【歌詞和訳】Part Of Your World – Jodi Benson

今回の曲のタイトルは、「Part Of Your World」です。直訳すると、「あなたの世界の一部」です。

「Part Of Your World」は、1989年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション映画『リトル・マーメイド』のオリジナルサウンドトラックに収録された楽曲です。人魚姫アリエルの声優を務めたアメリカの女優・歌手、ジョディ・ベンソン(1961年生まれ)が歌い、作曲をアラン・メンケン、作詞をハワード・アッシュマンが担当しました。サウンドトラックアルバムはウォルト・ディズニー・レコードよりリリースされ、全米Billboard 200にランクイン。映画は全世界で大ヒットを記録し、アラン・メンケンはこの作品の音楽でアカデミー賞最優秀作曲賞を受賞しています。ジャンルはシアトリカル・ポップバラードで、人間の世界への憧れを募らせるアリエルの心情を描いたいわゆる「I Wantソング」として、現在も世界中で愛され続けています。

【直訳のポイント】「world」は「世界」と訳しましたが、この曲ではアリエルにとって未知の「人間の世界」を指しています。「part」は「一部・一員」という意味で、自分もその世界に属したいという強い渇望が込められた言葉です。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Part Of Your World – Jodi Benson

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[Intro]
Maybe he’s right, maybe there is something the matter with1the matter with
[イディオム]「〜に問題がある・〜がおかしい」という意味の慣用句。”What’s the matter?” と同じ用法。
me

彼の言う通りかもしれない、私には何かおかしいところがあるのかもしれない

I just don’t see how a world that makes such wonderful things could be bad
こんなに素晴らしいものを生み出す世界が、悪いはずがないと思うんだ


[Verse 1]
Look at this stuff, isn’t it neat2neat
[形・口語]本来「整然とした」の意だが、ここでは「すごい・素敵な」という感嘆の意で使われる口語表現。
?

これを見て、すごいでしょう?

Wouldn’t you think my collection’s complete?
私のコレクション、完璧だと思わない?

Wouldn’t you think I’m the girl?
私こそがその子だと思わない?

The girl who has everythin’?
何もかも持っている女の子?

Look at this trove3trove
[名]「treasure trove(財宝の隠し場所)」から転じ、「貴重なものの宝庫・山」を意味する語。
, treasures untold4untold
[形]原義は「語られていない」だが、ここでは「数え切れないほどの・計り知れない」の意。

この宝の山を見て、数え切れないほどの財宝が

How many wonders can one cavern hold?
ひとつの洞窟に、いくつの驚きが眠れるの?

Looking around here, you think, “Sure, she’s got everythin'”
ここを見渡せば、「確かに、彼女は何でも持ってる」と思うでしょ

I’ve got gadgets and gizmos a-plenty5a-plenty
[副・詩語]「plenty(十分に)」に接頭辞「a-」を付けた古風・詩的な強調表現。「たっぷりと」の意。

道具や機械がたっぷりあるわ

I’ve got whozits6whozits
[名・口語]「whozit / whatzit」は名前が思い出せない・名称不明のものを指す英語の造語。日本語の「あれ」「なんとか」に相当。whatzitsも同義。
and whatzits galore7galore
[副]アイルランド語由来で「豊富に・山ほど」の意。名詞の直後に置く語順が通常の英語と逆になる点が特徴。

あれやこれやが山ほどあるわ

You want thingamabobs8thingamabobs
[名・口語]名前が分からない・思い出せないものを指す俗語。「あれ」「なんちゃら」に相当するプレースホルダー語。
? I’ve got twenty!

あんなものが欲しいの?二十個もあるわよ!

But who cares? No big deal
でも誰が気にする?たいしたことじゃない

I want more
もっと欲しい





[Pre-Chorus]
I wanna be where the people are
人々のいるところへ行きたい

I wanna see, wanna see ‘em dancin’
見たいの、みんなが踊るところを見たい

Walking around on those—, what do you call ‘em? Oh, feet
あれで歩き回るの——なんて呼ぶんだっけ?ああ、足

Flippin’ your fins, you don’t get too far
ひれをはためかせても、遠くへは行けない

Legs are required for jumpin’, dancin’
跳んだり踊ったりするには、脚が必要なの

Strolling9Strolling
[動詞]「歩く(walk)」よりもゆっくりのんびりと「ぶらぶら散歩する」を意味する語。目的もなく気ままに歩く様子を指す。
along down a—, what’s that word again? Street

ぶらぶら歩くの——なんて言うんだっけ?そう、通りを


[Chorus]
Up where they walk, up where they run
彼らが歩き、走り回るあの場所へ

Up where they stay all day in the sun
太陽の下で一日中過ごせるあの場所へ

Wanderin’ free
自由に彷徨いながら

Wish I could be part of that world
あの世界の一部になれたらと願う


[Verse 2]
What would I give10What would I give
[慣用表現]「何を差し出すだろう」という修辞的疑問で、「何でも差し出せるのに」という強い切望を表すイディオム。
if I could live out of these waters?

