【歌詞和訳】We Belong Together – Mariah Carey

今回の曲のタイトルは、「We Belong Together」です。直訳すると、「私たちは一緒にいるべき存在」です。

マライア・キャリーはアメリカ出身のシンガーソングライターで、その圧倒的な歌唱力と広大な声域から「ポップの女王」とも称される存在です。「We Belong Together」は2005年にリリースされたアルバム『The Emancipation of Mimi』に収録されており、全米ビルボードHot 100で14週連続1位を記録した大ヒット曲です。マライア・キャリー、ジャーメイン・デュプリ、バビーフェイスらが共同制作したR&B/ソウルバラードで、別れた恋人への深い後悔と再会への切望が歌い上げられています。2006年のグラミー賞では最優秀R&Bソング賞と最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス賞の2部門を受賞し、マライアの復活を世界に知らしめた代表曲となりました。

【直訳のポイント】タイトルの “belong” は「属する」という動詞ですが、この曲では「お互いのそばにいるべき運命にある」という強い結びつきのニュアンスで用いられており、日本語に訳す際には工夫が必要な表現です。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


We Belong Together – Mariah Carey

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[Intro]
Sweet love, yeah
甘い愛よ、ああ


[Verse 1]
I didn’t mean it when I said I didn’t love you so
あなたを愛していないと言ったとき、本気じゃなかった

I shoulda held on tight, I never shoulda let you go
しっかりつかまえていればよかった、手放すべきじゃなかった

I didn’t know nothin’, I was stupid, I was foolish
何もわかっていなかった、馬鹿で、愚かだった

I was lyin’ to myself
自分自身に嘘をついていた

I couldn’t have fathomed1fathomed
[動]「水深を測る」が語源の航海用語。転じて「想像する・理解する」を意味する。
I would ever be without your love

あなたの愛なしに生きることになるなんて、想像もできなかった

Never imagined I’d be sitting here beside myself2beside myself
[慣用句]「自分の傍らにいる」→ 感情が高ぶりすぎて自分を見失っている状態。深い悲しみや動揺を表す。

こんなにも打ちのめされて、ここに座っているなんて思いもしなかった

Guess I didn’t know you, guess I didn’t know me
あなたのことも、自分自身のことも、わかっていなかったんだろう

But I thought I knew everything I never felt
でも、一度も感じたことのなかったすべてを、知っていると思っていた

The feelin’ that I’m feelin’ now that I don’t hear your voice
あなたの声が聞こえない今、胸に迫るこの感覚——

Or have your touch and kiss your lips ‘cause I don’t have a choice
あなたの温もりも、唇へのキスも、もう叶わない、どうすることもできないから

Oh, what I wouldn’t give3what I wouldn’t give
[慣用句]「~できるなら何でも差し出したい」という強調表現。否定形(wouldn’t)を逆説的に用い、強い願望を示す。
to have you lyin’ by my side

ああ、君がそばに寄り添っていてくれるなら、何だって惜しくない

Right here, ‘cause, baby (We belong together)
まさにここで、ねえ(僕たちは一緒にいるべきだから)





[Chorus]
When you left, I lost a part of me (Together)
あなたが去った時、私の一部を失った(Together)

It’s still so hard to believe
いまだに信じられない

Come back, baby, please
戻ってきて、ベイビー、お願い

(Come back, come back, come back, come back)
(戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて)

‘Cause we belong together4belong together
[句動詞・慣用表現]「ふたりはお互いのために存在している」「一緒にいるべき運命にある」というイディオム。

だってふたりは一緒にいるべき存在だから

Who else am I gon’ lean on5lean on
[句動詞]「〜にもたれかかる」→「〜を頼りにする・支えてもらう」に転じたイディオム。
when times get rough? (Who else)

辛い時期に他に誰を頼ればいいの?(他に誰が)

Who’s gonna talk to me on the phone ‘til the sun comes up? (Who else)
夜明けまで電話で話し続けてくれる人が他に誰いるの?(他に誰が)

Who’s gonna take your place? There ain’t nobody6ain’t nobody
[句・AAVE]”ain’t”は”is not / are not”の口語形。「ain’t nobody」は二重否定で「誰もいない」を強調するAAVEの構文。
better (Who else)

