【歌詞和訳】weren’t for the wind – Ella Langley

今回の曲のタイトルは、「weren’t for the wind」です。
直訳すると、「風がなければ」です。

Ella Langleyはサウスカロライナ州出身のカントリーシンガーソングライター。2023年のデビューアルバム「excuse the mess」でデビューし、2024年にRiley Greenとのコラボ曲「You Look Like You Love Me」が全米カントリーチャートで大ヒットしてブレイクしました。本曲は2025年のリリースで、Apple Music USチャートに新たにランクインした最新シングルです。タンブルウィード(転がり草)や風の比喩を通じて、根を張れない放浪気質な自分を歌ったカントリーポップトラックです。

【この曲の言葉について】
風・タンブルウィード・バックミラー・白線など、放浪と旅立ちのイメージが詰まった一曲ですが、意訳で飾らずにそのままの言葉で訳しました。特に「tumbleweed and me wouldn’t leave every other sunrise」の部分は、「タンブルウィードと私は夜明けごとに去らなかっただろう」と直訳するだけで、根なし草のような生き方の切なさが伝わってきます。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


weren’t for the wind – Ella Langley

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[Verse 1]
I wouldn’t paint1paint
[動詞]描く、表現する(”paint ~ as”で「〜として描く・表現する」。絵を描くように人物像を作り上げるイメージ)
me as a heartbreaker2heartbreaker
[名詞]heartbreak(心を砕くこと)から転じた「恋人の心を傷つける人」。魅力的だが相手を傷つけてしまう人を指す)

自分のことを人の心を傷つける人間だとは言わない

But I’ve said a few goodbyes
でも何度かお別れを言ってきた

I’d make a promise but I know later
約束はするけれど、後になって

I’m bound3bound
[形容詞]〜することになっている(”bound to ~”で「必ず〜する・運命的に〜する」。縛られている(bound)イメージから、避けられない未来を表す)
to change my mind

気が変わることになるとわかってる

Depending on the weather, I’m goin’
天気次第で、私は行ってしまう

Hell, baby, nobody knows when
くそ、ベイビー、いつかなんて誰にもわからない

Yeah, if it was a different time
イエー、違う時代だったなら

Might’ve been different in a different life
別の人生では違っていたかもしれない


[Chorus]
Maybe that plane wouldn’t ever take off4take off
[熟語]離陸する(飛行機が地面を離れて飛び立つこと。転じて「旅立つ・去っていく」の比喩としても使われる)

あの飛行機は飛び立たなかったかもしれない

Maybe that dust wouldn’t fly off the drive5the drive
[名詞]私道、ドライブウェイ(”driveway”の略。家の前の車道。砂埃が舞い上がるシーンは車で去っていく場面)

あの砂埃は私道から舞い上がらなかったかもしれない

Maybe that tumbleweed6tumbleweed
[名詞]転がり草(乾燥した草原や砂漠に生える植物で、枯れると根から離れて風に吹かれて転がることから「根なし草・放浪者」の象徴。アメリカ西部の典型的な風景)
and me

あのタンブルウィードと私は

Wouldn’t leave every other sunrise7every other sunrise
[慣用句]一日おきの夜明け(”every other ~”=一つ置きに。”every other sunrise”=夜明けごとに。繰り返し去っていく様子を表す)

夜明けごとに去らなかったかもしれない

Maybe I’d settle down8settle down
[熟語]落ち着く、腰を落ち着ける(”settle”=定住する。「旅をやめて一か所に根を張る」こと)
, dig in some roots9dig in some roots
[慣用句]根を張る(植物が地面に根を張るように、ある場所に定住すること。”put down roots”とも言う)

腰を落ち着けて、根を張ったかもしれない

Find me a farmhouse, find me you
農家を見つけ、あなたを見つけたかもしれない

Maybe I wouldn’t be already gone again
もう再び去ってしまっていることはなかったかもしれない

If it weren’t for the wind
風がなければ


[Verse 2]
I wouldn’t stay wonderin’ what’s out there
外に何があるかを考え続けることはなかった

I wouldn’t saddle up10saddle up
[熟語]馬に鞍を付ける(カウボーイ文化の表現で、馬に鞍(saddle)を付けて乗馬の準備をすること。転じて「旅立ちの準備をする・出発する」の比喩)
on a breeze11breeze
[名詞]そよ風(軽くて心地よい風。ここでは風に乗って気軽に去ってしまうことの比喩)

そよ風に乗って旅立つことはなかった

I wouldn’t disappear out of thin air12out of thin air
[慣用句]跡形もなく(”thin air”=薄い空気。「何もないところへ消える」→「跡形もなく消える」。マジックで物が消えるイメージから)

