今回の曲のタイトルは、「Softcore」です。直訳すると、「やわらかい芯」です。「softcore」という単語は「soft(柔らかい)」と「core(芯・核)」を組み合わせた言葉で、この曲では愛の繊細さや脆さを象徴するキーワードとなっています。
ザ・ネイバーフッドは、2011年にカリフォルニア州ニューベリーパークで結成されたアメリカのオルタナティブロックバンドです。ボーカルのジェシー・ラザフォードを中心に、ダークでドリーミーなサウンドと内省的な歌詞が特徴で、2013年のデビューアルバム『I Love You.』で広く知られるようになりました。「Softcore」は2018年にリリースされたアルバム『Hard to Imagine the Neighbourhood Ever Changing』の収録曲で、インディーポップ・ドリームポップのジャンルに分類されます。愛の柔らかさと儚さ、感情の揺らぎをテーマにしており、浮遊感のあるサウンドスケープが印象的な一曲です。
【直訳のポイント】タイトルの「softcore」は日本語にそのまま訳しにくい表現です。本来は成人向けコンテンツを示す言葉ですが、この曲では感情の柔らかさや脆さを指すメタファーとして機能しており、「やわらかい芯」と訳しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Softcore – The Neighbourhood
[Verse 1]
You’ve been my muse1muse
[名・文化語]ギリシャ神話の詩神ムーサに由来。芸術家の「創作意欲を刺激してくれる存在・インスピレーションの源」を指す。 for a long time
ずっとあなたが私のミューズだった
You get me through2get … through
[句動詞]「通り抜けさせる」→「つらい時期・困難を乗り越えさせてくれる」という意味のイディオム。 every dark night
どんな暗い夜も、あなたがいるから乗り越えられる
I’m always gone, out on the go3on the go
[慣用句]「常に動き回っている・絶えず忙しくしている状態」を表すイディオム。
私はいつも家を空けて、あちこち飛び回っている
I’m on the run4on the run
[慣用句]本来「逃亡中」の意だが、ここでは「休む間もなく動き回っている」という意味。 and you’re home alone
私は駆け回り、あなたはひとり家に残されている
I’m too consumed with my own life
自分の人生に没頭しすぎている
[Pre-Chorus]
Are we too young for this?
私たちにはまだ早すぎるのかな?
Feels like I can’t move
動けない気がする
[Chorus]
Sharing my heart
心を打ち明けて
It’s tearing me apart5tearing me apart
[句動詞・イディオム]「引き裂く」→「心が引き裂かれるほど辛い」を意味する慣用表現。物理的な意味ではなく、深い感情的苦痛を指す。
心が引き裂かれそうで
But I know I’d miss you, baby, if I left right now
でも今すぐ去ったら、あなたが恋しくなるって分かってる、ベイビー
Doing what I can, tryna be a man6be a man
[イディオム]「男になる」→ 感情に流されず、責任を持って強くあろうとすること。
できる限りのことをして、ちゃんとした男でいようとして
And every time I kiss you, baby
あなたにキスするたびに、ベイビー
I can hear the sound of breaking down7breaking down
[句動詞]「壊れる・故障する」→ 感情や関係が内側から崩れていく状態を指すイディオム。
崩れていく音が聞こえる
[Verse 2]
I’ve been confused as of late8as of late
[副・イディオム]「最近・近ごろ」を意味する書き言葉的表現。lateは「遅い」ではなく「最近の」という意味を持つ。 (Yeah)
最近ずっと、心が乱れている(ヤー)
Watching my youth slip away9slip away
[句動詞]「滑り去る」→ 時間や若さが気づかぬうちに徐々に失われていくことを表すイディオム。 (Yeah)
自分の若さがこぼれ落ちていくのを眺めている(ヤー)
You’re like the sun, you wake me up
君は太陽みたいで、僕を目覚めさせてくれる
But you drain10drain
[動・比喩]「排水する・流し出す」→ エネルギーや活力を奪い、消耗させるという比喩的な使い方。 me out if I get too much
でも多すぎると、君に消耗させられてしまう
I might need room11room
[名・比喩]「部屋」ではなく「余裕・空間・距離」の意。ここでは心理的な余白や一人になれる距離感を指す。 or I’ll break
少し距離が必要かもしれない、さもなければ僕は壊れてしまう
[Pre-Chorus]
Are we too young for this?
私たちには、まだ早すぎるのかな?
