【歌詞和訳】WHATS POPPIN – Jack Harlow

今回の曲のタイトルは、「WHATS POPPIN」です。直訳すると、「何が弾けてるの?」です。

「WHATS POPPIN」は、アメリカ・ケンタッキー州ルイビル出身のラッパー、ジャック・ハーロウが2020年1月21日にリリースしたシングルです。同年8月にはDaBaby、トリー・レーンズ、リル・ウェインを迎えたリミックス版も発表され、ビルボードHot 100で最高2位を記録する大ヒットとなりました。ヒップホップ/トラップを基調としたこの曲では、急速に台頭してきた自身の成功と自由奔放なライフスタイルを堂々と歌い上げており、彼のデビュースタジオアルバム『That’s What They All Say』(2020年12月)にも収録されています。

【直訳のポイント】タイトルの「POPPIN」は、AAVE(アフリカ系アメリカ人英語)で「何かが盛り上がっている・弾けている」状態を表すスラングで、挨拶のような感覚でも使われます。直訳すれば「何が弾けてるの?」となります。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


WHATS POPPIN – Jack Harlow

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[Chorus]
What’s poppin’1poppin’
[形・俗語]「弾ける・盛り上がる」→「最近どう?」「何してる?」を意味するAAVEの挨拶スラング。
? (Pooh, you a fool for this one2a fool for this one
[慣用句・AAVE]直訳「こいつのために馬鹿をやった」→ 相手の行動が「やばすぎる・凄すぎる」と驚きと賞賛を込めて評する表現。
)

調子どう?(プー、お前マジでやばいな)

Brand new whip3whip
[名・俗語]「鞭」→「車」を意味するスラング。高級車を指すことが多い。
, just hopped in (Just hopped in)

新車に乗り込んだ(乗り込んだよ)

I got options (Oh Lord, Jetson4Jetson
[固有名詞]音楽プロデューサー「Jetson Made」のこと。「また一曲作りやがった」は彼のプロデューサータグ。
made another one)

選択肢はいくらでもある(神様、ジェットソンがまたやってくれた)

I could pass that bitch like Stockton5Stockton
[固有名詞]NBAの伝説的ポイントガード、ジョン・ストックトン。歴代最多アシスト記録保持者として有名で、「パスの名手」の代名詞。
(It ain’t nothin’)

ストックトンみたいにあの女をパスできるぜ(朝飯前さ)

Just joshin’6joshin’
[動・口語]「冗談を言う」を意味するインフォーマルな表現。”just joking” に相当。

冗談だよ

I’ma spend this holiday locked in7locked in
[句・俗語]「鍵をかけて閉じこもる」→ 外出せず集中して作業・創作に没頭することを意味するスラング。
(Ooh)

この連休は引きこもって過ごすつもりだ(うー)

My body got rid of them toxins (Mmh, mmh)
体から毒素を排出した(んー、んー)

SportsCenter8SportsCenter
[固有名詞]ESPNが放送するスポーツニュース番組。「トップ10」はその日の名プレーをランキングするコーナーで、ここでは「それほど圧巻のプレーだ」という意味合い。
, top ten

スポーツセンターのトップ10入りだ


[Verse]
I could put the ball in the end zone9end zone
[名・スポーツ]アメリカンフットボールのフィールド両端にある得点ゾーン。「ボールをエンドゾーンに持ち込む」=タッチダウン=決めることができる、という比喩。

俺はエンドゾーンにボールを持ち込める

Put a bad10bad
[形・AAVE]「悪い」ではなく「魅力的・申し分ない」を意味するAAVEスラング。
bitch in the friendzone, ooh

最高の女でもフレンドゾーンに置いてやる

This shit sound like an intro
これ、まるでイントロみたいだな

Jetson11Jetson
[固有名]人気プロデューサー「Jetsonmade」の通称。楽曲制作者への呼びかけ。
, give me that tempo, ooh

ジェットソン、そのテンポをくれ

Told Pooh he a fool12fool
[名・AAVE]「バカ」ではなく「ヤバいやつ・天才的に上手い」という称賛の意味で使われるAAVEスラング。
with this shit (He a fool)

プーに言ったよ、こいつはマジでヤバいって

Told her don’t let her friends know (Don’t)
友達には言うなって彼女に伝えた

In the ‘Ville13‘Ville
[固有名・略]NashvilleまたはLouisvilleの略称。
and I move like a don14don
[名]マフィアの首領・大物を指す語。「ドンのように動く」=大物として振る舞うこと。
(Don)

