今回の曲のタイトルは、「BOP」です。直訳すると、「バップ(軽く叩く・殴る)」です。
DaBaby(本名:ジョナサン・リンデール・カーク)は、アメリカ・ノースカロライナ州シャーロット出身のラッパーです。「BOP」は2019年3月にリリースされたデビューアルバム『Baby on Baby』に収録されており、ビルボードHot 100で最高11位を記録、RIAA認定5倍プラチナを獲得した大ヒット曲です。プロデューサーのjetsonmadeが手がけた跳ねるようなトラップビートにDaBabyの切れ味鋭いフロウが乗る、自信と勢いに満ちたヒップホップナンバーで、SNS上でダンスチャレンジとして世界中に拡散しました。
【直訳のポイント】タイトルの「BOP」は「軽く叩く」が原義ですが、この曲では特定のダンスステップを意味するスラングとして使われています。そのため和訳では意味を優先し、「バップ」とカタカナで表記することにしました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
BOP – DaBaby
[Intro]
You know everybody been waiting on that Baby1Baby
[固有名詞]アメリカのラッパー「DaBaby」(本名:Jonathan Lyndale Kirk)の通称。, man
みんなずっとベイビーを待ってたよな
I mean, it’s like ever since Baby on Baby2Baby on Baby
[固有名詞]DaBabyの2019年デビューアルバムのタイトル。 dropped3dropped
[動・俗語]「落とした」→ アルバムや楽曲を「リリースした」を意味する音楽スラング。, man, like, you know (Ever since Baby on Baby dropped)
つまり、『ベイビー・オン・ベイビー』が出てからというもの、わかるだろ?(『ベイビー・オン・ベイビー』が出てからずっと)
Ain’t nobody4Ain’t nobody
[AAVE]二重否定による強調表現で「誰も〜していない」の意。標準英語の “Nobody has…” に相当。 drop shit (Oh Lord, Jetson5Jetson
[固有名詞]DaBabyの専属プロデューサー「Jetsonmade」の通称。「Oh Lord, Jetsonmade another one」は彼の定番プロデューサータグ。 made another one)
誰も大したもん出せてねえ(神よ、ジェットソンがまたやりやがった)
Let’s go, hah
いくぞ、はあ
[Chorus]
I needed some shit with some bop6bop
[名・俗語]「バップ(ジャズ)」から転じ、ノリのよい曲・バンガーを指す現代スラング。 in it (Let’s go)
ノリのいい曲が必要だった(行くぞ)
I flew past the whip7whip
[名・AAVE]「鞭」→ 車・高級車を指すAAVEスラング。 with that blunt8blunt
[名・俗語]タバコの葉を外皮に使い、大麻を詰めた手巻き葉巻。 in my mouth
ブラントをくわえたまま、あの車を一気に追い越した
Watch the swervin’, that whip had a cop in it (Woo)
ハンドルを切れ、あの車には警官が乗ってた(ウー)
My bitch9bitch
[名・AAVE]侮辱語にもなるが、ここでは恋人・彼女を指すAAVE表現。 got good pussy, fly her ‘cross the country
俺の女は最高だ、飛行機で全国どこへでも連れてく
I finish the show and I hop in it (Mm, mm, mm)
ショーを終えてすぐ車に飛び乗る(んー、んー、んー)
I got me a milli’10milli’
[名・俗語]「million(100万)」の短縮形。ここでは100万ドルを指す。, I did it legit-ly
100万を手にした、正当なやり方でな
I’m still with the shits11with the shits
[句・AAVE]「そのライフスタイルを続けている・そのノリにどっぷりいる」を意味するAAVE表現。, I’m a hot12hot
[形・俗語]「熱い」ではなく「今が旬・人気絶頂・売れっ子」を意味するスラング。 nigga (Hot)
俺はまだそのノリを続けてる、今が旬のニガだ(ホット)
[Verse 1]
Oh, you asking for pictures with niggas13niggas
[名・AAVE]仲間・男たちを指すAAVEの俗語。侮蔑語から転じ、仲間内で広く使われる。? (Huh?)
おい、俺らと一緒に写真撮りたいって?(はあ?)
