。ソウルとR&Bをベースにしたジャンルで、感情的に消耗する複雑な恋愛関係の混乱をテーマにした楽曲です。
【直訳のポイント】タイトルの “messy” は本来「散らかった・乱雑な」を意味しますが、この曲では感情的なぐちゃぐちゃさや複雑に絡まった恋愛関係を比喩的に表しています。日本語訳では「めちゃくちゃ」や「ぐちゃぐちゃ」といった言葉を当てました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Messy – Lola Young
[Verse 1]
You know I’m impatient
あなただって知ってるでしょ、私がせっかちなこと
So why would you leave me waiting outside the station
なのになんで駅の外で待たせるの
When it was like minus four degrees?
マイナス四度もあったのに
And I, I get what you’re sayin’
そりゃ、あなたの言いたいことは分かってる
I just really don’t wanna hear it right now
ただ今は本当に聞きたくないだけ
Can you shut up for like once in your life1for once in your life
[イディオム]「人生でたった一度くらい」→ 相手がいつも期待通りに動いてくれないという苛立ちを込め、「一度でいいから」と懇願するイディオム。?
生まれて一度くらい黙ってくれない?
Listen to me
私の話を聞いて
I took your nice words of advice about
あなたの「ご親切なアドバイス」はちゃんと聞いたわ
How you think I’m gonna die lucky if I turned2turned
[動・イディオム]動詞turnに年齢を続けて「〜歳になる」の意。ここでは「三十三歳を迎えたなら」。 thirty-three
三十三歳まで生きられたら運がいいと思ってるんでしょ
Okay, so yeah, I smoke like a chimney3smoke like a chimney
[イディオム]「煙突のように吸う」→ 煙草を大量に・絶え間なく吸い続けることを表す慣用句。
まあ、確かに大量に煙草を吸ってるけどね
I’m not skinny and I pull a Britney4pull a Britney
[句動詞・文化]「〜のような振る舞いをやらかす」という慣用表現。ここでは Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)の公のメルトダウンや奇行を指し、感情的に崩れたり自暴自棄になったりすることを意味する。
私はスリムでもないのに、ブリトニーみたいなことをやらかしてしまう
Every other week
それも隔週ごとに
But cut me some slack5cut me some slack
[句動詞・イディオム]「(ロープを)緩める」から転じて「大目に見る・少し余裕を持って接する」という意味の慣用表現。, who do you want me to be?
でも大目に見てよ、私に一体誰になれっていうの?
[Chorus]
‘Cause I’m too messy, and then I’m too fucking clean
私はだらしなさすぎる、かと思えばきれいにしすぎる
You told me, “Get a job”, then you ask where the hell I’ve been
「仕事を見つけろ」と言っておいて、どこにいたんだと聞いてくる
And I’m too perfect till I open my big mouth6open my big mouth
[句動詞・慣用句]「大きな口を開ける」→「余計なことを言う・うっかり口を滑らせる」という慣用表現。
余計なことを口にするまでは、完璧すぎるくらいなのに
I want to be me, is that not allowed?
自分らしくいたい、それはいけないことなの?
