今回の曲のタイトルは、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」です。直訳すると、「人生は続く、人生は続く」です。
「Ob-La-Di, Ob-La-Da」は、イギリス・リバプール出身の伝説的ロックバンド、ザ・ビートルズが1968年にリリースした楽曲です。ポール・マッカートニーが作詞・作曲し(クレジットはレノン=マッカートニー名義)、同年発表のダブルアルバム『ザ・ビートルズ』(通称「ホワイト・アルバム」)に収録されました。スカやレゲエのリズムを取り入れた軽快なポップナンバーで、デズモンドとモリーというカップルの日常と愛を描いた歌詞が世界中で親しまれています。ザ・ビートルズ自身はUKシングルとして発売しませんでしたが、マーマレードによるカバーバージョンがイギリスのチャートで1位を獲得し、オーストラリアや日本を含む複数の国でもヒットを記録した名曲です。
【直訳のポイント】タイトルの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」はナイジェリアのヨルバ語に由来し、「人生は続く」という意味を持ちます。この背景を念頭に、デズモンドとモリーの物語を軸にした歌詞の日常描写を丁寧に訳しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Ob-La-Di, Ob-La-Da – The Beatles
[Verse 1]
Desmond has a barrow1barrow
[名・英方言]行商人が荷物や商品を運んで売り歩くための二輪の手押し車。英国の市場でよく見られる伝統的な屋台スタイル。 in the marketplace
デズモンドは市場に手押し車の屋台を持っている
Molly is the singer in a band
モリーはバンドのボーカリストだ
Desmond says to Molly, “Girl, I like your face”
デズモンドはモリーに言う、「ねえ、君の顔が好きだよ」
And Molly says this as she takes him by the hand
そしてモリーは彼の手を取りながら、こう答える
[Chorus]
Ob-la-di, ob-la-da2Ob-la-di, ob-la-da
[フレーズ・造語]ナイジェリア人打楽器奏者が用いていたとされるヨルバ語由来の表現をもとにポール・マッカートニーが作った造語。「人生は続く」というニュアンスを帯びた無意味音節として機能する。
オブラディ、オブラダ
Life goes on, brah3brah
[名・俗語]”brother” の短縮形 “bro” のハワイ・サーファー英語的変形。親しみを込めた呼びかけ語。
人生は続いていくさ、ブラ
La-la, how the life goes on
ラーラー、なんと人生は続いていくことか
Ob-la-di, ob-la-da4Ob-la-di, ob-la-da
[フレーズ・造語]ナイジェリア人打楽器奏者が用いていたとされるヨルバ語由来の表現をもとにポール・マッカートニーが作った造語。「人生は続く」というニュアンスを帯びた無意味音節として機能する。
オブラディ、オブラダ
Life goes on, brah5brah
[名・俗語]”brother” の短縮形 “bro” のハワイ・サーファー英語的変形。親しみを込めた呼びかけ語。
人生は続いていくさ、ブラ
La-la, how the life goes on
ラーラー、なんと人生は続いていくことか
[Verse 2]
Desmond takes a trolley6trolley
[名・交通]レール上を走る電動の路面電車(トラム)。市内を走る公共交通機関。 to the jeweler’s store (Choo-choo-choo)
デズモンドはトロリーに乗って宝石店へ向かう(チュー・チュー・チュー)
Buys a twenty-karat golden ring (Ring)
20カラットの金の指輪を買い(リング)
Takes it back to Molly waiting at the door
ドアの前で待つモリーのもとへ持ち帰る
And as he gives it to her, she begins to sing (Sing)
彼女に手渡すと、モリーは歌い始める(シング)
[Chorus]
Ob-la-di, ob-la-da7Ob-la-di, ob-la-da
[フレーズ・ヨルバ語由来]ナイジェリアのヨルバ語で「人生は続く」を意味するとされる表現。ジョン・レノンがナイジェリア人ミュージシャンから聞いた言葉に由来する。 (La-la-la-la-la-la-la-la)
オブラディ、オブラダ(ラーラーラーラーラーラーラーラー)
Life goes on, brah8brah