What’s your name? Get the fuck out the spot, nigga (Get the fuck)
名前は何だ?さっさとここから出てけ(出てけ)
Tryna figure which deal I’ma take (Uh-huh)
どの契約を取るか考えてるとこだ(そうだ)
I woke up, couple mill’14mill’
[名・俗語]millionの省略形。「couple mill’」で数百万ドルを指す。 on my plate15on my plate
[句・慣用]「皿の上に」→ 自分の目の前に用意されている・手中にある状態を表すイディオム。 (Let’s eat)
目が覚めたら、数百万ドルが目の前に転がってた(さあ食おう)
I’m investing in real and estate16real and estate
[語遊び]「real estate(不動産)」をあえて分割し、「本物(real)の資産(estate)」という二重の意味を持たせた言葉遊び。 (Uh-huh)
本物の資産、不動産に投資してる(そうだ)
I just went gave my mama a hundred17a hundred
[名・俗語]ヒップホップでは文脈により10万ドル($100,000)を指すことが多い金額表現。 (A hundred)
ついさっき、ママに十万ドル渡してきた(十万)
Probably won’t hear me open my mouth
俺が口を開くのはまず聞けないだろう
‘Less you hearin’ me talkin’ ‘bout finding some money (Let’s go)
金の話をしてるとき以外はな(行くぞ)
As soon as I found it, I flipped18flipped
[動・俗語]手に入れたものをすぐ転売・運用して利益を得ること。flip(ひっくり返す)から派生した金融スラング。 that (Flip)
手に入れた瞬間、すぐ転がして稼いだ(転がせ)
I’m a little bit different, they get it (They dig19dig
[動・俗語]「掘る」→ 理解する・共感する・気に入ることを意味する俗語。)
俺はちょっと違う、みんなわかってる(わかってる)
Know I’m stiff20stiff
[形・俗語]「硬い」→ 性的に興奮・勃起している状態を指すスラング。 on a bitch and she dig21dig
[動・俗語]「掘る」→「気に入る・好む」を意味するスラング。 it
アイツもわかってる、俺がその気になってるのを。しかもそれが好きだと
Tryna find out why Baby ain’t all in her mentions22mentions
[名・SNS用語]SNS上で他ユーザーが自分を@タグで言及すること。「all in her mentions」= 彼女のメンションに頻繁に現れること。 (Hah)
なんで俺が彼女のメンションに現れないのか、アイツは気になって仕方ない(ハッ)
No, she ain’t get no DM from me (Bitch)
そう、俺からDMなんか一切届いてない(チッ)
This rich nigga dick, it ain’t free
金持ちの俺のモノは、タダじゃないぜ
She be throwin’ that ass23throwin’ that ass
[句・俗語]「尻を投げる」→ 尻を振る・グラインドするという性的な動きを指すAAVEスラング。, yeah, she good at it
アイツはいつもケツを振りまくる、しかも様になってる
Turn around when we fuck, make her look at it (Uh, she like, hah)
ヤる時は振り返らせて、自分で見させてやる(ウー、アイツったら、ハッ)
[Chorus]
I needed some shit with some bop24bop
[名・俗語]思わず頭を振りたくなるノリのいいビート・曲を指す音楽スラング。 in it (Let’s go, uh)
ノリのいいビートが欲しかった(レッツゴー、うっ)
I flew past the whip25whip
[名・AAVE]「鞭」→ 車を指すAAVEスラング。運転時のハンドルさばきが語源とも言われる。 with that blunt26blunt
[名・俗語]タバコの葉を抜いてマリファナを詰め直した葉巻。 in my mouth
口にブラントを咥えたまま、その車を一気に追い越した
Watch the swervin’, that whip had a cop in it (Woo, okay)
ハンドルさばきを見ろ――その車には警官が乗ってたんだ(ウー、オーケー)
My bitch27bitch
[名・AAVE]直訳は「雌犬」だが、ここでは「彼女・パートナー」を親しみを込めて指すAAVEスラング。 got good pussy, fly her ‘cross the country
俺の彼女は最高だ、全国どこへでも飛行機で連れていってやる
I finish the show and I hop in28hop in
[句動詞]「ぴょんと乗り込む」→ 車などにすばやく乗り込む動作を表すイディオム。 it (Mm, mm, mm, yeah)
ショーが終わったらすぐ乗り込む(んん、んん、んん、yeah)