跡形もなく消えることはなかった

I could put down these wings13put down these wings
[比喩]この翼を畳む(鳥が飛ぶのをやめるように、放浪をやめて一か所に留まることの比喩)

この翼を畳めていたかもしれない


[Chorus]
Maybe that plane wouldn’t ever take off
あの飛行機は飛び立たなかったかもしれない

Maybe that dust wouldn’t fly off the drive
あの砂埃は私道から舞い上がらなかったかもしれない

Maybe that tumbleweed and me
あのタンブルウィードと私は

Wouldn’t leave every other sunrise
夜明けごとに去らなかったかもしれない

Maybe I’d settle down, dig in some roots
腰を落ち着けて、根を張ったかもしれない

Find me a farmhouse, find me you
農家を見つけ、あなたを見つけたかもしれない

Maybe I wouldn’t be already gone again
もう再び去ってしまっていることはなかったかもしれない

If it weren’t for the wind
風がなければ

[Post-Chorus]
Blowin’, carryin’ me to the wide open14wide open
[形容詞]広大な、開けた(アメリカ中西部の広大な平原や大空を指す表現。境界のない自由と解放感を象徴する)

吹いて、広大な空へと私を運んでいく

White lines15white lines
[名詞]道路の白線(高速道路の車線区分線。長距離ドライブの情景で、放浪・旅立ちを象徴する。白線が次々と後ろに流れていくイメージ)
rollin’ and the tires smokin’

白線が流れ、タイヤが煙を上げる

It wouldn’t be the rearview16rearview
[名詞]バックミラー(”rearview mirror”の略。後ろ(過去)を映す鏡。前に進みながら後ろを見ることで、去っていく様子・後悔を象徴する)
I’m lookin’ in

私が覗いているのはバックミラーではなかっただろう

If it weren’t for the wind
風がなければ

If it weren’t for the wind
風がなければ


[Chorus]
Maybe that plane wouldn’t ever take off
あの飛行機は飛び立たなかったかもしれない

Maybe that dust wouldn’t fly off the drive
あの砂埃は私道から舞い上がらなかったかもしれない

Maybe that tumbleweed and me
あのタンブルウィードと私は

Wouldn’t leave every other sunrise
夜明けごとに去らなかったかもしれない

Maybe I’d settle down, dig in some roots
腰を落ち着けて、根を張ったかもしれない

Find me a farmhouse, find me you
農家を見つけ、あなたを見つけたかもしれない

Maybe I wouldn’t be already gone again
もう再び去ってしまっていることはなかったかもしれない

If it weren’t for the wind
風がなければ

[Post-Chorus]
Blowin’, carryin’ me to the wide open
吹いて、広大な空へと私を運んでいく

White lines rollin’ and the tires smokin’
白線が流れ、タイヤが煙を上げる

It wouldn’t be the rearview lookin’ in
覗いているのはバックミラーではなかっただろう

If it weren’t for the wind
風がなければ

[Outro]
If it weren’t for the wind
風がなければ



Writer(s): Ella Langley, Johnny Clawson, Joybeth Taylor

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「weren’t for the wind」はどんな曲ですか?

Ella Langleyが2025年にリリースしたカントリーポップシングルです。タンブルウィード(転がり草)や飛行機、バックミラーなどの比喩を通じて、定住できずにどこかへ去り続けてしまう放浪気質な自分を歌っています。「もし風がなければ、あなたのそばに留まれたのに」というテーマが切ない一曲です。

「tumbleweed」はどういう意味ですか?

乾燥した草原や砂漠に生える植物で、枯れると根から離れて風に吹かれてコロコロと転がることから、「根なし草・放浪者」の象徴として使われます。アメリカ西部の荒野の典型的な風景でもあり、この曲では「定住できない自分」と「タンブルウィード」を重ねて表現しています。

「saddle up on a breeze」はどういう意味ですか?

「そよ風に乗って旅立つ」という意味です。「saddle up」はカウボーイが馬に鞍を付けて出発準備をすることから「旅立ちの準備をする」の比喩。「breeze(そよ風)」を馬のように乗りこなすイメージで、風に誘われてふらっと去ってしまう様子を表しています。

「rearview」はどういう意味ですか?

バックミラー(”rearview mirror”の略)のことです。車が前に進みながら後ろ(過去)を映すバックミラーを覗くことで、「後悔しながら去っていく・過去を振り返りながら前へ進む」という心情を象徴しています。この曲では風がなければバックミラーを覗く必要もなかったという後悔が込められています。

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関連リンク

Ella Langley – weren’t for the wind (Official Music Video)

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