【歌詞和訳】maggots for brains – Olivia Rodrigo

今回の曲のタイトルは、「maggots for brains」です。直訳すると、「脳みそ代わりのウジ虫」です。

Olivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)は、2003年生まれのアメリカ・カリフォルニア州出身のシンガーソングライター兼女優です。2021年のデビューシングル「drivers license」が全米チャートで8週連続1位を記録し、同年リリースの1stアルバム『SOUR』もBillboard 200で首位を獲得しました。「maggots for brains」は、2023年リリースの2ndアルバム『GUTS』収録曲で、同作は初登場1位を記録。プロデューサーのDan NigroとソングライターのAmy Allenとの共作で生まれた本曲は、オルタナティブ・ポップ/ポップロックのサウンドを基調に、怒りや屈辱、自己嫌悪といった激しい感情を一切フィルターなしにぶつけた攻撃的かつ内省的な一曲となっています。

【直訳のポイント】タイトルの「maggots for brains」は、「脳みその代わりにウジ虫が詰まっている」=「思考力ゼロの馬鹿な奴」という英語圏の罵倒表現で、その侮蔑的なニュアンスを意識しながら訳しました。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


maggots for brains – Olivia Rodrigo

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[Verse 1]
My day was so mundane1mundane
[形・英]ラテン語 mundus(世界)由来。「平凡な・退屈な・単調な」を意味する語。
, I don’t think I left the house

今日はひたすら単調で、家を出たかどうかさえ定かじゃない

Drank a pot of coffee, tried to write, nothing came out
コーヒーをポット一杯飲んで、書こうとしたけど何も出てこなかった

Somehow, it’s the weekend, I’m still bored out of my skull2bored out of my skull
[慣用句]「頭蓋骨の外に出るほど退屈」→「極度に退屈している」を表す誇張イディオム。

気づいたらもう週末で、それでもまだ死ぬほど退屈している

And I went to a party but only on principle3on principle
[慣用句]「主義・信念に基づいて」→気乗りしないまま「行くべきだから行った」という義務感・建前を指す。

パーティーには行ったけど、ただ義務感からそうしただけだった


[Pre-Chorus]
Empty, look at me
虚ろだ、私を見て





[Chorus]
I’m a zombie in my body, I’m a train off of the track
私の体はゾンビ、線路を外れた列車のよう

I feel dirty, I feel rotten, and the colors are all flat4flat
[形・比喩]「平らな」が転じて、色や感情に用いると「生気のない・くすんだ・張りのない」状態を指す。

汚れた気分、腐った気分、色彩もすべて色褪せて

I’m a sad shell5shell of a woman
[名・慣用句]「貝殻・外皮」が転じて「かつての自分の抜け殻」を意味するイディオム。本来の活力や実質を失った空虚な存在を表す。
of a woman and I’ve got maggots for brains

悲しい抜け殻の女、頭の中は蛆虫だらけ

But that’s just a thing that happens when my
でも、それはただそういうもの、あの子が

When my baby goes away
恋人がいなくなると

When my baby goes away
恋人がいなくなると

He goes away
彼がいなくなる


[Verse 2]
Everything feels moldy like the fruit that’s in my fridge
冷蔵庫の果物みたいに、なにもかもカビだらけに感じる

And everything that’s funny, I wish I could tell to him
面白いことがあるたびに、彼に話せたらと思ってしまう

And sometimes, at a low point6low point
[名・イディオム]「低い点」→ 精神的・状況的に最も落ち込んでいる状態を指す慣用表現。
, I even wish for a tragedy

そして時々、どん底にいるとき、悲劇さえも望んでしまう

‘Cause I know he’d7he’d
[助動詞]he wouldの短縮形。「悲劇が起きたなら彼は来るだろう」という反実仮想の文脈で使われており、実際には来ない現実を示唆する。
come over and take real good care of me

だってそうすれば彼が来て、ちゃんと面倒を見てくれるとわかっているから





[Pre-Chorus]
It’s so weird, he’s not here
こんなに変な感じ、彼がここにいない


[Chorus]
I’m a zombie in my body, I’m a train off of the track
体の中はゾンビ、線路を外れた列車のような私

I feel dirty, I feel rotten, and the colors are all flat8flat
[形・比喩]「平ら・単調な」→ここでは色彩が生気を失い、くすんで見える様子を表す用法。感情の麻痺が外界の色彩知覚にまで影響していることを示す。

汚れた気分、腐った気分、色はすべてくすんで見える

I’m a sad shell9shell
[名・イディオム]「貝殻・外皮」→「a shell of a woman」で「女の抜け殻」。生気を失い内側が空洞になった人を指す慣用表現。
of a woman and I’ve got maggots for brains

哀れな抜け殻の女、頭の中は蛆虫だらけ

But that’s just a thing that happens when my
でも、ただそうなるだけなの、あの人が

When my baby goes away
あの人が去ってしまうとき

When my baby goes away
あの人が去ってしまうとき

He goes away, oh
彼は去ってしまう、ああ


[Bridge]
What can I do
私に何ができるというの

But10but
[接・文語]「しかし」ではなく「~以外に/~するほかに」の意。直前の “What can I do” と呼応し、「あなたのことを考える以外に何ができようか」という反語表現を形成する。
think of you?