ヴィルで俺はドンのように動く

Eating fettuccine at Vincenzo’s
ヴィンチェンゾでフェットチーネを食ってる

Me and my ‘migos15‘migos
[名・略]スペイン語「amigos(友人たち)」の略。仲間・チームを指す。
got that free smoke16free smoke
[句・AAVE]「無料の煙」ではなく、「誰でも相手にする・いつでもかかってこい」という対立の姿勢を示すAAVEスラング。

俺と仲間たち、誰でも相手にするぜ

On the West Coast, yeah, I’m talking ‘bout pre-rolls17pre-rolls
[名]あらかじめ巻かれた大麻タバコのこと。ウェストコーストの大麻文化を指す。
(Pre-roll)

ウェストコーストで、俺が言ってるのはプレロール(大麻)のことだ

Dark haired bitch and she look like Shego18Shego
[固有名詞・キャラ]ディズニーアニメ『キム・ポッシブル』(1999–2007)の黒髪の女悪役キャラクター。
(She do)

黒髪の彼女、まるでシーゴみたいだ(そうなんだよ)

Hometown hero, feeling myself19feeling myself
[句・俗語]「自分自身を感じる」→ 自信満々で自分に酔いしれている状態を指すAAVEスラング。
, can’t murder my ego (Can’t do it)

地元のヒーロー、自分に酔いしれてる、このプライドは消せない(消せないよ)

She heard of my deep stroke
彼女は俺の深いストロークの噂を聞いたらしい

She said, “Babe, does it hurt when I deep throat20deep throat
[句・性的俗語]ペニスを喉の奥まで咥え込む行為を指すスラング。
?” (It does)

彼女が言った「ねえ、ディープスロートしたら痛い?」(痛いよ)

Certified freak21freak
[名・俗語]性的に大胆・奔放な人物を指すAAVEスラング。
ho22ho
[名・俗語]「whore(娼婦)」の転訛。性的に奔放な女性を指すAAVEスラング。

本物のエロい女

Hang around us and she learnin’ my lingo23lingo
[名・俗語]特定のグループや文化に固有の言葉・スラング・話し方のこと。

俺たちと一緒にいて、俺の言葉遣いを覚えてきた

Back then, wasn’t worried ‘bout me though
あの頃は、俺のことなんか気にしてなかったくせに

In the gym tryna work on my free throw
ジムでフリースローの練習に励んでた

Goddamn (Goddamn)
くそっ(くそっ)

Spending money at the club like Sam’s24Sam’s
[固有名詞]アメリカの会員制大型倉庫スーパー「Sam’s Club」のこと。大量まとめ買いのイメージで、豪快な金の使い方を例えている。
(Cha-ching)

クラブでサムズクラブ並みに金を使いまくる(ガシャン)

Yes, ma’am
はい、もちろん

She a lil’ freak25freak
[名・俗語]本来「変人」→ここでは性的に大胆な人を指すスラング。
on cam (Facts)

彼女はカメラの前でちょっとエッチな子(マジで)

But she don’t put this on the ‘Gram26‘Gram
[固有名詞・略語]「Instagram(インスタグラム)」の略称。
(Nah)

でもインスタには上げない(ないない)

Lil’ boys tryna diss27diss
[動・俗語]「disrespect(侮辱する)」の略。悪口を言う・けなす意。
on the ‘Gram (Ayy)

小僧どもがインスタで悪口を言おうとしている(へっ)

I can’t switch28switch
[動・俗語]「切り替える」→仲間を裏切る・寝返ることを指すスラング。
on the fam29fam
[名・俗語]「family」の略。家族や親しい仲間を指す。
(Bitch)

仲間は裏切れない(絶対に)

Shit’s hot, hit the switch on the fan (Hit that shit)
クソ暑い、扇風機のスイッチ入れろ(やっちまえ)

This where my head is30where my head is
[慣用句]「自分の頭がある場所」→「今の心境・気持ち」を意味するイディオム。
(Listen)

これが今の俺の心境だ(聞いてくれ)

I feel resentment from every direction
四方八方から妬みを感じる

Even some homies31homies
[名・俗語]「hometown」に由来。地元の仲間・親友を指すAAVEスラング。
be wearing expressions

仲間の中にさえ複雑な表情を浮かべるやつがいる

I be discouraged from sharing my blessings (Damn)
自分の幸せを分かち合うことすら躊躇してしまう(くそ)

