今回の曲のタイトルは、「Under The Bridge」です。直訳すると、「橋の下」です。
Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)は1983年にロサンゼルスで結成されたロックバンドです。ファンク・ロックとオルタナティブ・ロックを融合させた独自のサウンドで世界的な人気を誇ります。「Under The Bridge」は1991年リリースのアルバム『Blood Sugar Sex Magik』に収録され、1992年にシングルとして発表されました。ビルボードHot 100では最高2位、Modern Rock Tracksチャートでは1位を記録した大ヒット曲です。ボーカルのアンソニー・キーディスが、ロサンゼルスでの深い孤独感と過去のヘロイン依存を振り返り書き下ろした内省的なバラードで、バンドのキャリアを代表する楽曲のひとつとして今も広く愛されています。
【直訳のポイント】タイトルの”bridge”は「橋」ですが、歌詞中の”the bridge”はキーディスがかつてドラッグを使用したロサンゼルス市内の実在の橋を指しており、単なる場所以上の意味を持つ言葉として訳しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Under The Bridge – Red Hot Chili Peppers
[Verse 1]
Sometimes I feel like I don’t have a partner
時々、自分にはパートナーがいないような気がする
Sometimes I feel like my only friend
時々、自分のたった一人の友達は
Is the city I live in, The City of Angels1The City of Angels
[固有名詞]ロサンゼルスの別名。スペイン語「天使たちの街」に由来し、歌詞全体の舞台を示す。
自分の住むこの街、「天使たちの街」なのだと
Lonely as I am, together we cry
こんなに孤独なのに、ふたりで涙を流す
[Verse 2]
I drive on her streets ‘cause she’s my companion
彼女の街を車で走る、彼女は僕の連れだから
I walk through her hills ‘cause she knows who I am
彼女の丘を歩いていく、彼女は僕が何者かをわかってくれるから
She sees my good deeds and she kisses me windy
彼女は僕の善行を見守り、風のようなキスをくれる
Well, I never worry, now2now
[副・談話標識]時間的な「今」ではなく、自己訂正や強調を導く談話標識。「でも実は」「正直に言うと」に相当するニュアンス。 that is a lie
まあ、僕は決して悩まない―でも、それは嘘だ
[Chorus]
I don’t ever wanna feel like I did that day
あの日のような気持ちには、二度となりたくない
Take me to the place I love, take me all the way
私の愛する場所へ連れて行って、どこまでも
I don’t ever wanna feel like I did that day
あの日のような気持ちには、二度となりたくない
Take me to the place I love, take me all the way
私の愛する場所へ連れて行って、どこまでも
Yeah, yeah, yeah
ああ、ああ、ああ
[Verse 3]
It’s hard to believe that there’s nobody out there
誰もいないなんて、信じられない
It’s hard to believe that I’m all alone
自分がひとりぼっちだなんて、信じられない
At least I have her love, the city, she loves me
少なくとも彼女の愛がある、街が、俺を愛してくれている
Lonely as I am, together we cry
こんなに孤独でも、ふたりで泣く
[Chorus]
I don’t ever wanna feel like I did that day
あの日みたいな気持ちには、二度となりたくない
Take me to the place I love, take me all the way3all the way
[副・イディオム]「ずっとそこまで」「最後まで」という強調表現。単なる距離だけでなく、完全に・どこまでも、というニュアンスを含む。
僕が愛するあの場所へ連れて行って、どこまでも
I don’t ever wanna feel like I did that day
あの日みたいな気持ちには、二度となりたくない
Take me to the place I love, take me all the way4all the way