[名・俗語]「brother(兄弟)」の短縮形。ハワイやサーファー文化で広まったスラング。 (La-la-la-la-la)
人生は続く、ブラ(ラーラーラーラーラー)
La-la, how their life goes on
ラーラー、彼らの人生はなんと続いていくことか
Ob-la-di, ob-la-da9Ob-la-di, ob-la-da
[フレーズ・ヨルバ語由来]ナイジェリアのヨルバ語で「人生は続く」を意味するとされる表現。ジョン・レノンがナイジェリア人ミュージシャンから聞いた言葉に由来する。 (La-la-la-la-la-la-la-la)
オブラディ、オブラダ(ラーラーラーラーラーラーラーラー)
Life goes on, brah10brah
[名・俗語]「brother(兄弟)」の短縮形。ハワイやサーファー文化で広まったスラング。 (La-la-la-la-la)
人生は続く、ブラ(ラーラーラーラーラー)
La-la, how their life goes on
ラーラー、彼らの人生はなんと続いていくことか
Yeah (No)
ああ(いや)
[Bridge]
In a couple of years, they have built a home, sweet home11home, sweet home
[慣用句]「我が家に勝る場所はない」を意味する英語の定型句。ジョン・ハワード・ペインの詩(1823年)に由来し、「愛しの我が家」を意味する。
数年のうちに、彼らは愛しの我が家を築き上げた
With a couple of kids running in the yard
庭を走り回る子供たちと共に
Of Desmond and Molly Jones (Ha, ha, ha, ha, ha, ha)
デズモンドとモリー・ジョーンズの家を(ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ)
[Verse 3]
Happy ever after12happy ever after
[慣用句]童話の結末に使われる「いつまでも幸せに暮らしました」を意味する英語の定型表現(通常は “happily ever after”)。 in the marketplace
市場でいつまでも幸せに暮らして
Desmond lets the children lend a hand13lend a hand
[句動詞]直訳「手を貸す」→「手伝う・助ける」を意味するイディオム。 (Arm, leg)
デズモンドは子供たちに手伝わせ(腕も足も)
Molly stays at home and does14does
[動・慣用]ここでは「する」ではなく “do one’s face”(化粧をする・身だしなみを整える)の意。 her pretty face
モリーは家に残ってお化粧をする
And in the evening, she still sings it with the band
そして夕方になると、彼女はバンドと一緒に歌い続ける
[Chorus]
Yes, ob-la-di, ob-la-da15ob-la-di, ob-la-da
[感嘆詞・固有表現]西アフリカのミュージシャン、ジミー・スコットが使っていたピジン英語的フレーズ。「人生は続いていく」を意味し、ビートルズがそのまま歌詞・曲名に採用した。
そう、オブラディ、オブラダ
Life goes on, brah16brah
[名・俗語]「bro(兄弟、仲間)」のハワイアン・サーファー由来の変形。呼びかけの言葉。
人生は続いていく、ブラ
La-la, how the life goes on (Heh-heh)
ラーラー、なんと人生は続いていくことか(へへ)
Yeah, ob-la-di, ob-la-da
そう、オブラディ、オブラダ
Life goes on, brah
人生は続いていく、ブラ
La-la, how the life goes on
ラーラー、なんと人生は続いていくことか
[Bridge]
In a couple of years, they have built a home sweet home17home sweet home
[慣用句]1823年の歌詞に由来する定番フレーズ。「我が家ほど良い場所はない」という意味で、愛着ある家・幸せな家庭を指す。
数年のうちに、ふたりは愛しの我が家を築いた
With a couple of kids running in the yard
庭を走り回る子どもたちとともに
Of Desmond and Molly Jones (Ha, ha, ha, ha, ha, ha)
デズモンドとモリー・ジョーンズの(ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ)
Yeah!
イェー!