We used to share a connection
かつてふたりには深いつながりがあった

Now it just feels like it’s wearing32wearing
[動・イディオム]「すり減る・弱まる」の意。wear thin(擦り切れる)から派生し、ここでは関係が疲弊していく様子を表す。
and stretching

今はただすり減って引き伸ばされていくだけに感じる

I’m getting real sick of33sick of
[句動詞]「〜にうんざりする・嫌気がさす」という意のイディオム。
taking advice

他人のアドバイスを聞くことに本当にうんざりしてきた

From people that never could stare at reflections34stare at reflections
[表現・比喩]直訳は「鏡に映る自分を見つめる」。ここでは「自己反省する・自分を客観視する」ことのメタファー。
(Ooh)

自分の姿を鏡で直視することすらできない人たちから(オー)

Somewhere in there is a lesson
そこにはきっと学べることがある

Y’all35Y’all
[代・AAVE]「you all(あなたたち全員)」のAAVE短縮形。
ain’t evolvin’, it’s very depressing

お前ら全員、成長できてない——本当に情けない話だ

I’m at the club with the basketball team
バスケのチームと一緒にクラブにいる

Me and the Cardinals36Cardinals
[固・文化]アメリカのプロスポーツチームの名称(例:NFLのアリゾナ・カーディナルズ)。
are sharing a section37section
[名・俗語]ナイトクラブ内の「VIPエリア・予約区画」を指す表現。
(Facts38Facts
[感・AAVE]「その通り・マジで・事実だ」を意味するAAVEスラング。
)

俺とカーディナルズでVIPエリアを共にしている(マジでな)

Gotta cherish the present
今この瞬間を大切にしなきゃ

I’m drinking water and wearing protection39wearing protection
[表現・婉曲]「避妊具を着用している」という意味の婉曲表現。

水を飲んで、ちゃんと避妊もしてる

Got a career and I’m very invested40invested
[形・口語]「投資した」ではなく「深く入れ込んでいる・夢中になっている」の意。感情的・情熱的に強くコミットしている状態を指す。

キャリアがある、そして本気で打ち込んでいる

Some people call it a scary obsession (Ooh, period41period
[感・AAVE]「ピリオド(終止符)」→「以上、議論の余地なし」という意で使うAAVEの締め言葉。
, but)

ある人たちはそれを怖ろしい執着と呼ぶ(そう、それが全て、でも)

I like to call it a passion
私はそれを情熱と呼ぶけれど

I can’t be sitting relaxin’ (Nah, I can’t)
ただ座ってくつろいでいる場合じゃない(無理、できない)

PG, we getting some traction42traction
[名・比喩]本来「牽引力」の意→「勢いを増す・認知を得てきた」という慣用表現。

PG、俺たちは勢いに乗ってきた

I’m at the venue, it’s packed in (Packed out)
会場にいる、満員だ(超満員)

I’m digging43digging
[動・俗語]「掘る」→「気に入る・惹かれる」の意で使うスラング。ジャズ・スラングに由来し広くAAVEに定着。
her accent

彼女のアクセントに惹かれている

I got a B.B. Simon44B.B. Simon
[固有名]アメリカのラグジュアリーベルトブランド。スワロフスキーのクリスタルをあしらったベルトで知られ、ヒップホップ文化でステータスシンボルとして人気。
belt on me

B.B.サイモンのベルトをつけている

And she tryna get it unfastened
彼女はそのバックルを外そうとしている

That’s my type of distraction
それが俺好みの気晴らしってやつだ

That’s my type and she Latin (That’s facts45That’s facts
[句・AAVE]「それは事実だ」→「マジの話」「間違いない」という強い肯定を表すAAVEスラング。
, ooh)

彼女は俺のタイプ、ラテン系だ(マジな話だ)

Got my own flow46flow
[名・ラップ用語]ラップにおける「フロウ」=リズム・抑揚・発声スタイルの総称。
and I’m ‘bout to get a patent

自分だけのフロウがある、特許でも取りたいくらいだ

Brand new sheets for the bed, they satin (Soft, real soft)
ベッドには真新しいサテンのシーツ(柔らかい、すごく柔らかい)

Y’all wasn’t tuned in47tuned in
[句動詞]「チューニングを合わせた」→「注目していた・ちゃんと聴いていた」を意味するイディオム。
back then (Nah)

あの頃、お前らはまったく気にかけていなかった(そうだろ)