I got me a milli’29milli’
[名・俗語]”million” の短縮形。ここでは100万ドルを指す。, I did it legit-ly
ミリオンを手にした、しかも正当な方法でな
I’m still with the shits30with the shits
[句・AAVE]「そのライフスタイルをまだ続けている・本気でやっている」を意味するAAVEフレーズ。, I’m a hot nigga31hot nigga
[句・俗語]「今最も話題の人物・最もホットな存在」を指す。Bobby Shmurdaの同名楽曲(2014年)も踏まえたリファレンス。 (Hot, let’s go)
俺はまだ本気で動いてる、今一番熱い男だ(ホット、レッツゴー)
[Verse 2]
I’m unorthodox than a motherfucker32than a motherfucker
[句・AAVE俗語]「motherfuckerより」→「極めて〜だ・誰より〜だ」という意味の最上級強調表現。
俺は誰よりも型破りだ
Ayy, when you gon’ switch the flow33flow
[名・ラップ用語]ラップのリズム・抑揚・スタイルの総称。? I thought you’d never ask
よお、いつフロウを変えるんだ?ずっと聞いてほしかったぜ
Niggas ain’t fuckin’ with me34fuckin’ with me
[句・AAVE俗語]「〜に張り合う・同じ土俵に立つ」の意。ここでは「誰も俺に敵わない」というニュアンス。
誰も俺には敵わない
And ain’t ‘bout what the fuck they be rappin’ ‘bout with they lil’ scary35scary
[形・AAVE俗語]標準英語では「怖い」だが、AAVEでは「臆病な・気の小さい」の意で使われる。 ass (Hah)
あいつら臆病者のくせに、自分がラップしてる内容も体現できてない
But to each his own36to each his own
[句・慣用句]「それぞれ好みがある・人それぞれ」の意のイディオム。, nigga (Huh)
でも人それぞれだろ
If you like it, I love it, no biggie37no biggie
[句・俗語]「大したことじゃない・気にしない」の意のスラング。同時に次行で言及するラッパー「Biggie(Notorious B.I.G.)」への言葉遊びにもなっている。 (No big)
お前が好きなら俺は大好きだ、大したことじゃない
That boy say he get money, oh, really?
あいつは金を稼いでるって言ってるが、本当に?
How much they just cut you a check38cut you a check
[句・イディオム]「小切手を切る(発行する)」→「報酬・対価を支払う」の意。 for? A milli’
いくら払ってもらったんだ?百万か?
I’m going back to Cali like Biggie39Biggie
[固有名]Notorious B.I.G.の通称。「Going Back to Cali」という楽曲で知られるNYのレジェンドラッパー。 (Go back)
ビギーみたいにカリフォルニアに戻る
‘Bout to go get a pound40pound
[名・俗語]マリファナ約453グラム(1ポンド分)を指す薬物スラング。 just to smoke (I smoke)
スモークするためにパウンド丸ごと買いに行くところだ
They told me to come work on my album
アルバムの制作に来いと言われた
I’m tryna go find out the price on a boat (Okay)
でも俺はボートの値段を調べに行こうとしてた
My lil’ bitch act like Megan Thee Stallion41Megan Thee Stallion
[固有名詞]ヒューストン出身の人気女性ラッパー。大胆でセクシー、強さと自信を前面に出したイメージで知られる。 (Mm)
俺の女はミーガン・ジー・スタリオンみたいな感じ
She ghetto42ghetto
[形・俗語]本来は「貧民街」の意だが、スラングでは「ストリート育ちでワイルドな(肯定的ニュアンス)」として使われる。 and nasty43nasty
[形・俗語]字義は「汚い・不快な」だが、hip-hopでは「セクシーで大胆な」という褒め言葉として使われる。, she drivin’ the boat44drivin’ the boat
[句・俗語]「ボートを操縦する」→ 女性がセックスで主導権を握ること、またはそのムーブを指すスラング。 (Mm, mm, drive the boat)
ストリート育ちでエロい、彼女がボートを操ってる
All this shit that they makin’ be boring
あいつらが作るものは全部退屈ばかり
Play me something to bop45bop
[名・俗語]思わず体が動くような、ノリのいい曲のこと。 while I ride46ride
[動・俗語]「乗る」→ 車でドライブする・流す、の意。 with the pole47pole
[名・俗語]「棒・ポール」→ 銃を指すスラング。
銃を持ちながらドライブするとき、ノれる曲をかけてくれ