And I’m too clever, and then I’m too fucking dumb
賢すぎると言われたかと思えば、馬鹿すぎるとも言われる
You hate it when I cry unless it’s that time of the month7that time of the month
[婉曲表現]「月のあの時期」→ 月経(生理)を指す婉曲的な言い回し。
私が泣いても嫌がるくせに、生理のときだけは別らしい
And I’m too perfect till I show you that I’m not
そうじゃないところを見せるまでは、完璧すぎるくらいなのに
A thousand people I could be for you and you hate the fucking lot8the lot
[名・英俗語]「それらすべて・全部」を意味する英国英語のくだけた表現。
あなたのためになれる千通りの私を、あなたは全部嫌いだと言う
[Post-Chorus]
You hate the fucking lot9the lot
[名・英俗語]「全部、全員、すべてのもの」を意味するイギリス英語の表現。”a lot”(たくさん)とは別の用法で、対象をまるごと指す。
お前はすべてを心底憎んでいる
You hate the fucking lot
お前はすべてを心底憎んでいる
You hate, you hate
お前は憎む、お前は憎む
[Verse 2]
It’s taking you ages10ages
[副・口語]「時代・時代区分」ではなく「非常に長い時間」を意味するイギリス英語の口語表現。
あなたはいつまでも時間がかかりすぎる
You still don’t get the hint11get the hint
[句動詞・イディオム]「暗示を理解する」「空気を読む」という意味のイディオム。, I’m not asking for pages
まだ気づかないの?何ページもの長文を求めてるわけじゃない
But one text or two would be nice
でも、メッセージの一つや二つくれたっていいじゃない
And, please, don’t pull those faces12pull those faces
[句動詞・イディオム]「顔を引っ張る」ではなく「不満や嫌そうな表情を作る」という意味のイディオム。
お願いだから、そんな顔しないでよ
When I’ve been out working my arse off13working my arse off
[句・俗語]「尻が落ちるほど働く」→「死に物狂いで働く」を意味するイギリス英語の慣用表現。 all day
一日中外で死に物狂いに働いてきたのに
It’s just one bottle of wine or two
ワインを一本か二本飲んだだけじゃない
But, hey, you can’t even talk14can’t even talk
[句・イディオム]「話すことさえできない」ではなく「人のことを言える立場にない」という意味の慣用表現。
でもちょっと待って、あなただって人のこと言えないでしょ
You smoke weed15weed
[名・俗語]「雑草」ではなく「マリファナ(大麻)」を指す俗語。 just to help you sleep
眠るためだけにマリファナを吸っておいて
Then why you out gettin’ stoned16stoned
[形・俗語]薬物(主にマリファナ)で「ハイになった・ラリった」状態を意味する俗語。 at 4 o’clock?
なのになんで4時に外でラリってるの?
And then you come home to me
そして私のところに帰ってくる
And don’t say hello
そして挨拶なんてしないで
‘Cause I got high17got high
[句・俗語]「高くなった」→ 薬物やマリファナで酩酊・ハイになった状態を指すスラング。 again
またハイになってたから
And forgot to fold my clothes
服を畳むのを忘れてしまった
[Chorus]
‘Cause I’m too messy, and then I’m too fucking clean
あたしはだらしなさすぎる、かと思えばきれい好きすぎる
You told me, “Get a job”, then you ask where the hell I’ve been
「仕事を探せ」と言っておいて、今度はどこに行ってたんだって聞いてくる
And I’m too perfect till I open my big mouth18open my big mouth
[イディオム]「大きな口を開ける」→「余計なことを言う・言わなくていいことを口走る」の意。
口を開くまでは完璧なのに
I want to be me, is that not allowed?
自分らしくいたい、それもいけないの?
And I’m too clever, and then I’m too fucking dumb
賢すぎると言われ、かと思えばバカすぎると言われる
You hate it when I cry unless it’s that time of the month19that time of the month
[婉曲表現]「月のその時期」→生理(月経)を指す英語圏の婉曲表現。
あたしが泣くのが嫌いなくせに、生理のときだけは仕方ないって顔をする
And I’m too perfect till I show you that I’m not
完璧すぎる、でもそうじゃないと見せるまでのこと
A thousand people I could be for you and you hate the fucking lot20the lot
[名・英俗語]「その全部・まとめて全員」を意味するイギリス英語の口語表現。
あなたのためになれる千通りの自分、その全部があなたには気に入らない
[Post-Chorus]
You hate the fucking lot
お前はそいつら全員が大嫌いだ
You hate the fucking lot
お前はそいつら全員が大嫌いだ
[Instrumental Break]
[Chorus]
Oh, and I’m too messy, and then I’m too fucking clean
あたし、だらしなすぎるって言われたと思えば、今度はきれいにしすぎって言われる
You told me, “Get a job”, then you ask where the hell I’ve been
「仕事を探せ」って言ったくせに、一体どこにいたんだって聞いてくる
And I’m too perfect till I open my big mouth21big mouth
[名・慣用句]「大きな口」→「余計なことを口にする・本音をうっかり言ってしまう」を意味するイディオム。
口を開くまでは完璧すぎるって思われてる
I want to be me, is that not allowed?
自分らしくいたい、それじゃいけないの?