My swag48swag
[名・AAVE]ファッション・立ち振る舞い・オーラを含む「独自のスタイルやかっこよさ」を指すAAVEスラング。
, they keep jackin’49jackin’
[動・AAVE]「奪う・盗む」→ 他人のスタイルや曲を無断でコピーする行為を指すAAVEスラング。
(Keep on jackin’)

俺のスタイルを、奴らはパクり続ける(パクり続ける)

I ain’t doin’ no verse, quit askin’ (Quit askin’)
ヴァースはやらない、頼むのをやめろ(やめろって)





[Chorus]
What’s poppin’50poppin’
[形・俗語]pop(弾ける)の進行形→「今どんな感じ?」「何が盛り上がってる?」に相当するスラングの挨拶表現。
? (Pooh, you a fool51a fool for this one
[句・AAVE]直訳は「馬鹿」だが、「この曲でやりすぎだろ」という称賛のフレーズ。
for this one)

最近どう?(プー、お前これはやりすぎだろ)

Brand new whip52whip
[名・俗語]元々「鞭」→ハンドル操作のイメージから「車」を指すスラング。
, just hopped in (Just hopped in)

新品の車に乗り込んだ(乗り込んだ)

I got options
俺には選択肢がある

I could pass that bitch like Stockton53Stockton
[固有名詞]ジョン・ストックトン(John Stockton)。NBAの伝説的ポイントガードで歴代最多アシスト記録保持者。「ストックトンのようにパスする」=迷いなく相手に渡す、という比喩。
(It ain’t nothin’)

ストックトンみたいにすっとパスできる(大したことじゃない)

Just joshin’54joshin’
[動・口語]動詞 josh(からかう・冗談を言う)の進行形。「ただの冗談だよ」の意。

ただの冗談さ

I’ma spend this holiday locked in55locked in
[句・俗語]「完全に集中して閉じこもる」状態を指すスラング。外出せず目標にひたすら集中することを表す。
(Ooh)

この休みはひたすら集中して過ごす(オー)

My body got rid of them toxins (Mmh, mmh)
体から毒素が抜けた(ムー、ムー)

SportsCenter56SportsCenter
[固有名詞]米スポーツ専門チャンネルESPNの看板ニュース番組。「top ten」はその名物コーナーで、1日の最高プレー10本に選ばれることを意味する。
, top ten

スポーツセンターのトップ10入り



Writer(s): JW Lucas, Nemo Achida, jetsonmade, Pooh Beatz, LosTheProducer, Jack Harlow

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「WHATS POPPIN」はどんな曲ですか?

ケンタッキー州ルイビル出身のラッパー、ジャック・ハーロウが2020年1月にリリースした楽曲です。TikTokを中心にバイラル的な人気を集め、同年DaBaby・トリー・レインズ・リル・ウェインを迎えたリミックス版も公開されました。ビルボードHot 100で最高2位を記録し、ストリーミング再生数は数十億回を超え、ジャック・ハーロウをメインストリームへと押し上げた代表作です。

「poppin’」はどういう意味ですか?

「poppin’」はアメリカのスラングで、「盛り上がっている」「イケてる」「ノっている」といったニュアンスを持つ言葉です。曲名でもある「What’s poppin’?」は「最近どう?」「調子はどう?」という軽い挨拶として日常的に使われます。日本語の「何してる?」に近い感覚ですが、もっとテンション高めでパーティーや仲間内の会話でよく飛び交うフレーズです。

「a fool for this one」はどういう意味ですか?

直訳すると「今回は(自分が)バカになってしまう」ですが、ヒップホップでは「全力すぎてどうかしてる」「やりすぎなくらい本気を出す」という、むしろポジティブな自己アピールの表現です。「I’m a fool for this one」と言うと、「これに関しては自分でも驚くほどのパフォーマンスをしてしまう」というニュアンスになります。アーティストが自分のラップスキルや才能を自賛するときの決まり文句のひとつです。

「whip」はどういう意味ですか?

「whip」は車(クルマ)を指すヒップホップスラングです。語源には諸説ありますが、ハンドルを激しく切る動作が鞭(whip)を振るう動きに似ていることから来ているという説が有力です。歌詞中では高級車や改造車を誇示する文脈でよく登場し、「my whip」と言えばそのまま「俺の愛車」という意味になります。ヒップホップにおける車は成功やステータスの象徴でもあるため、頻出ワードのひとつです。

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関連リンク

WHATS POPPIN – Jack Harlow (Official Video)

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