今回の曲のタイトルは、「One Last Time」です。直訳すると、「最後にもう一度」です。
「One Last Time」は、アリアナ・グランデが2014年2月24日にリリースした2枚目のスタジオアルバム『My Everything』からの楽曲です。デヴィッド・ゲッタ、ラミ、カール・フォーク、ジョルジョ・テュインフォート、サヴァン・コテーチャの5人による共同制作で、ダンスポップ・エレクトロポップのサウンドに乗せ、壊れかけた恋愛関係にもう一度だけ戻りたいという切ない感情を描いています。リリース時には米ビルボード・ホット100で最高13位を記録。さらに2017年のマンチェスター・アリーナ爆破テロ事件の後、追悼の意を込めて世界中でこの曲がストリーミングされ、イギリスのシングルチャートで1位を獲得するという異例の出来事もありました。
【直訳のポイント】「last」は「最後の」という意味で、「one last time」は「最後にもう一度」と訳せます。ただ、この「last」には「これが本当に最後」という強い決意のニュアンスが込められています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
One Last Time – Ariana Grande
[Verse 1]
I was a liar, I gave in1gave in
[句動詞]give inの過去形。「屈服する・負ける」の意。ここでは誘惑や情熱の「炎」に抗えなかったことを示す。 to the fire
私は嘘つきだった、誘惑の炎に負けてしまった
I know I should’ve fought it, at least I’m bein’ honest
抗うべきだったとわかってる、でも少なくとも今は正直でいられる
Feel like a failure ‘cause I know that I failed2failed
[動]fail someoneで「(人を)失望させる・裏切る」の意。単純な「失敗する」とは異なる、対人的な用法。 you
あなたを失望させたとわかっているから、自分がみじめでたまらない
I should’ve done3done
[動・口語]do someoneで「(人を)扱う・大切にする」の意。”done you better”=「もっとうまく接してあげられた」というニュアンス。 you better ‘cause you don’t want a liar
もっとちゃんと大切にすべきだった、だってあなたは嘘つきなんて望んでいないから
[Pre-Chorus]
And I know, and I know, and I know she gives you everything
わかってる、わかってる、彼女があなたにすべてを与えてるって
But, boy, I couldn’t give it to you
でも、ねえ、あなたにはそれをあげられなかった
And I know, and I know, and I know that you got everything
わかってる、わかってる、あなたにはすべてがあるって
But I got nothin’ here without you
でも、あなたなしじゃここには何もない
[Chorus]
So, one last time
だから、最後にもう一度
I need to be the one who takes you home
あなたを家まで連れて帰るのは私でなければ
One more time
もう一度だけ
I promise after that, I’ll let you go4let you go
[句動詞]「行かせる」→ここでは「諦める・手放す」という意味のイディオム。
その後はあなたを手放すと約束する
Baby, I don’t care if you got5got
[動・AAVE]”get”の過去形だが、ここでは”have”(持っている)の意味で使うAAVE的口語表現。 her in your heart
ねえ、あなたの心に彼女がいても構わない
All I really care is you wake up in my arms
私が本当に望むのは、あなたが私の腕の中で目を覚ますこと
One last time
最後にもう一度
I need to be the one who takes you home
あなたを家まで連れて帰るのは私でなければ
[Verse 2]
I don’t deserve it, I know I don’t deserve it
僕には資格がない、わかってる、本当に資格なんてないって
But stay with me a minute, I swear6I swear
[副・口語]「誓う」→「本当に・絶対に」を強調する口語表現。 I’ll make it worth it7make it worth it
[句動詞]「それだけの価値があるようにする」→「後悔させない、ちゃんと報いる」という意味のイディオム。
でも少しだけそばにいて、絶対に後悔させないから
Can’t you forgive me? At least just temporarily8temporarily
[副]「一時的に・とりあえず」。完全な許しではなく、暫定的な許しを求めているニュアンス。
許してもらえない?せめて、とりあえずだけでも
I know that this is my fault, I should’ve9should’ve
[助動詞+have]「should have」の短縮形。「〜すべきだった(のにしなかった)」という後悔・自責を表す過去の仮定法。 been more careful
これは自分のせいだとわかってる、もっと慎重にすべきだった
[Pre-Chorus]
And I know, and I know, and I know she gives you everything
わかってる、わかってる、わかってる、彼女があなたにすべてを与えてくれることは
But, boy, I couldn’t give it to you
でも、ねえ、私にはそれができなかった
And I know, and I know, and I know that you got everything
わかってる、わかってる、わかってる、あなたにはすべてがあること
But I got nothin’ here without you, baby