And I’m too clever, and then I’m too fucking dumb
頭がよすぎるかと思えば、馬鹿すぎるって言われる
You hate it when I cry unless it’s that time of the month22that time of the month
[句・婉曲表現]「月のその時期」→生理(月経)を指す英語の婉曲表現。
あなたはあたしが泣くのが嫌い、生理の時以外は
And I’m too perfect till I show you that I’m not
そうじゃないって見せるまでは、完璧すぎるって思われてる
A thousand people I could be for you and you hate the fucking lot23the lot
[名・英俗語]「全部・そのすべて」を意味するイギリス英語の表現。
あなたのためにどんな人にでもなれるのに、どれもこれも気に入らないって言う
[Post-Chorus]
You hate the fucking lot24lot
[名・英口語]「the lot」で「全部・全員・すべて」を意味するイギリス英語の表現。単なる「たくさん」ではなく、対象のすべてを一括りにして指す。
お前はあいつら全員がクソ嫌いだ
You hate the fucking lot25lot
[名・英口語]「the lot」で「全部・全員・すべて」を意味するイギリス英語の表現。単なる「たくさん」ではなく、対象のすべてを一括りにして指す。
お前はあいつら全員がクソ嫌いだ
You hate the fucking lot26lot
[名・英口語]「the lot」で「全部・全員・すべて」を意味するイギリス英語の表現。単なる「たくさん」ではなく、対象のすべてを一括りにして指す。
お前はあいつら全員がクソ嫌いだ
You hate the fucking lot27lot
[名・英口語]「the lot」で「全部・全員・すべて」を意味するイギリス英語の表現。単なる「たくさん」ではなく、対象のすべてを一括りにして指す。
お前はあいつら全員がクソ嫌いだ
Writer(s): Lola Young, Conor Dickinson
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
I’ll rely on my training knowledge about the song and write the FAQ now.
よくある質問
「Messy」はどんな曲ですか?
「Messy」は、ロンドン出身のシンガーソングライター・Lola Youngが2024年にリリースした楽曲で、混乱した恋愛関係の複雑な感情を赤裸々に描いています。TikTokをきっかけにバイラルヒットとなり、UKシングルチャートのトップ10入りを果たしたほか、Spotifyでも数億回を超える再生数を記録しました。彼女の持つソウルフルな歌声と率直な歌詞が世界中のリスナーの共感を呼び、ブレイクスルーソングとして広く知られています。
「”for once in your life”」はどういう意味ですか?
直訳すると「あなたの人生で一度くらいは」となりますが、実際には「たまには(ちゃんとしてよ)」「いい加減にして」といった、半ば呆れや懇願を含むニュアンスで使われる決まり文句です。たとえば”For once in your life, just be honest with me.”(一度でいいから正直に話してよ)のように、相手に対して長年感じてきたフラストレーションをぶつけるときによく登場します。この曲では、相手の無責任な態度にうんざりしながらも、どこかまだ期待してしまう複雑な心境がにじんでいます。
「”turned”」はどういう意味ですか?
動詞 “turn” は「回る・向きを変える」が基本ですが、歌詞の文脈では「(態度や状況が)一変した」「豹変した」という意味で使われています。”Everything turned messy.”(すべてがめちゃくちゃになった)や “You turned cold on me.”(あなたは急に冷たくなった)のように、良かった関係が悪い方向へ変化したことを表現するのに便利な一語です。日本語で言えば「変わってしまった」「ひっくり返った」というニュアンスに近く、この曲のタイトル「Messy」ともリンクした、関係の崩壊を象徴するキーワードになっています。
「”smoke like a chimney”」はどういう意味ですか?
“smoke like a chimney” は「煙突のように煙草を吸う」、つまり「ヘビースモーカーだ/煙草をバカスカ吸う」という英語のイディオムです。煙突(chimney)が絶えず煙を出し続けるイメージから生まれた表現で、節度なく依存しているさまを視覚的に描写しています。この曲では、精神的に追い詰められた状況やストレスを紛らわすための行動として描かれており、ただの生活描写にとどまらず、関係の荒廃ぶりや自己破壊的な側面を浮き彫りにする役割を果たしています。
関連リンク
Messy – Lola Young (Official Video)
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