あなたのことを想う以外に?

But think of you? (But think of you?)
あなたのことを想う以外に?(あなたのことを想う以外に?)

What can I do
私に何ができるというの

But think of you? (All I can do)
あなたのことを想う以外に?(私にできることはただそれだけ)

But think of you? (But think of)
あなたのことを想う以外に?(あなたのことを想う……)





[Chorus]
I’m a zombie in my body, I’m a train off of the track
体の中でゾンビのよう、線路を外れた電車のよう

I feel dirty, I feel rotten, and the colors are all flat
汚れた気分、腐った気分、色という色がすっかり色褪せて

I’m a sad shell11shell
[名・慣用句]貝殻・外皮の意。「a shell of a person」で「抜け殻のような人」=感情的・精神的に空洞化した状態を指す慣用句。
of a woman and I’ve got maggots for brains

哀れな女の抜け殻になった私、頭の中はうじ虫だらけ

But that’s just a thing that happens when my
でも、これはただそうなるだけのこと——あの人が

When my baby goes away
あの人がいなくなるたびに


[Post-Chorus]
What can I do (When my baby goes away)
君が去ってしまうとき、私に何ができる

But12but
[接・文法]通常は「しかし」の意だが、ここでは「~以外に」「~しか」を表す用法(= except)。「What can I do but…?」=「~するしかない」。
think of you?

君を想うしかないのに

But think of you? (Away, when my baby goes away)
君を想うしかないのに(遠く、君が去ってしまうとき)

What can I do (When my baby goes away)
君が去ってしまうとき、私に何ができる

But think of you?
君を想うしかないのに

But think of you? (Away)
君を想うしかないのに(遠く)



Writer(s): Olivia Rodrigo, Dan Nigro, Amy Allen

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「maggots for brains」はどんな曲ですか?

「maggots for brains」は、オリヴィア・ロドリゴが2023年9月にリリースした2ndスタジオアルバム『GUTS』に収録されたロック・パンクナンバーです。アルバム『GUTS』は発売初週に全米Billboard 200で1位を獲得し、2023年を代表する作品として世界中で高い評価を受けました。本楽曲はシングルカットこそされていないものの、アルバムの中でも際立って攻撃的なエネルギーを持つトラックとして、コアなファンから特に注目を集めています。

この曲はどんなテーマを歌っていますか?

「maggots for brains」は、パンク・ロックの荒々しいサウンドをベースに、相手への激しい怒りと深い失望感を真正面から叩きつけるような楽曲です。タイトルが示す通り、裏切りや愚かさへの痛烈な批判と嫌悪感が歌詞全体を貫いており、オリヴィアが得意とする「傷ついた感情の爆発的な解放」というテーマが極限まで押し進められた一曲です。甘さを排除した生々しい感情表現が、リスナーの共感と衝撃を同時に引き出します。

この曲の歌詞で特徴的な英語表現を1つ取り上げ、その意味を日本語で説明してください

タイトルそのものである「maggots for brains」が最も印象的な表現です。直訳すると「脳みその代わりにウジ虫が詰まっている」という意味で、相手の思考や人格が腐り果てていることを最大限に侮辱するフレーズです。英語には “have rocks for brains(頭の中が石ころ)” のように「〜 for brains」の形で知性のなさを皮肉る表現がありますが、「maggots(ウジ虫)」を用いることで、単なる愚かさへの批判を超え、嫌悪と軽蔑の感情を極限まで高めた非常に強烈な言い回しとなっています。

この曲を書いたのは誰ですか?

「maggots for brains」は、オリヴィア・ロドリゴ、ダン・ナイグロ(Dan Nigro)、エイミー・アレン(Amy Allen)の3人による共同作詞・作曲です。ダン・ナイグロはオリヴィアのデビューアルバム『SOUR』から続く音楽的パートナーで、プロデューサー兼共同作曲者として彼女のサウンドを根幹から支える存在です。エイミー・アレンはグラミー賞ノミネート歴も持つ実力派ソングライターで、様々なアーティストへの楽曲提供で高い評価を得ており、『GUTS』の複数トラックにその才能を注いでいます。

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関連リンク

maggots for brains – Olivia Rodrigo (Official Video)

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