でも、あなたなしじゃ、ここには何も残っていない
[Chorus]
So, one last time
だから、最後にもう一度
I need to be the one who takes you home
あなたを家まで送り届けるのは、私でなければならない
One more time
もう一度だけ
I promise after that, I’ll let you go10let you go
[句動詞]「行かせる」が転じて「あなたへの想いを諦める・手放す」という感情的な別れを意味するイディオム。
その後は手放すと約束する
Baby, I don’t care if you got11got
[動・AAVE/口語]”have”の代わりに用いる口語・AAVE表現。”you have her in your heart”と同義。 her in your heart
ねえ、あなたの心に彼女がいても構わない
All I really care is you wake up in my arms
本当に大切なのは、あなたが私の腕の中で目を覚ますこと
One last time
最後にもう一度
I need to be the one who takes you home
あなたを家まで送り届けるのは、私でなければならない
[Bridge]
Yeah
ああ
I know I should’ve fought12fought
[動・不規則変化]fight(抵抗する・押さえつける)の過去形。ここでは「湧き上がる気持ちを抑える・感情に逆らう」の意。 it, at least I’m bein’ honest, hey
こんな気持ち、抑えるべきだったのはわかってる、でも少なくとも正直に言ってるだろ
But stay with me a minute, I swear I’ll make it worth it13make it worth it
[句動詞・慣用句]「それを価値あるものにする」→「後悔させない・ちゃんと報いる」という意味のイディオム。, babe
でも少しだけそばにいてくれ、絶対後悔させないから
‘Cause I don’t wanna be without you (Oh)
君なしじゃいられないんだ(オー)
[Chorus]
So, one last time
だから、もう一度だけ
I need to be the one who takes you home (Takes you home, babe)
あなたを家まで送るのは私でなければならない(送るよ、ベイブ)
One more time
もう一回だけ
I promise after that, I’ll let you go14let you go
[句動詞]「放す」→ここでは「あなたへの気持ちを諦める・手放す」という意味のイディオム。
その後はあなたを手放すと、約束する
Baby, I don’t care if you got her in your heart, babe
ベイブ、あなたの心に彼女がいても構わない
All I really care is you wake up in my arms
私が本当に望むのは、あなたが私の腕の中で目覚めること
One last time
もう一度だけ
I need to be the one who takes you home, yeah
あなたを家まで送るのは、私でなければならない
[Outro]
One last time
最後にもう一度
I need to be the one who takes15takes
[動・句動詞]ここでの “take home” は「家まで送る・連れて帰る」の意。 you home
君を家まで送るのは、私でなければならない
Writer(s): David Guetta, Rami, Carl Falk, Giorgio Tuinfort, Savan Kotecha
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「One Last Time」はどんな曲ですか?
「One Last Time」は、アリアナ・グランデが2014年にリリースした2枚目のスタジオアルバム『My Everything』から生まれたシングルです。2017年5月にマンチェスター・アリーナで起きた爆発テロ事件の後、犠牲者への追悼曲として世界的に再注目を集め、イギリスのシングルチャートで1位を獲得しました。アメリカではBillboard Hot 100で13位を記録し、アリアナを代表する名曲のひとつとなっています。
この曲はどんなテーマを歌っていますか?
この曲は、別れた恋人ともう一度だけ会いたいという切ない未練と後悔を綴ったポップ・ダンスナンバーです。ダンスポップとエモーショナルなバラードが融合したサウンドの上に、失恋の痛みと相手への変わらぬ愛情が丁寧に描かれています。アリアナの伸びやかなボーカルが、やるせない恋心をより一層際立たせており、世界中のリスナーの共感を呼んでいます。
歌詞の中で特徴的な英語表現を教えてください。
「I know I had you on your knees」という一節が印象的です。「on your knees」は直訳すると「ひざまずいて」ですが、ここでは「相手が自分に夢中で、頭が上がらない状態」を表すイディオムとして使われています。つまり「あなたが私のために何でもしてくれるほど夢中にさせていたことは分かっている」というニュアンスで、かつて自分が持っていた恋愛における主導権を振り返る、感情豊かな表現となっています。
この曲を書いたのは誰ですか?
この曲はデヴィッド・ゲッタ、ラミ・ヤコブ、カール・ファルク、ジョルジオ・トゥインフォート、サヴァン・コテチャの5名による共同制作です。デヴィッド・ゲッタはフランス出身の世界的EDMプロデューサーとして知られ、ラミとカール・ファルクはスウェーデン出身の実力派ソングライターコンビです。ジョルジオ・トゥインフォートはオランダ出身のトラックメイカーで、サヴァン・コテチャはアリアナの多くのヒット曲に携わるスウェーデン系の人気ソングライターです。
関連リンク
One Last Time – Ariana Grande (Official Video)
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