Here you go (Uh, oh, hah, okay)
ほら、これだよ
[Chorus]
I needed some shit with some bop48bop
[名・俗語]ノリの良い曲・ビートを指すスラング。「this song is a bop」=「この曲めちゃくちゃいい」。 in it (Let’s go)
ノリのいいやつが欲しかった(レッツゴー)
I flew past the whip49whip
[名・俗語]「鞭」→ 車(特にかっこいい車)を指すAAVEスラング。 with that blunt50blunt
[名・俗語]タバコの葉を抜いて大麻を詰めたシガー。 in my mouth
ブラントをくわえたまま、あの車を颯爽と追い越した
Watch the swervin’, that whip had a cop in it (Woo)
ハンドルさばきを見ろ、あの車には警官が乗ってたんだぜ(ウー)
My bitch51bitch
[名・AAVE]直訳は「雌犬」だが、ここでは「俺の女・彼女」を指すAAVEの用法。 got good pussy, fly her ‘cross the country
俺の女は最高だ、国中どこへでも飛行機で連れていく
I finish the show and I hop in it52hop in it
[句動詞・俗語]「飛び込む」→ ショー後すぐ女性のもとへ向かい関係を持つことを示す婉曲表現。 (Mm, mm, mm)
ショーを終えてすぐ飛び込む(んー、んー、んー)
I got me a milli’53milli’
[名・俗語]「million(百万)」の省略形。ここでは100万ドルを指す。, I did it legit-ly
100万ドルを手にした、正当な方法でな
I’m still with the shits54with the shits
[句・AAVE]「まだそのモードにある・本気で臨んでいる・抜け出ていない」を意味するAAVEのイディオム。, I’m a hot55hot
[形・俗語]「熱い」→ 今最も注目を集めている・人気絶頂であることを示すスラング。警察に追われている(お尋ね者)という含意もある。 nigga (I’m hot)
俺はまだ本気だ、今一番ノッてる男だ(ノッてる)
[Interlude]
Like, this shit56shit
[名・俗語]直訳は「糞」だが、AAVEでは「これ(この曲・このスタイル)」を指す中立〜肯定的な俗語。 for like, you know
なんかね、これはそう、わかるでしょ
The sophisticated ratchet57ratchet
[形・AAVE俗語]「粗野・品がない・下品」を意味するAAVEスラング。ここでは “sophisticated”(洗練された)との対比で、垢抜けながらも野性味あふれる女性像を表す。 hoes, you know
洗練されているのにワイルドな女たち、わかるでしょ
The ones that go to work by day, then, you know
昼間は仕事に行って、それで、ほら
Dance in the mirror by night (Hah)
夜は鏡の前で踊る(ハッ)
[Chorus]
I needed some shit with some bop58bop
[名・俗語]「ノリの良い曲」「最高にかっこいいビート」を指す現代スラング。 in it (Okay, let’s go)
ノリの良いやつが欲しかった(さあ、行くぞ)
I flew past the whip59whip
[名・俗語]「鞭」→「車」を意味するスラング。高級車を指すことが多い。 with that blunt60blunt
[名・俗語]葉巻の外皮にマリファナを詰めて巻き直したもの。 in my mouth
口にブラントを咥えたまま、その車を猛スピードで追い抜いた
Watch the swervin’, that whip had a cop in it (Woo)
蛇行に気をつけろ、その車には警官が乗ってた(ウー)
My bitch got good pussy, fly her ‘cross the country
俺の女は最高だから、全国どこへでも飛行機で連れていく
I finish the show and I hop in61hop in
[句動詞]「素早く乗り込む」を意味するイディオム。ここでは前述の車に飛び乗ること。 it (Mm, mm, mm)
ショーを終えてその車に飛び乗る(んー、んー、んー)
I got me a milli’62milli’
[名・俗語]millionの短縮形。ここでは百万ドルを指す。, I did it legit-ly
百万ドルを手に入れた、全部合法的にやり遂げた
I’m still with the shits63with the shits
[句・AAVE]「そのノリで突き進んでいる」「ストリートの生き方を貫いている」を意味するスラング。, I’m a hot64hot
[形・俗語]「人気絶頂」または「警察にマークされている」の両義を持つスラング。 nigga (I’m hot)
俺はまだそのノリを貫いてる、今が絶頂期だ(俺は熱い)
[Outro]
Oh, you asking for pictures with niggas65niggas
[名・AAVE]仲間・男たちを指すAAVEの語。ここでは有名人と一緒に写真を撮りたがる人への呆れた反応として使われている。?