Feels like I can’t move
身動きが取れない気がする
[Chorus]
Sharing my heart
心を打ち明けながら
It’s tearing me apart12tearing me apart
[イディオム]「引き裂く」が転じて「心が張り裂けるほど苦しめる」の意。
それが胸を引き裂く
But I know I’d13I’d
[助動詞]I would の短縮形。ここでは「もし〜なら…するだろう」という仮定法の would。 miss you, baby, if I left right now
でも今ここを去ったら、君が恋しくなるってわかってる、ベイビー
Doing what I can, tryna be a man
できることは全部やって、一人前の男になろうとしている
And every time I kiss you, baby
そして君にキスするたびに、ベイビー
I can hear the sound of breaking down14breaking down
[句動詞]「壊れる・故障する」→ 転じて「(心や関係が)崩壊していく」の意。
壊れていく音が聞こえる
[Bridge]
Breaking down15breaking down
[句動詞]「壊れる・崩れる」→ 感情的・精神的に「崩れ落ちる」ことを意味するイディオム。, breaking down, breaking down
崩れ落ちていく、崩れ落ちていく、崩れ落ちていく
Breaking down, breaking down, breaking down
崩れ落ちていく、崩れ落ちていく、崩れ落ちていく
I don’t want to play this part16play this part
[句動詞]「この役を演じる」→ 望んでいない役割・立場を演じることを指すイディオム。
こんな役、演じたくなんかないのに
But I do, all for you
でも、そうしてしまう——全部あなたのために
I don’t want to make this hard
こんなにつらくしたくないのに
But I will ‘cause I’m still
でも、そうなってしまう——だって私はまだ
[Chorus]
Sharing my heart
心を打ち明けて
It’s tearing me apart17tearing me apart
[イディオム]「引き裂く」→「(精神的に)ひどく苦しめる・心を傷つける」を意味する表現。
心が引き裂かれそうで
But I know I’d18I’d
[短縮形・助動詞]I wouldの短縮形。「もし~なら〜だろう」という仮定・条件の意味を持つ。 miss you, baby, if I left19left
[動・不規則過去形]leaveの過去形。「去る・離れる」の意。仮定の条件節内で使用。 right now (I know I would)
でも今ここを去ったら、あなたが恋しくなるってわかってる(わかってるよ)
Doing what I can, tryna be a man (Be your man)
できる限りのことをして、あなたの男であろうとしている
And every time I kiss you, baby
そしてキスするたびに、ベイビー
I can hear the sound of breaking down20breaking down
[句動詞]「壊れる・故障する」→ここでは感情や関係が「崩れ落ちていく」ことを指すイディオム。
崩れ落ちていく音が聞こえる
[Outro]
Sharing my bed, uh
ベッドも分かち合ったよ
Sharing my bread21bread
[名・俗語]「パン」が転じて「糧・生活費・お金」を意味する用法。自分の生活基盤すべてを与えるニュアンスを持つ。, yeah
糧だって分け合った
Sharing my bread
すべてを分け合った
Sharing my head22head
[名・俗語]「頭・思考」の意のほか、口語では「オーラルセックス」を指すスラングとしても使われる両義的な語。
思考まで、体まで捧げた
(I’m breaking down23breaking down
[句動詞]「壊れる・崩れる」→ 精神的・感情的に限界を超えて崩壊していくことを表すイディオム。)
(もう壊れていく)
Sharing my heart
心まで打ち明けた
Sharing my, suddenly I’m
分かち合って、突然
(Breaking down)
(崩れていく)
Sharing, I’m done24done
[形・口語]「終わった・完了した」→ ここでは「もう限界・やってられない」という感情的疲弊を表す口語用法。
分け与えて、もう限界
Sharing my life
人生ごと分かち合った
Writer(s): Lars Stalfors, Mikey Margott, Brandon Fried, Jeremy Freedman, Zach Abels, Jesse®
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Softcore」はどんな曲ですか?
「Softcore」は、カリフォルニア州サウザンドオークス出身のオルタナティブ・ロックバンド、The Neighbourhood(ザ・ネイバーフッド)が2018年にリリースした楽曲で、同年発表のセルフタイトルアルバム『The Neighbourhood』に収録されています。ダークでセンシュアルなサウンドに、愛と執着、そして危うさをはらんだ関係性が描かれており、リリース後にSpotifyで急速に再生数を伸ばして世界中のリスナーを魅了しました。バンド最大のヒット曲「Sweater Weather」とともに代表曲として語られることが多く、現在も根強い人気を誇っています。
「”muse”はどういう意味ですか?」
「muse(ミューズ)」は、アーティストやクリエイターに創作のインスピレーションを与えてくれる特別な存在のことです。語源はギリシャ神話に登場する芸術・学問の女神たち「ムーサイ(Muses)」で、英語では「創造力を掻き立ててくれる人」という意味で広く使われています。この曲で語り手が相手を「my muse」と呼ぶとき、それは単に「好きな人」を超えた、自分の存在そのものを揺り動かすほどの強い崇拝と愛情を表現しているんですね。日本語で言うなら「君は僕の創作の女神だ」といったニュアンスに近いでしょう。
「”on the go”はどういう意味ですか?」
「on the go」は「常に動き回っている」「休む間もなく忙しくしている」というニュアンスの口語表現です。「いつも外出中」「ひっきりなしに動いている」という状況を気軽に表すときによく使われます。たとえば「I’m always on the go」と言えば「いつもバタバタしてるよ」という感じです。この曲の文脈では、二人の関係がどこにも落ち着けず、常に動き続けていなければならないような不安定さとスリルを同時に表現しており、曲全体が持つ「逃げ場のない高揚感」を言葉の上でも体現しています。
「”on the run”はどういう意味ですか?」
「on the run」には大きく二つのニュアンスがあります。一つは文字通り「逃走中・追われている」という意味で、犯罪ドラマなどでよく耳にする表現です。もう一つは「on the go」に近い「急いで動き回っている」という意味で使われることもあります。この曲では前者のアウトロー的なイメージが強く、社会のルールや誰かの視線から逃れるように生きる二人の姿が重ねられています。「on the go」が「忙しさ」を表すのに対し、「on the run」は「何かから逃げている」という後ろめたさやスリルが加わるのがポイントで、曲のダークで官能的な世界観をぐっと深めています。
関連リンク
Softcore – The Neighbourhood (Official Video)
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
【歌詞和訳】Sweater Weather – The Neighbourhood
【歌詞和訳】GUY.exe – Superfruit
【歌詞和訳】Telephone – Lady Gaga
【歌詞和訳】THE SCOTTS – