今回の曲のタイトルは、「Who」です。直訳すると、「誰」です。たった一語のシンプルなタイトルながら、「自分とは何者なのか」という深い問いを内包した、力強いタイトルになっています。
「Who」は、BTS(防弾少年団)のメンバーであるジミン(本名:パク・ジミン)が2024年7月19日にリリースした2枚目のソロアルバム『MUSE』のリードシングルで、ジミンにとって初のソロ英語詞シングルです。ジョン・ベリオン、Pdoggらが共同でプロデュースを手がけたポップサウンドで、まだ出会ったことのない運命の人を待ち焦がれる気持ちを描いたラブソングです。ビルボードHot 100では33週にわたりチャートインし、韓国人ソロアーティストとして史上最長記録を樹立しました。
【こだわり解説】この曲は「会ったこともない相手を想い続ける」という、焦がれるような切なさが核にあります。サビの”Who is my heart waiting for?”を意訳で飾らず「私の心はいったい誰を待っているのだろう?」とそのまま訳したのは、答えの出ない問いを抱え続ける主人公の心情を、装飾のない言葉でこそ伝えられると考えたためです。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Who – Jimin
[Chorus]
We never met, but she’s all I see at night
会ったことはないのに、夜になると彼女の姿しか見えない
Never met, but she’s always on my mind
会ったことはないのに、彼女はいつも頭から離れない
Wanna give her the world1give her the world
[句・慣用句]「世界を与える」→ 相手のためなら何でも惜しまない、すべてを捧げたいという意味のイディオム。 and so much more
彼女に世界のすべてを、それ以上も与えたい
Who is my heart waiting for?
私の心はいったい誰を待っているのだろう?
[Verse 1]
If every day I think about her
毎日、彼女のことを想っているのに
Yeah, every day of my life
そう、この人生の毎日を
Then tell me why I haven’t found her
なぜまだ彼女に出会えていないのか、教えてくれ
(Why, why, why, why, why?)
(なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ?)
[Pre-Chorus]
There’s so many people to see (There’s so many people to see)
会いに行くべき人がこんなにもいるのに
And places to go (There’s so many places to go)
行くべき場所もこんなにあるのに
I still haven’t found your love
それでも、あなたの愛をまだ見つけられずにいる
[Chorus]
We nevеr met, but she’s all I see at night
会ったことがないのに、夜は彼女のことしか目に浮かばない
Nevеr met, but she’s always on my mind2on my mind
[句・イディオム]「心の上にある」→「頭から離れない・ずっと気になっている」という意味の定型イディオム。
会ったことがないのに、いつも彼女のことが頭から離れない
Wanna give her the world3give her the world
[句・イディオム]「彼女に世界を与える」→「何でも与えてあげたい・惜しみなく尽くしたい」という愛情表現のイディオム。 and so much more
彼女に世界中のものを、それ以上もあげたい
Who is my heart waiting for?
僕の心はいったい誰を待っているんだろう?
[Verse 2]
I’ll take her places they ain’t found yet
まだ誰も見つけていない場所へ、彼女を連れて行く
I’ll put it all on the line4put it all on the line
[句動詞・イディオム]「一線上にすべてを置く」→ すべてを賭ける、という意味のイディオム。
すべてを賭ける
I’ll be that someone she can count on5count on
[句動詞]「数える」→「頼りにする・当てにする」という意味に転じた句動詞。
彼女が頼れる、そんな存在になる
One, two, three, four, five
一、二、三、四、五
[Pre-Chorus]
There’s so many people to see (There’s so many people to see)
会うべき人がこんなにもたくさんいる(会うべき人がこんなにもたくさんいる)
And places to go (There’s so many places to go)
行くべき場所もたくさんある(行くべき場所がたくさんある)
I still haven’t found your love
それでもまだ、あなたの愛が見つからない
[Chorus]
We never met, but she’s all I see at night
まだ会ったことがないのに、夜になると彼女のことしか見えない
Never met, but she’s always on my mind6on my mind
[イディオム]直訳「心の上に」→「頭から離れない・常に考えている」という意味のイディオム。
会ったことすらないのに、いつも彼女のことが頭から離れない
Wanna give her the world7give her the world
[イディオム]「彼女に世界を与える」→「望むものすべて・考えられる最高のものをすべて捧げたい」という意味のイディオム。 and so much more
彼女に世界のすべてを、それ以上のものをあげたい
Who is my heart waiting for?
僕の心はいったい誰を待っているんだろう?
Is she someone that I see every day?
彼女は毎日目にしている誰かなのか?
Is she somewhere a thousand miles away?
それともどこか遠く離れた場所にいるのか?
Wanna give her the world8give her the world
[イディオム]「彼女に世界を与える」→「望むものすべて・考えられる最高のものをすべて捧げたい」という意味のイディオム。 and so much more
彼女に世界のすべてを、それ以上のものをあげたい
Who is my heart waiting for?
僕の心はいったい誰を待っているんだろう?
[Bridge]
(Who is my heart) Heart waiting for?
(私の心は)心は、誰を待っているの?
(Who is my heart) Heart waiting for?
(私の心は)心は、誰を待っているの?
(Who is my heart) Heart waiting for?
(私の心は)心は、誰を待っているの?
(Who is my—) Who is my heart waiting for?
(私の—)私の心は、誰を待っているの?
[Chorus]
We never met, but she’s all I see at night
会ったことはないのに、夜になると彼女の姿しか浮かばない
Never met, but she’s always on my mind9on my mind
[イディオム]「心の上に乗っている」→「頭から離れない・常に気になっている」状態を表す定型句。
会ったことはないのに、いつも頭から離れない
Wanna give her the world and so much more
彼女に世界のすべてを、それ以上だって与えたい
Who is my heart waiting for?
私の心はいったい誰を待っているのだろう?
Is she someone that I see every day?
彼女は毎日顔を合わせる誰かなのだろうか?
Is she somewhere a thousand miles away?
それとも千マイルも離れたどこかにいるのだろうか?
Wanna give her the world and so much more
彼女に世界のすべてを、それ以上だって与えたい
Who is my heart waiting for?
私の心はいったい誰を待っているのだろう?
Writer(s): Jon Bellion, Pete Nappi, Tenroc, Pdogg, GHSTLOOP
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Who」はどんな曲ですか?
「Who」は、BTSのジミン(JIMIN)が2024年7月19日にリリースした2枚目のソロアルバム『MUSE』のリードシングルで、ジミンにとって初のソロ英語詞シングルです。まだ出会ったことのない運命の人への想いを、繊細なファルセットと感情豊かなメロディーで描いたラブソングです。リリース後はビルボードHot 100に33週間にわたりチャートインし、韓国人ソロアーティストとして史上最長記録を樹立するなど、世界中で高い支持を集めました。
「give her the world」はどういう意味ですか?
直訳すると「彼女に世界を与える」ですが、英語ではこれは慣用表現で、「その人のためなら何でもしてあげる」「惜しみなく全てを捧げる」というニュアンスになります。「世界=考えられるあらゆるもの」とイメージするとわかりやすいですね。日常英会話でも「I’d give you the world」のように使われ、言葉では言い表せないほど深い愛情と献身を表したいときの定番フレーズです。
「on my mind」はどういう意味ですか?
「on my mind」は「頭の中に(ある)」、つまり「ずっとあなたのことが頭から離れない」「四六時中考えてしまう」というニュアンスの表現です。日本語では「心から離れない」「頭の中がいっぱい」と訳すと自然に伝わります。英語の恋愛ソングで非常によく登場するフレーズで、意識しようとしなくても自然とその人のことを考えてしまう、抗いきれない想いの状態を表しています。この曲では、愛する人への止まらない思慕がリアルに伝わってくる表現として機能しています。
「give her the world」は曲の中でどんな役割を果たしていますか?
同じフレーズがくり返し登場することで、主人公の「どんな犠牲を払っても彼女を幸せにしたい」という強い意志が強調されています。英語の歌詞では、こうした繰り返し(リフレイン)は単なる言葉遊びではなく、感情の高まりを表す重要な詩的技法です。また、「世界を丸ごと渡す」という大げさな表現(誇張法・ハイパーボリー)を使うことで、言葉では測れないほどの愛の大きさを聴き手に感じさせる効果があります。翻訳する際は、この「誇張による感情の増幅」を意識しておくと、より原曲の温度感に近い訳文が作れますよ。
関連リンク
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