今回の曲のタイトルは、「Jellyfish」です。直訳すると、「クラゲ」です。
ノルウェー出身のシンガーソングライター、シグリッド(Sigrid)が2025年7月11日にリリースした楽曲です。3作目のスタジオアルバム『There’s Always More That I Could Say』(2025年10月24日リリース)のリードシングルとして発表されました。シグリッドと、長年のコラボレーターであるプロデューサーのAskjellが共作・プロデュースを手がけたインディーポップで、新しい友情や恋との出会い、そして初対面の人の前でも自分らしくいることがテーマです。「スカンジナビアの夏のような」気楽で肩の力の抜けたサウンドを目指したと語られています。
【こだわり解説】サビの “move like a jellyfish”(クラゲみたいに動いて)は、上手に踊ろうとせず、ふにゃふにゃと力の抜けた動きでいいよ、という誘いの言葉です。ここは「クラゲ」をそのまま「クラゲ」と訳し、”loser” も「負け犬」と素直に訳しました。飾らずに「ぎこちないままの二人」を肯定する、この曲の空気を壊さないためです。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Jellyfish – Sigrid
[Verse 1]
I saw you from across the room
部屋の向こうから、あなたを見つけた
Looking shaky, concentrating
震えながら、必死に集中して
Missing all your social cues1social cues
[名・心理用語]「社会的手がかり」— 会話や場の空気を読むための表情・身振り・間合いなど非言語的シグナルの総称。
あなたの社交上のサインを全部見逃しながら
And from that moment in the quiet, I decided
その静けさの中の瞬間から、私は決めた
It’s me and you, it’s us against the world2us against the world
[イディオム]直訳は「私たちは世界を相手に」→「周囲の困難や障壁すべてに二人で立ち向かう」という意の定型表現。
あなたと私、ふたりで世界に立ち向かう
[Chorus]
Go on, move like a jellyfish
さあ、クラゲみたいに動いてみて
I’m into it3into it
[句動詞]「be into ~」で「〜に引かれている・夢中になっている」を意味する口語表現。「中に」という前置詞的な意味ではなく、好意や熱中を示す。 even if it ain’t deliberate
わざとじゃなくても、私はそれに夢中
If you go dancing, I’ll go dancing too
あなたが踊るなら、私も踊る
We’re just two kids in a crowded room
混み合った部屋にいる、ただふたりの子供
Chemistry in awkward deliveries4deliveries
[名]「配達」の意味が一般的だが、話し方や言葉の「出し方・伝え方」の意味もある(delivery)。
ぎこちない伝え方の中のケミストリー
Just me and you, and all our insecurities
私とあなただけ、そして私たちのすべての不安
If you go dancing, I’ll go dancing too
あなたが踊るなら、私も踊る
If you’re a loser, then I’m just like you
あなたが負け犬なら、私もあなたと同じ
[Verse 2]
Feel the beat is kicking in5kicking in
[句動詞]「kick in」は蹴って入り込むイメージから「(効果・リズムなどが)効き始める・始まる」を意味するイディオム。
ビートが効き始めているのを感じて
And don’t worry if you miss it
乗り遅れても気にしないで
Move your feet and take it in6take it in
[句動詞]「取り込む」→「(音楽・体験を)全身で吸収する・浸る」を意味するイディオム。
足を動かして、全身で浸って
Let the music do the talking7do the talking
[イディオム]「語る役を担う」→「言葉の代わりに音楽自身に語らせる・音楽に委ねる」という表現。, ‘til the morning
朝まで、音楽に語らせよう
You know it’s me and you
わかるでしょ、私とあなただって
It’s us against the world
ふたりで世界に立ち向かうんだ
[Chorus]
Go on, move like a jellyfish
さあ、クラゲみたいに動いて
I’m into it8into it
[句動詞]「be into ~」で「〜に夢中・興味がある」を意味する口語表現。 even if it ain’t deliberate
わざとじゃなくても、私はそれに夢中
If you go dancing, I’ll go dancing too
あなたが踊るなら、私も踊る
We’re just two kids in a crowded room
混み合った部屋にいる、ただふたりの子供
Chemistry9chemistry
[名・比喩]本来は「化学」だが、ここでは「ふたりの間に生まれる自然な相性・引力」という比喩的用法。 in awkward deliveries10deliveries
[名]「配達」の意味が一般的だが、話し方や言葉の「出し方・伝え方」の意味もある(delivery)。
ぎこちない伝え方の中のケミストリー
Just me and you, and all our insecurities
私とあなただけ、そして私たちのすべての不安
If you go dancing, I’ll go dancing too
あなたが踊るなら、私も踊る
If you’re a loser then I’m just like you
あなたが負け犬なら、私もあなたと同じ
Writer(s): Sigrid, Askjell
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問(FAQ)
Q1. 「Jellyfish」はどんな曲ですか?
2025年7月11日にリリースされた、シグリッドの3作目のアルバム『There’s Always More That I Could Say』のリードシングルです。新しい出会いの中で自分らしくいることをテーマにした、気楽なインディーポップです。
Q2. “social cues” とはどういう意味ですか?
会話や場の空気を読むための表情・身振り・間合いなどの「合図」のことです。”Missing all your social cues” は、そうした合図に気づけずにいる相手の様子を描いています。
Q3. “us against the world” とはどういう意味ですか?
直訳は「私たち対世界」で、周りの困難や視線すべてに二人で立ち向かうという決まり文句です。この曲では、ぎこちない二人が味方同士になる場面で使われています。
Q4. “I’m into it” とはどういう意味ですか?
“be into ~” は「〜に夢中・興味がある」という口語表現です。ここの “it” は直前の「クラゲみたいな動き」を指し、わざとでなくてもそれが好き、という意味です。
関連リンク
Jellyfish – Sigrid (Official Video)
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