あなたの代わりになれる人なんていない、誰もあなたには敵わない(他に誰が)

Oh, baby, baby, we belong together
ああ、ベイビー、ふたりは一緒にいるべき存在なの


[Verse 2]
I can’t sleep at night when you are on my mind
あなたのことが頭から離れなくて、夜も眠れない

Bobby Womack7Bobby Womack
[固有名詞]アメリカのソウル/R&Bシンガー(1944–2014)。次行で引用される楽曲で知られる。
‘s on the radio

ラジオからボビー・ウーマックが流れてくる

Singin’ to me, “If you think you’re lonely now”8If you think you’re lonely now
[固有名詞・曲名]ボビー・ウーマックの1981年のヒット曲のタイトル兼歌詞。「今は孤独かもしれないが、まだひどくなる」という内容の楽曲。

「もし今、あなたが孤独だと感じているなら」と歌いかけてくる

Wait a minute, this is too deep9too deep
[形・俗]「深すぎる」→ 感情的に核心を突かれて胸に刺さる、という意味合いで使われるインフォーマルな表現。
(Too deep)

ちょっと待って、これは心に刺さりすぎる(刺さりすぎる)

I gotta change the station
局を変えなきゃ

So I turn the dial, tryna catch a break10catch a break
[句動詞・慣用]「一息つく・救いを得る」という意味のイディオム。直訳の「休憩を掴む」とは異なる。

だからダイヤルを回す、少し楽になれればと思いながら

And then I hear Babyface11Babyface
[固有名詞]本名ケニー・エドモンズ。1990年代を代表するアメリカのR&Bシンガー・プロデューサー。引用は同氏の楽曲タイトル。
, “I only think of you”

すると今度はベイビーフェイスが聴こえてくる、「あなたのことだけを想う」と

And it’s breakin’ my heart
それが胸を締め付ける

I’m tryna keep it together12keep it together
[句動詞・慣用]「感情をまとめて保つ」→ 取り乱さずに平静を保つというイディオム。
, but I’m fallin’ apart

平静を保とうとするのに、崩れ落ちそうで

I’m feelin’ all out of my element13out of my element
[成句]「自分の領域の外にいる」→ 居心地が悪く、自分らしくいられない状態を指すイディオム。

自分の居場所がどこにもない気がしている

Throwin’ things, cryin’
物を投げつけ、泣き崩れて

Tryna14Tryna
[口語・俗語]「trying to」の短縮形。AAVEや口語でよく使われる。
figure out15figure out
[句動詞]「理解する・答えを見つける」という意味のイディオム。
where the hell I went wrong

どこで何が狂ってしまったのか、必死に探している

The pain reflected in this song
この歌に映し出された痛みは

Ain’t16Ain’t
[口語]「is not / are not / am not」の否定短縮形。ここでは「not even」と組み合わせ「〜にさえ満たない」という強調否定。
even half of what I’m feelin’ inside

心の内で感じているものの、半分にも満たない

I need you, need you back in my life, baby (My life, my life)
あなたが必要、また私の人生に戻ってきてほしい、ねえ(私の人生、私の人生)

(We belong together17belong together
[句動詞・イディオム]単に「一緒にいる」以上に「ふたりは運命的に結ばれている・切り離せない存在だ」という強い意味合いを持つ表現。
)

(私たちはひとつ、離れられない存在)





[Chorus]
When you left, I lost a part of me (Together)
あなたが去った時、私の一部も失われた(Together)

It’s still so hard to believe
まだ信じられない

Come back, baby, please
戻ってきて、お願い

(Come back, come back, come back, come back)
(戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて)

‘Cause we belong together
だってふたりは一緒にいるべきだから

Who else am I gon’ lean on18lean on
[句動詞]「寄りかかる」→「頼りにする・精神的な支えを求める」という意味のイディオム。
when times get rough? (Who will?)

辛い時期に、あなた以外の誰に頼れるの?(誰が?)

Who’s gonna talk to me on the phone ‘til the sun comes up? (Who will?)
夜明けまで電話で話し続けてくれる人が他にいる?(誰が?)