[Verse 4]
Happy ever after18happy ever after
[慣用句]おとぎ話の定番表現 “lived happily ever after”(めでたしめでたし)を短縮した形。単なる「幸せに」ではなく「末永く幸せに暮らす」という含意。 in the marketplace
市場で末永く幸せに暮らして
Molly lets the children lend a hand19lend a hand
[句動詞]「手を貸す」→「手伝う・助ける」を意味するイディオム。handは身体の手ではなく助力を指す。 (Foot)20(Foot)
[語遊び]直前の “lend a hand”(手を貸す)を受けて「足も貸したら?」とからかう歌詞内のユーモア。意味上は不要な挿入句。
モリーは子供たちに手伝わせる(足も、なんて)
Desmond stays at home and does21does
[動・俗語]ここでは “do one’s face”(顔を整える・化粧をする)というスラング的用法。一般的な「する」とは異なる。 his pretty face
デズモンドは家にいて、かわいくお化粧をして
And in the evening, she’s a singer with the band
そして夜になると、彼女はバンドのシンガー
[Chorus]
Yeah, ob-la-di, ob-la-da22ob-la-di, ob-la-da
[感・固有表現]ナイジェリア出身のミュージシャン、ジミー・スコットの口癖に由来するヨルバ語系フレーズ。「人生は続く」という意味合いで使われる。
ああ、オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
Life goes on, brah23brah
[名・俗語]「brother」を縮めたハワイアン/サーファースラング。親しみを込めた呼びかけで、「ブロ」に相当する。
人生は続いていく、ブラ
La-la, how the life goes on
ラ・ラ、こうして人生は続いていく
Yeah, ob-la-di, ob-la-da
ああ、オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
Life goes on, brah
人生は続いていく、ブラ
La-la, how the life goes on
ラ・ラ、こうして人生は続いていく
[Outro]
(Ha-ha-ha-ha) And if you want some fun (Ha-ha-ha-ha-ha)
(ハハハハ) 楽しみたいなら (ハハハハハ)
Take Ob-la-di-bla-da24Ob-la-di-bla-da
[固有名詞・慣用句]ナイジェリア英語(ヨルバ語由来)のフレーズで「人生は続く」を意味する。ビートルズの同名楽曲のタイトル兼キーワード。
Ob-la-di-bla-daを楽しもう
Ahh, thank you
ああ、ありがとう
Writer(s): Paul McCartney, Lennon-McCartney, John Lennon
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
この曲はどんな曲ですか?
「Ob-La-Di, Ob-La-Da」は、ザ・ビートルズが1968年11月にリリースした2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』(通称「ホワイト・アルバム」)に収録された楽曲です。シングルとしては主にイギリスやオーストラリア、日本などでリリースされ、複数の国でチャート1位を獲得する大ヒットを記録しました。映画への使用こそ限られていますが、その親しみやすいメロディーから世界中で長く愛され、CMやカバーを通じて現在も幅広い世代に知られています。
この曲はどんなテーマを歌っていますか?
この曲はスカやレゲエの影響を受けた明るくリズミカルなポップソングで、デズモンドとモリーという架空のカップルが出会い、恋に落ち、結婚し、子どもを持って家庭を築いていく様子を描いています。テーマは「人生は続いていく(life goes on)」という普遍的な喜びと前向きさであり、日常の幸福を朗らかに称えた温かい一曲です。難しいことを考えず、ただ人生を楽しもうという感情的なメッセージが全体に貫かれています。
この曲の歌詞で特徴的な英語表現を1つ取り上げ、その意味を日本語で説明してください
最も印象的な表現は、サビに繰り返し登場する 「Ob-la-di, ob-la-da, life goes on, bra」 の中の 「life goes on」 です。直訳すると「人生は続いていく」という意味で、どんなことがあっても時間は止まらず、日々の暮らしは前へ進んでいくという楽観的な人生観を表しています。ポール・マッカートニーは、ナイジェリア出身のミュージシャン、ジミー・スコットが口癖として使っていた「ob-la-di, ob-la-da」というフレーズからこの曲のインスピレーションを得たと語っています。
この曲を書いたのは誰ですか?
この曲はザ・ビートルズのポール・マッカートニーが作詞・作曲し、バンドの慣例に従い レノン=マッカートニー 名義でクレジットされています。レノン=マッカートニーとは、ポール・マッカートニーとジョン・レノンによる共同クレジット名であり、ビートルズの楽曲の大部分はこの名義で発表されました。ただし「Ob-La-Di, Ob-La-Da」の実質的な作者はポールであり、ジョン・レノンはこの曲のレコーディングセッションをあまり好まなかったと伝えられています。
関連リンク
Ob-La-Di, Ob-La-Da – The Beatles (Official Video)
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