【歌詞和訳】Valerie – Mark Ronson ft. Amy Winehouse

今回の曲のタイトルは、「Valerie」です。直訳すると、「ヴァレリー」です。「ヴァレリー」はラテン語の「valere(健やかである・強い)」に由来する女性の名前で、曲中では離れ離れになった大切な女性への呼びかけとして使われています。

「Valerie」は、イギリスのバンド・The Zutons が2006年にリリースした楽曲を、プロデューサー/アーティストのMark Ronsonがカバーしたバージョンで広く知られています。Mark Ronson版は2007年発売のアルバム『Version』に収録され、故Amy Winehouseをフィーチャリングボーカルに迎えたことで大きな話題を呼びました。UKシングルチャートでは最高2位を記録し、世界中でヒット。スカのリズムにソウルフルな歌声を乗せたアレンジが特徴的で、遠く離れた恋人への切ない想いを綴った歌詞が多くのリスナーの心に刺さりました。

【直訳のポイント】「Did you have to go to jail?」は直訳すると「刑務所に行かなければならなかったの?」ですが、口語的な問いかけのニュアンスを保つため「刑務所に入ってたの?」と自然な表現に落とし込みました。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Valerie – Mark Ronson

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[Chorus: Amy Winehouse]
‘Cause since I’ve come on home
家に帰ってきてからというもの

Well, my body’s been a mess
体はすっかりボロボロで

And I’ve missed your ginger1ginger
[形・俗語]「生姜」が語源。生姜の色に似た赤みがかったオレンジ色の髪を指す英俗語で、「赤毛の」という意味。
hair

あなたの赤毛が恋しくて

And the way you like to dress
あなたの好きな服の着こなしも

Won’t you come on over?
ねえ、会いに来てくれないの?

Stop makin’ a fool out of me2make a fool out of me
[イディオム]直訳「私を愚か者にする」→ バカにする・もてあそぶ・振り回すという意味。恋愛文脈では「気を持たせて翻弄する」こと。

もう私を振り回すのはやめて

Why don’t you come on over, Valerie?
ねえ、来てくれよ、ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー


[Verse 1: Amy Winehouse]
Did you have to go to jail?
刑務所に入ることになったの?

Put your house on up for sale3put up for sale
[句動詞]「売りに出す」の意のイディオム。upは上方向ではなく「提示する・差し出す」のニュアンスで、for saleと組み合わせて「売却に出す」を表す。
?

家を売りに出したの?

Did you get a good lawyer?
腕のいい弁護士はつけられたの?

Hope you didn’t catch a tan
日焼けせずに済んだといいけど

Hope you found the right man
頼れる人が見つかったといいな

Who’ll fix4fix
[動・俗語]本来「修理する」→ ここでは法的・社会的トラブルを「うまく手を回して解決する」の意。しばしば裏工作や不正な手段も示唆する。
it for ya

あなたのために何とかしてくれる人に





[Verse 1: Amy Winehouse]
Are you shoppin’ anywhere?
どこかで買い物してる?

Changed the colour of your hair?
髪の色、変えた?

Are you busy?
忙しい?

Or did you have to pay that fine
それとも、あの罰金、払わされた?

That you was dodgin’5dodgin’
[動・俗語]「dodge=すばやく身をかわす」→転じて「(支払い・義務を)意図的に回避し続ける」の意。”you was”はAAVEの文法(標準英語では”you were”)。
all the time?

ずっと踏み倒し続けてたやつ?

Are you still dizzy?
まだくらくらしてる?


[Chorus: Amy Winehouse]
‘Cause since I’ve come on home
だって家に帰ってきてから

Well, my body’s been a mess
体はもうぼろぼろで

And I’ve missed your ginger6ginger
[形・色]本来は「生姜」を意味するが、髪の色として使う場合は「赤みがかったオレンジ色」を指す。
hair

あなたの赤みがかった髪が恋しくて

And the way you like to dress
あなたのファッションも

Won’t you come on over7come on over
[句動詞]「こちらに来る・遊びに来る」を意味するくだけた表現。
?

会いに来てくれないかな?

Stop makin’ a fool out of me8make a fool out of
[イディオム]「〜を馬鹿にする・恥をかかせる」という意味の慣用句。

もう私をからかうのはやめて

Why don’t you come on over9come on over
[句動詞]「こちらに来る・遊びに来る」を意味するくだけた表現。
, Valerie?

