今回の曲のタイトルは、「What’s Up」です。直訳すると、「何が起きているの?」です。
4 Non Blondesは、1989年にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで結成されたオルタナティブ・ロックバンドです。「What’s Up」は、1992年リリースのデビューアルバム『Bigger, Better, Faster, More!』に収録されており、全米Billboard Hot 100では14位、イギリスのシングルチャートでは2位を記録するなど、世界的なヒット曲となりました。ボーカル兼ソングライターのリンダ・ペリーが手がけたこの楽曲は、社会への閉塞感や怒り、そして変革への強い渇望をパワフルな歌声で訴えかけるロック・アンセムです。
【直訳のポイント】タイトルの「What’s Up」は「どうしたの?」と直訳できますが、サビで繰り返される「what’s going on」はより緊迫した問いかけのニュアンスがあるため、「一体何が起きているんだ」と訳しています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
What’s Up – 4 Non Blondes
[Verse 1]
Twenty-five years and my life is still
二十五年が経っても、私の人生はまだ
Tryin’ to get up that great big hill of hope
あの大きな希望の丘を登ろうとしている
For a destination
目的地を目指して
I realized quickly when I knew I should
そうすべきだとわかったとき、すぐに気づいた
That the world was made up of this brotherhood of man1brotherhood of man
[名詞句・慣用句]「人類皆兄弟」を意味する人道主義的・宗教的理念。すべての人間は兄弟として本質的に結びついているという概念。
世界はこの「人類皆兄弟」という絆で成り立っているのだと
For whatever that means
それがどんな意味を持つにしても
[Pre-Chorus]
And so I cry sometimes when I’m lying in bed
だから時々、ベッドに横になりながら泣くことがある
Just to get it all out2get it all out
[句動詞]「全部外に出す」→感情や思いを吐き出す・発散するという意味のイディオム。, what’s in my head
頭の中にあるものを全部吐き出すために
And I, I am feeling a little peculiar
そして、なんだか少し変な感じがしている
And so I wake in the morning and I step outside
だから朝目が覚めると、外へ踏み出す
And I take a deep breath and I get real high3get real high
[動・俗語]「本当に高くなる」→高揚感に満たされる、あるいは薬物などでハイになるという意味のスラング。
深く息を吸い込んで、本当にハイになる
And I scream from the top of my lungs4from the top of my lungs
[慣用句]「肺の頂点から」→「声の限りに叫ぶ」という意味の慣用表現(at the top of one’s lungsとも言う)。
声の限りに叫ぶ
“What’s going on?”
「どうなってるんだ?」
[Chorus]
And I say, hey-ey-ey
そして私は叫ぶ、ヘイ
Hey-ey-ey
ヘイ
I said “Hey, a-what’s going on?”
「ねえ、いったいどうなってるの?」
And I say, hey-ey-ey
そして私は叫ぶ、ヘイ
Hey-ey-ey
ヘイ
I said “Hey, a-what’s going on?”
「ねえ、いったいどうなってるの?」
[Post-Chorus]
Ooh, ooh
ウー、ウー
Ooh
ウー
Ooh, uh huh
ウー、ウンウン
Ooh, ooh
ウー、ウー
Ooh
ウー
Ooh, uh huh
ウー、ウンウン
[Verse 2]
And I try
そして、私は努力する
Oh my God, do I try5do I try
[文法・強調]疑問文ではなく、助動詞 do を用いた強調構文。「本当に〜している」「確かに〜している」という強い肯定を表す。
ああ神様、本当に、私は努力しているんだ
I try all the time
いつだって、ずっと努力し続けている
In this institution6institution
[名]本来「機関・施設」だが、ここでは社会の既存の秩序・体制そのものを指す比喩的用法。
この社会の体制の中で
And I pray
そして、私は祈る
Oh my God, do I pray
ああ神様、本当に、私は祈っているんだ
I pray every single day
一日も欠かさず、毎日祈り続けている
For revolution
革命のために
[Pre-Chorus]
And so I cry sometimes when I’m lying in bed
だから時々、ベッドに横たわりながら泣いてしまう
Just to get it all out7get it all out
[句動詞]「気持ちや考えを全部外に出す=吐き出す・発散させる」というイディオム。, what’s in my head
頭の中にあるものを、全部吐き出すために
And I, I am feeling a little peculiar
そして、なんだか少し変な感じがしている
And so I wake in the morning and I step outside
だから朝に目が覚めて、外へ踏み出す
And I take a deep breath and I get real high8high
[形・俗語]「ハイな状態・高揚感」を表すスラング。ここでは深呼吸による解放感・陶酔感を指す。
深呼吸をして、気分が高揚する
And I scream from the top of my lungs9top of my lungs
[イディオム]「声の限りに・思い切り大声で」という慣用表現。
声の限りに叫ぶ
“What’s going on?”