おい、俺らと写真撮りたいって?
What’s your name? Get the fuck out the spot66spot
[名・俗語]「場所・会場・現場」を指すスラング。「the spot」でその場所・その場を意味する。, nigga (Get the fuck)
名前は?とっとと出てけ、おい(出てけ)
Tryna figure which deal I’ma67I’ma
[助・AAVE]「I’m going to」のAAVE短縮形。「〜するつもりだ」という意志・近接未来を表す。 take (Uh-huh)
どの契約を受けるか考えてる(うん)
I woke up, couple mill’68mill’
[名・口語]「million(百万)」の短縮形。「couple mill’」で数百万ドルを指す。 on my plate69on my plate
[慣用]本来「やるべき課題を抱えている」意だが、ここでは「目の前に大金が用意されている」という意味合いで転用。
目が覚めたら、数百万ドルが目の前に積まれていた
Writer(s): star boy, jetsonmade, DaBaby
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「BOP」はどんな曲ですか?
「BOP」は、アメリカのラッパー・DaBaby(ダベイビー)が2019年1月11日にリリースした楽曲で、デビューアルバム「Baby on Baby」の先行シングルとして発表されました。リリース直後から注目を集め、ビルボード・Hot 100で最高7位を記録。RIAAからマルチプラチナム認定を受けるほどのスマッシュヒットとなり、DaBabyの名前を全米に知らしめた代表曲です。
「Baby」はどういう意味ですか?
歌詞に繰り返し登場する「Baby」は、アーティスト本人のニックネームそのものです。本名をJonathan Lyndale Kirkというこのラッパーは、家族の中で末っ子(=”baby” of the family)であることから「DaBaby(ダ・ベイビー)」という名前を名乗るようになりました。つまり歌詞の中で「Baby」と言うときは、自分自身のことを指している一種のセルフブランディングの表現です。日本のアーティストが自分の名前をリリックに織り込む感覚と似ていますね。
「Baby on Baby」はどういう意味ですか?
これはDaBabyのデビューアルバムのタイトルにもなっている表現で、「Baby(=DaBaby自身)が手がけた、まさにDaBaby色全開の作品」というニュアンスを持つ自己アピールのフレーズです。英語で「A on A」という言い回しは「AそのものがAに乗っている」、つまり「純度100%のA」を強調するときに使われます。ヒップホップ界隈では「自分のスタイルを全力で押し出す」という宣言として機能しており、新人ラッパーが「俺はここにいるぞ」と世間に向けて放つ力強いメッセージでもあります。
「dropped」はどういう意味ですか?
ヒップホップのリリックやインタビューでよく耳にする「drop(ドロップ)」は、楽曲やアルバムを「リリースする・世に出す」という意味のスラングです。「I dropped a new track(新曲を出した)」のように使われ、日本語で言えば「曲を落とす」というニュアンスに近い表現です。もともとレコードをターンテーブルに「落とす(drop)」動作から生まれた言葉とも言われており、発売の瞬間に音楽がドンッと世界へ解き放たれるイメージを持つと覚えやすいでしょう。
関連リンク
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
【歌詞和訳】POP DAT THANG – DaBaby
【歌詞和訳】ROCKSTAR – DaBaby
【歌詞和訳】You’re Gonna Go Far, Kid – The Offspring
【歌詞和訳】SexyBack – Justin Timberlake
【歌詞和訳】Boy’s a liar Pt. 2 – PinkPantheress & Ice Spice