Who’s gonna take your place? There ain’t nobody19ain’t nobody
[否定・AAVE]二重否定だが AAVE では強調として機能し、「誰もいない」を意味する。
better (Who will?)

あなたの代わりになれる人がいる?あなたより優れた人なんていない(誰が?)

Oh, baby, baby, we belong together, baby
ねえ、ふたりは一緒にいるべきなんだ

(We belong together) (Who will?)
(ふたりは一緒にいるべき)(誰が?)

When you left, I lost a part of me (Who will?)
あなたが去ったとき、私の一部を失った(誰が?)

It’s still so hard to believe (Who will?)
今もまだ、信じられない(誰が?)

Come back, baby, please
戻ってきて、ねえ、お願い

(Come back, come back, come back, come back)
(戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて、戻ってきて)

‘Cause we belong together
ふたりは一緒にいるべきだから

Who am I gonna lean on20lean on
[句動詞]「もたれかかる」→「頼る・支えてもらう」という意味のイディオム。
when times get rough? (Who will?)

辛いときに誰に頼ればいいの?(誰が?)

Who’s gon’ talk to me ‘til the sun comes up? (Who will?)
夜明けまで話し相手になってくれるのは誰?(誰が?)

Who’s gon’ take your place? There ain’t nobody21ain’t nobody
[否定・AAVE]「there is nobody」の意味。二重否定だが、AAVEでは強調的な否定として使われる表現。
better (Who will?)

あなたの代わりになれる人なんて、誰もいない(誰が?)

Oh, baby, baby, we belong together
ああ、ねえ、ふたりは一緒にいるべきなんだ


[Outro]
(Who will? Who will? Who will?)
(誰が? 誰が? 誰が?)

We belong together22belong together
[句動詞]「一緒に属する」が転じて「ふたりは結ばれるべき存在・切り離せない運命にある」を意味するイディオム。

私たちはふたりで一つ



Writer(s): Mariah Carey, Jermaine Dupri, Manuel Seal, Johntá Austin, Darnell Bristol, Babyface, Sidney DeWayne, Bobby Womack, Patrick Moten, Sandra Sully

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「We Belong Together」とはどんな曲ですか?

2005年にマライア・キャリーがリリースしたR&Bバラードで、復活作として話題を呼んだアルバム『ザ・エマンシペーション・オブ・ミミ』に収録されています。ビルボード・ホット100で14週連続1位という驚異的な記録を打ち立て、2000年代を代表するラブソングとなりました。別れた恋人への止まらない想いと、「やっぱりあなたしかいない」という切実な気持ちを歌ったナンバーです。

タイトルの「We Belong Together」にはどんな意味が込められていますか?

直訳すると「私たちは一緒にいるべき存在」ですが、英語の「belong together」には単なる「一緒にいたい」を超えた、運命や必然性のニュアンスが宿っています。「もともとそういう星の下に生まれた」「離れている方が不自然だ」という感覚に近く、日本語の「縁がある」にも通じる表現です。マライアはこの言葉一つに、説明しきれないほどの深い絆を込めているんですね。

歌詞に出てくる「You’re a part of me」はどういう表現ですか?

「あなたは私の一部」という意味で、英語では相手が自分の存在そのものに溶け込んでいる様子を表す慣用表現です。この曲では「When you left, I lost a part of me(あなたが去ったとき、私の一部が欠けてしまった)」というフレーズと呼応しており、別れを「物を失う」のではなく「自分自身が欠ける」感覚として描いているのが印象的です。これがあのサビの切なさに直結しているんです。

「I don’t know what I’d do without you」という言い回しのポイントは?

「あなたがいなかったらどうしていたか、もう想像もできない」という意味で、感謝・依存・喪失感がひとつに混ざり合ったフレーズです。英語では「I don’t know what I’d do without ~」の形で、「~なしでは生きていけない」という気持ちをストレートに言わず、やわらかく、でも深く伝える定番の言い回しとして定着しています。マライアはこの一言で、相手への愛がいかに自分の根っこにあるかを見事に歌い上げています。

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関連リンク

We Belong Together – Mariah Carey (Official Video)

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