ねえ、会いに来てよ、ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー





[Refrain: Amy Winehouse]
Well, sometimes, I go out by myself
ときどき、ひとりで外に出かける

And I look across the water
そして水面の向こうを見つめる

And I think of all the things, what you’re doin’
あなたが何をしているのか、あれこれと思いを巡らせる

And in my head, I paint10paint
[動・比喩]「絵を描く」→ 頭の中でイメージを思い描く、という比喩表現。
a picture

そして頭の中に、情景を思い描く


[Chorus: Amy Winehouse]
‘Cause since I’ve come on home
家に帰ってきてからというもの

Well, my body’s been a mess11a mess
[名・慣用]「散らかった状態」→ここでは体が「ひどい状態・ぼろぼろ」であることを表す。

もう、体がひどい有様で

And I’ve missed your ginger12ginger
[形・色]本来は「生姜」だが、髪の色として使うと「赤みがかったオレンジ色(赤茶色)」を指す。
hair

君の赤茶色の髪が恋しかった

And the way you like to dress
君の好きな服の着こなしも

Won’t you come on over13come on over
[句動詞]「こちらへ来る・遊びに来る」を意味するくだけた口語表現。
?

ここに来てくれないか?

Stop makin’ a fool14make a fool out of ~
[慣用句]「~を馬鹿にする・からかう・恥をかかせる」の意のイディオム。
out of me

僕をからかうのはもうやめてくれ

Why don’t you come on over, Valerie?
ねえ、来てくれよ、ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Mm, Valerie
ん、ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Uh, Valerie
あ、ヴァレリー

Valerie
ヴァレリー

Why don’t you come on over15come on over
[句動詞]「こちらへ来てよ」という口語的な誘い表現。come over(訪ねてくる)にcome on(さあ・ほら)を添え、親しみを込めた呼びかけにしている。
, Valerie?

こっちへ来てよ、ヴァレリー



Writer(s): Sean Payne, Dave McCabe, Abi Harding, Boyan Chowdhury, Russ Pritchard

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「Valerie」はどんな曲ですか?

「Valerie」はもともと2006年にイギリスのロックバンド、ザ・ズートンズが発表した楽曲です。翌2007年、プロデューサーのマーク・ロンソンがエイミー・ワインハウスをボーカルに迎えたカバーバージョンをアルバム『Version』に収録してリリースし、UKシングルチャートで最高2位を記録する大ヒットとなりました。エイミーの独特のソウルフルな歌声がこの曲に新たな命を吹き込んだことで、現在もSpotifyで数億回再生されるほどの不朽の名曲として愛され続けています。

「ginger」はどういう意味ですか?

歌詞に登場する “your ginger hair”(あなたのジンジャーヘア)の「ginger」は、スパイスのショウガと同じ単語ですが、ここでは髪の色を表す形容詞として使われています。赤みがかったオレンジ色、いわゆる「赤毛」や「auburn(オーバーン)」を指すイギリス英語の表現です。アイルランドや英国ではこの髪色をもつ人を “ginger” と呼ぶことがよくあり、主人公がヴァレリーの印象的な赤毛を懐かしんでいる情景が浮かびます。

「make a fool out of me」はどういう意味ですか?

“Are you gonna make a fool out of me?”(あなたは私を馬鹿にするつもりなの?)という一節の “make a fool out of someone” は、「人を笑いものにする」「恥をかかせる」「バカにする」という意味の慣用表現です。主人公は久しぶりに再会するヴァレリーを前に、再び傷つくのを恐れているのです。愛する人を前にした不安と期待が混ざり合うこの心情は、日本語でも「道化にされる」という言い方に近いイメージで理解すると伝わりやすいでしょう。

「put up for sale」はどういう意味ですか?

“I heard that your house has been put up for sale”(あなたの家が売りに出されたと聞いた)の “put up for sale” は、「売りに出す・売却のために市場に出す」という意味のフレーズです。”for sale”(売り物)という表現はご存知の方も多いかと思いますが、”put up” を前に加えることで「(物件などを)新たに売りに出した」というニュアンスが加わります。主人公がヴァレリーの近況を風の噂として耳にしているこの場面は、二人の間に生まれた距離感をさりげなく表現した秀逸なラインです。

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関連リンク

Valerie – Mark Ronson (Official Video)

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