「どうなってるんだ?」
[Chorus]
And I say, hey-ey-ey
そして僕は言う、ヘーイっ
Hey-ey-ey
ヘーイっ
I said “Hey, what’s going on?”
「ねえ、いったいどうなってるんだ?」と僕は言った
And I say, hey-ey-ey
そして僕は言う、ヘーイっ
Hey-ey-ey
ヘーイっ
I said “Hey, a-what’s going on?”
「ねえ、あ――どうなってるんだ?」と僕は言った
And I say, hey-ey-ey
そして僕は言う、ヘーイっ
(Wake in the morning and step outside)
(朝に目覚めて、外へ踏み出す)
Hey-ey-ey
ヘーイっ
(Take a deep breath and I get real high10high
[形・俗語]「高い」が転じて、恍惚感・多幸感が最高潮に達した状態を指すスラング。ここでは深呼吸による爽快感・高揚感を示唆。)
(深く息を吸い込んで、最高の気分に浸る)
(And I scream)
(そして叫ぶ)
I said “Hey, a-what’s going on?”
「ねえ、いったいどうなってるの?」と言った
And I say, hey-ey-ey
そして言う、ヘーイ
(Wake in the morning and step outside)
(朝目覚めて、外へ踏み出す)
Hey-ey, yeah yeah yeah
ヘーイ、イエス、イエス、イエス
(Take a deep breath and I get real high11high
[形・俗語]「高い」→ 気分が高揚している・陶酔状態にあること。深呼吸による自然なハイを指す場合もある。)
(深く息を吸い込んで、気分がハイになる)
(And I scream)
(そして叫ぶ)
I said “Hey, a-what’s going on?”
「ねえ、いったいどうなってるの?」と言った
[Post-Chorus]
Ooh, ooh
ウー、ウー
Ooh
ウー
Ooh, uh huh
ウー、ウンフー
[Outro]
Twenty-five years and my life is still
二十五年が経っても、私の人生はまだ
Tryin’ to get up that great big hill of hope
希望という大きな丘を登り続けている
For a destination, mmm
どこかへたどり着くために、んー
Writer(s): Linda Perry
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「What’s Up」とはどんな曲ですか?
4 Non Blondesの「What’s Up」は1992年にリリースされ、アルバム『Bigger, Better, Faster, More!』に収録されたシングルです。ドイツやオーストリアなど欧州各国でチャート1位を獲得し、全世界で1000万枚以上を売り上げた大ヒット曲となりました。ボーカルのリンダ・ペリーが書いたこの曲は、20代の若者が変わらない現実に苛立ちを感じながらも、社会への変革と希望を求めて魂の底から叫ぶ、普遍的な焦燥感とサーチをテーマにしています。
歌詞に出てくる「What’s going on?」はどういう意味ですか?
「いったいどうなってるの?」「何が起きているの?」という意味の、とても日常的なアメリカ英語の表現です。友達に「最近どう?」と気軽に聞くときにも使えるカジュアルなフレーズですが、この曲では繰り返すたびに感情が高まっていき、最終的には社会全体の不条理への怒りと絶望を込めた魂の叫びへと昇華されています。シンプルな言葉だからこそ、聴く人の胸に深く刺さるんですよね。
「tried in vain」という表現はどういう意味ですか?
「in vain(イン・ヴェイン)」は「無駄に」「虚しく」という意味の慣用表現で、「tried in vain」で「一生懸命やったのに何も実らなかった」というニュアンスになります。日本語の「骨折り損のくたびれもうけ」に近い感覚です。曲の中では、変わろうとして努力しても何も変わらないという、20代特有のやるせなさがこのフレーズにぎゅっと凝縮されていて、多くのリスナーの共感を呼んでいます。
「scream from the top of my lungs」ってどういう表現ですか?
「top of my lungs(トップ・オブ・マイ・ラングズ)」は直訳すると「肺の天辺から」で、「声の限りに」「全力で叫ぶ」という意味の英語イディオムです。「at the top of one’s lungs」という形でもよく使われます。この曲の最大の見せ場で登場するこのフレーズは、リンダ・ペリーの圧倒的な歌唱力と相まって、言葉通り「肺から絞り出すような」感情表現になっており、曲全体のカタルシスを生み出す核心部分となっています。
関連リンク
What’s Up – 4 Non Blondes (Official Video)
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