今回の曲のタイトルは、「The Rose」です。直訳すると、「薔薇」です。アメリカの歌手・女優、ベット・ミドラーが1979年に発表したこの楽曲は、愛の本質を一輪の薔薇に例えた美しいバラードで、作詞・作曲はアマンダ・マクブルームが手がけました。
ベット・ミドラーは1945年ハワイ生まれのアメリカ人歌手・女優で、「ディヴァイン・ミス・M(The Divine Miss M)」の愛称で知られています。「The Rose」は1979年に公開された同名映画のサウンドトラックとして発表され、アルバム『The Rose (Original Soundtrack Recording)』に収録されました。シングルとしてアメリカのビルボード・ホット100で最高3位を記録する大ヒットとなり、1981年のグラミー賞では最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。ジャンルはソフトロック・バラードで、愛の痛みと希望をテーマにした普遍的な詩情が今もなお世界中で愛され続けています。
【直訳のポイント】この曲の歌詞に登場する “the rose” は、愛そのものの象徴として用いられています。英語の定冠詞 “the” には「唯一無二の」というニュアンスが込められており、単なる「薔薇」ではなく「あの薔薇」という特別な存在感を和訳でも意識しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
The Rose – Bette Midler
[Verse 1]
Some say love, it is a river
愛とは川だと、ある人は言う
That drowns the tender reed
か弱い葦を溺れさせる川だと
Some say love, it is a razor
愛とはかみそりだと、ある人は言う
That leaves your soul to bleed
あなたの魂を傷つけ、血を流させると
Some say love, it is a hunger
愛とは飢えだと、ある人は言う
An endless aching1aching
[形・詩語]「うずくような・じんじんと痛む」という身体感覚を転じて、魂の切ない渇望を形容する詩的表現。 need
終わりなくうずく渇望だと
I say love, it is a flower
私は言う、愛とは花だと
And you, its only seed
そしてあなたこそが、その唯一の種
[Verse 2]
It’s the heart, afraid of breaking
傷つくことを恐れる、その心は
That never learns to dance
踊ることを決して学ばない
It’s the dream, afraid of waking
目覚めることを恐れる、その夢は
That never takes the chance
チャンスをつかもうとしない
It’s the one who won’t be taken2taken
[動・受動態]「取られる・連れ去られる」→恋愛・感情の文脈では「心を奪われる、感情に流される」の意。ここでは愛に身をゆだねることを拒む様子を表す。
心を奪われることを拒む者は
Who cannot seem to give
与えることができないようだ
And the soul, afraid of dying
死を恐れる魂は
That never learns to live
生きることを決して学ばない
[Verse 3]
When the night has been too lonely
夜があまりにも孤独に感じられるとき
And the road has been too long
道があまりにも長く続くとき
And you think that love is only
愛とはただ
For the lucky and the strong
幸運な者と強い者だけのためのものだと思うなら
Just remember in the winter
覚えていてほしい、冬のさなかにも
Far beneath the bitter3bitter
[形・文語]本来は「苦い(味)」だが、気候・寒さに用いると「刺すように厳しい・凍てつく」という意味になる文語的用法。 snows
凍てつく雪の遥か下に
Lies4lies
[動・文語]「嘘をつく」ではなく、動詞 lie(横たわる・存在する)の三人称単数現在形。詩的倒置により文頭に置かれている。 the seed that with the sun’s love
太陽の愛を受けた種が眠っており
In the spring becomes the rose
春にはバラとなって花開く
Writer(s): Amanda McBroom
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「The Rose」はどんな曲ですか?
「The Rose」は1979年に公開されたベット・ミドラー主演の映画『ザ・ローズ』のサウンドトラックとして発表された楽曲です。シングルとしてリリースされると瞬く間に大ヒットを記録し、ビルボードHot 100では最高3位を達成しました。さらに1981年のグラミー賞で最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、ベット・ミドラーの代名詞ともいえる楽曲として今日まで語り継がれています。
この曲はどんなテーマを歌っていますか?
「The Rose」はパワーバラードのジャンルに属する楽曲で、愛の持つ痛みと美しさを詩的かつ感情的に描いています。愛を川・火・剣・花といったさまざまなメタファーで表現し、愛することの脆さや勇気を力強く歌い上げています。傷ついた心の中にもいつか愛が花開くという希望のメッセージが込められており、時代を超えて多くの人の心に響く普遍的なラブソングです。
歌詞の中で特徴的な英語表現を教えてください。
サビの締めくくりに登場する “Some say love, it is a flower, and you its only seed.” という一節が特に印象的です。直訳すると「愛とは花であり、あなたこそがその唯一の種だという人もいる」という意味になります。ここでの「seed(種)」は希望や再生の象徴であり、どれほど深く傷ついた心の中にも、再び愛が芽吹く力が宿っているというこの曲の核心的なメッセージを凝縮した表現です。
「The Rose」を書いたのは誰ですか?
この曲はアメリカ人のシンガーソングライター兼女優、アマンダ・マクブルーム(Amanda McBroom)によって作られました。マクブルームは映画『ザ・ローズ』のために本作を書き下ろし、その哲学的で詩情あふれる歌詞が高く評価されました。「The Rose」は彼女の代表作となり、その後も世界中の数多くのアーティストにカバーされ続けている、まさにスタンダードナンバーと呼ぶにふさわしい一曲です。
関連リンク
The Rose – Bette Midler (Official Video)
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