今回の曲のタイトルは、「Happier」です。直訳すると、「もっと幸せに」です。
MarshmelloとBastilleの2018年の曲です。アメリカ人DJ・プロデューサーのMarshmelloと、イギリスのバンドBastilleのボーカルDan Smithによるコラボレーション楽曲で、2018年8月にリリースされました。全米Billboard Hot 100で最高2位、全英シングルチャートでも2位を記録した世界的な大ヒット曲です。「別れを選ぶことで相手がより幸せになれる」と気づいた男性の複雑な心情を描いたポップ・EDMで、Dan Smithの切ないボーカルが胸に刺さる一曲です。
【この曲の言葉について】
「別れ」を選ぶことで相手の幸せを願う、複雑な愛の形を歌った一曲です。あえて意訳で飾らずに「そのまんま」の言葉で訳すことで、歌詞が持つ剥き出しの感情を大切にしました。特に「I want you to be happier」というサビのフレーズは、辞書の意味をそのまま繋ぎ合わせるだけで、相手の幸せを願いながら自分が去らなければならないという矛盾した切なさが、じわりと伝わってきます。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Happier – Marshmello & Bastille
[Chorus]
Lately, I’ve been, I’ve been thinking
最近、ずっと、考えてるんだ
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
[Verse 1]
When the morning comes
朝が来たとき
When we see what we’ve become
僕たちが何になってしまったか見えてくると
In the cold light of day1cold light of day
[名詞句]「現実の厳しい光の中で」。感情が冷めた後の素面の状態、または高揚が過ぎ去った後に浮かび上がる厳しい現実を表す慣用表現。, we’re a flame in the wind
昼の冷たい現実の中で、僕たちは風の中の炎だ
Not the fire that we’ve begun
僕たちが始めた火じゃなくなってしまった
Every argument, every word we can’t take back2take back
[動詞句]「取り消す・撤回する」。発した言葉を「引き戻す」(take back)ことはできないという意味で使われている。
すべての口論、取り消せないすべての言葉
‘Cause with all that has happened
起きたことすべてのせいで
I think that we both know the way that the story ends
物語がどう終わるか、二人ともわかってると思う
[Pre-Chorus]
Then only for a minute
でも一瞬だけ
I want to change my mind
気持ちを変えたくなる
‘Cause this just don’t feel right to me
だってこれは僕には正しく感じられない
I wanna3wanna
[口語]want toの短縮形。「〜したい」という意味。 raise your spirits4raise your spirits
[慣用句]「〜を元気づける」。spirit(s)は「精神・気力」の意味で、落ち込んだ気力を引き上げる(raise)ことで相手を励ますことを表す。
君を元気にしてあげたい
I want to see you smile but
君の笑顔が見たい、でも
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
[Chorus]
Lately, I’ve been, I’ve been thinking
最近、ずっと、考えてるんだ
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
[Verse 2]
When the evening falls
夜が訪れると
And I’m left there with my thoughts
そして自分の思いだけを抱えて、そこに取り残されて
And the image of you being with someone else
別の誰かといる君の姿が
Well, it’s eating me up inside5eating me up inside
[慣用句]「内側から〜を蝕む」。eat upは「食い尽くす」という意味で、感情や嫉妬が内面をじわじわと消耗させる様子を表す慣用表現。
内側から僕を蝕んでいる
But we ran our course6ran our course
[動詞句]run one’s courseで「自然の流れを走りきる・自然に終わりを迎える」。川の流れが自然に終わるイメージから、物事が自然の成り行きで終了することを表す。ranはrunの過去形。, we pretended we’re OK
でも僕たちは自然に終わりを迎え、大丈夫なふりをしていた
Now if we jump together at least we can swing7swing
[動詞]「揺れる・振れる」。ここでは一緒に飛び込むことで、壊れた関係の残骸から遠く揺れ動くことができるというイメージで使われている。
今一緒に飛び込めば、少なくとも揺れながら離れることができる
Far away from the wreck8wreck
[名詞]「難破船・残骸・廃墟」。ここでは壊れてしまった二人の関係の比喩として使われている。 we made
僕たちが作った残骸から遠く離れて
[Pre-Chorus]