[副・イディオム]「ずっとそこまで」「最後まで」という強調表現。単なる距離だけでなく、完全に・どこまでも、というニュアンスを含む。
僕が愛するあの場所へ連れて行って、どこまでも
[Bridge]
Yeah, yeah, yeah
イェー、イェー、イェー
Oh, no, no-no, yeah, yeah
オー、ノー、ノーノー、イェー、イェー
Love me, I say, yeah, yeah
愛してくれ、そう言ってる、イェー、イェー
(One time)
(もう一度)
[Outro]
(Under the bridge downtown)
(街の橋の下で)
Is where I drew5drew
[動・不規則過去形]drawの不規則過去形。「draw blood」で「血を流す・採血する」の意。ここでは注射針で静脈から血を引く薬物使用を暗示する。 some blood
そこで俺は血を流した
(Under the bridge downtown)
(街の橋の下で)
I could not get enough
どれだけあっても足りなかった
(Under the bridge downtown)
(街の橋の下で)
Forgot about my love
愛のことも忘れ果てた
(Under the bridge downtown)
(街の橋の下で)
I gave my life away6gave my life away
[句動詞]「give away」は「手放す・差し出す」の意。人生そのものを薬物と街に委ねてしまったことを指す。, yeah
俺は人生を捨て去ってしまった、ああ
Yeah, yeah (Away)
ああ、そうさ(遠くへ)
Oh, no, no-no-no, yeah, yeah (Away)
ああ、嫌だ、嫌だ、ああ(遠くへ)
Oh, no, I said, yeah, yeah (Away)
ああ、違う、そう言ったわ、ええ、ええ(遠くへ)
Where I’ll stay
私が居続ける場所
Writer(s): Anthony Kiedis, Flea, John Frusciante, Chad Smith
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Under The Bridge」はどんな曲ですか?
「Under The Bridge」は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが1991年にリリースしたアルバム『Blood Sugar Sex Magik』に収録された楽曲で、同年3月にシングルとしても発売されました。映画やドラマとの直接的なタイアップはありませんが、バンドの代表曲として世界中で広く認知されており、全米ビルボード・ホット100では最高2位を記録する大ヒットとなりました。リリースから30年以上が経過した現在もラジオやストリーミングで頻繁にオンエアされ、世代を超えて愛され続けています。
この曲はどんなテーマを歌っていますか?
この曲は、柔らかなロック・バラードのスタイルで、ボーカルのアンソニー・キーディスがロサンゼルスで抱えた深い孤独感と疎外感、そして薬物依存との壮絶な闘いをテーマにしています。タイトルにある「橋の下」とは、キーディスが実際にドラッグを使用していた場所を指しており、自己嫌悪・後悔・そして救済への渇望が詩的に綴られています。メランコリックでありながらも美しいメロディーが感情をさらに深く掘り下げ、聴く者の心に強く訴えかける感動的な一曲です。
歌詞の中で特徴的な英語表現を教えてください
冒頭に登場する “Sometimes I feel like I don’t have a partner”(時々、自分には寄り添ってくれる存在がいないと感じる)という一節が印象的です。”partner” は通常「仕事上の相棒」や「恋人」を指しますが、ここでは人生を共に歩んでくれる仲間・理解者という意味合いで用いられており、大都市の雑踏の中でひとりぼっちでいる感覚をシンプルかつ鋭く表現しています。飾り気のない言葉だからこそ孤独の本質が伝わり、多くのリスナーが自分自身の経験と重ね合わせられる普遍的なフレーズとなっています。
この曲を書いたのは誰ですか?
「Under The Bridge」は、ボーカルのアンソニー・キーディス、ベースのフリー(本名:マイケル・バルザリー)、ギターのジョン・フルシアンテ、ドラムのチャド・スミスという4人のメンバーによる共同名義で制作されました。特に歌詞はキーディスが自身のつらい体験をもとにしたため、当初はメンバーに見せることを躊躇していましたが、プロデューサーのリック・ルービンがその詩の価値を見出し、楽曲化を強く勧めたというエピソードが有名です。フルシアンテの繊細なギター・アレンジと、フリーおよびチャドが生み出す感情的なリズム隊が加わることで、キーディスの告白的な歌詞はさらに深みを増し、バンド史上最も心に残る作品の一つが誕生しました。
関連リンク
Under The Bridge – Red Hot Chili Peppers (Official Video)
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