この海を出て生きられるなら、いったい何を差し出せるだろう?

What would I pay to spend a day warm on the sand?
砂浜で温かく一日を過ごせるなら、どんな代価でも払えるのに

Bet’cha11Bet’cha
[口語]「I bet you」の縮約形。「きっと〜に違いない」という強い確信を表す。
on land they understand

陸では、きっとわかってもらえる

Bet they don’t reprimand their daughters
娘たちを叱りつけたりしないはずだ

Bright young women sick of12sick of
[句・慣用]直訳は「〜で病気の」だが、「〜にうんざりしている・飽き飽きしている」を意味するイディオム。
swimmin’

泳ぐことにうんざりした、輝かしい若い女たちが

Ready to stand
立ち上がる準備ができている





[Pre-Chorus]
I’m ready to know what the people know
人々が知っていることを、私も知る準備ができている

Ask ‘em my questions and get some answers
彼らに質問して、答えをもらうんだ

What’s a fire and why does it—, what’s the word? Burn?
火ってなに?なぜそれは——えっと、なんて言うんだっけ?燃える?


[Chorus]
When’s it my turn?
私の番はいつ来るの?

Wouldn’t13Wouldn’t I
[口語・修辞]「Wouldn’t I love to …」は強い願望を強調する修辞的否定疑問文。直訳は「愛さないだろうか」だが、実意は「ぜひそうしたい」という強い肯定。
I love

どれほど焦がれることか

Love to explore that shore up above?
海の上のあの岸辺を探検したい

Out of the sea
海の外へ

Wish I could be part of that world
あの世界の一部になれたなら



Writer(s): Alan Menken, Howard Ashman

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「Part Of Your World」はどんな曲ですか?

「Part Of Your World」は、1989年公開のディズニー映画『リトル・マーメイド』のために作られたナンバーで、アリエル役のジョディ・ベンソンが歌い上げる劇中最大の見せ場です。音楽はアラン・メンケン、歌詞はハワード・アッシュマンが手がけており、人間の世界へのあこがれを切々と訴えるバラードとして瞬く間に世代を超えた名曲となりました。公開から35年以上が経過した現在もストリーミング需要は衰えず、Spotifyでの累計再生回数は数億回規模に達しており、ディズニー・プリンセス・ソングの中でも屈指の人気を誇っています。

「”the matter with”」はどういう意味ですか?

歌詞中の「What’s the matter with wanting more?」という一節に登場するフレーズです。「the matter with ~」は「~のどこが問題なの?」「~の何がいけないの?」という意味合いで使われる口語表現で、「What’s wrong with ~?」とほぼ同じニュアンスと考えてもらえれば大丈夫です。アリエルが「もっと知りたい、もっと感じたい」という自分の欲求を誰かに責められることへの反論として発するこの一言に、彼女の強さとやるせなさが同時に込められています。

「”neat”」はどういう意味ですか?

冒頭の「Look at this stuff, isn’t it neat?」に出てくる「neat」は、「すごい!」「素敵!」「いかしてる!」といった感嘆・称賛を表すカジュアルな英語表現です。強いて日本語に例えるなら「やばい(良い意味で)」に近い感覚で、特にアメリカ英語では何かに胸をときめかせたときに気軽に使われます。洞窟に集めた人間界のガジェットを宝物のように眺めながらうっとりするアリエルの台詞として、これ以上ないほどキャラクターにぴったりな言葉ですね。

「”trove”」はどういう意味ですか?

「trove」は「貴重なものの集まり」「宝の山」を意味する名詞で、よく「treasure trove(トレジャー・トローヴ)=お宝の宝庫」という形でセットに使われます。単なる「たくさんのもの」ではなく、「価値あるものがぎっしり詰まっている」というニュアンスが肝心なところです。アリエルが洞窟にせっせと収集した人間界のガジェットやガラクタは彼女にとってまさに生きがいの「trove」であり、日本語訳では「宝庫」や「コレクション」と訳されることが多いですよ。

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関連リンク

Part Of Your World – Jodi Benson (Official Video)

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