Then only for a minute
でも一瞬だけ
I want to change my mind
気持ちを変えたくなる
‘Cause this just don’t feel right to me
だってこれは僕には正しく感じられない
I wanna raise your spirits
君を元気にしてあげたい
I want to see you smile but
君の笑顔が見たい、でも
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
[Chorus]
Lately, I’ve been, I’ve been thinking
最近、ずっと、考えてるんだ
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
[Post-Chorus]
So I’ll go, I’ll go
だから僕は行くよ、行くよ
I will go, go, go
行く、行く、行く
So I’ll go, I’ll go
だから僕は行くよ、行くよ
I will go, go, go
行く、行く、行く
[Chorus]
Lately, I’ve been, I’ve been thinking
最近、ずっと、考えてるんだ
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
Even though I might9might
[助動詞]「〜かもしれない」という可能性・不確実性を表す助動詞。mayよりも可能性が低い、または控えめなニュアンスを持つ。 not like this
たとえ僕がこれを好きじゃないかもしれなくても
I think that you’ll be happier
君はもっと幸せになれると思う
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
[Pre-Chorus]
Then only for a minute
でも一瞬だけ
I want to change my mind
気持ちを変えたくなる
‘Cause this just don’t feel right to me
だってこれは僕には正しく感じられない
I wanna raise your spirits
君を元気にしてあげたい
I want to see you smile but
君の笑顔が見たい、でも
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
Know that means I’ll have to leave
それは僕が去らなければならないということだとわかってる
[Chorus]
Lately, I’ve been, I’ve been thinking
最近、ずっと、考えてるんだ
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
I want you to be happier
君にもっと幸せでいてほしい
[Outro]
So I’ll go, I’ll go
だから僕は行くよ、行くよ
I will go, go, go
行く、行く、行く
Writer(s): Marshmello, Dan Smith, Steve Mac
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Happier」はどんな曲ですか?
MarshmelloとBastilleによる2018年のコラボレーション楽曲です。アメリカ人DJ・プロデューサーのMarshmelloと、イギリスのバンドBastilleのボーカルDan Smithがタッグを組み、全米Billboard Hot 100で最高2位・全英でも2位を記録しました。「別れることで相手がより幸せになれる」と願う男性の複雑な心情を描いており、EDMとポップが融合した感情的な一曲です。
「cold light of day(昼の冷たい現実)」はどういう意味ですか?
感情の高ぶりや夜の勢いが冷めた後、素面の状態で物事を見るときの「現実の厳しさ」を表す慣用表現です。興奮や感傷の霧が晴れ、昼の光の下でありのままの現実が見えてくるイメージ。この曲では「二人の関係の現実を冷静に見たとき」という場面で使われています。
「eating me up inside(内側から蝕む)」はどういう意味ですか?
感情が内側からじわじわと消耗させる様子を表す慣用句です。eat upは「食い尽くす」という意味で、嫉妬や後悔などが内面を蝕んでいく状態を指します。この歌詞では、別の誰かといる相手の姿が頭から離れず、心が侵食されていくという状態を表しています。
「ran our course(自然に終わりを迎えた)」はどういう意味ですか?
run one’s courseは「自然の流れを走りきる・自然に終わりを迎える」という意味のフレーズです。川の流れや病気の経過など、ものごとが自然の成り行きで終わることを表します。この曲では「二人の関係が誰かのせいではなく、自然に終わった」という意味で使われています。ranはrunの過去形です。
関連リンク
Marshmello & Bastille – Happier [Official Music Video]
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
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【歌詞和訳】I’m Spent – Drake & Loe Shimmy
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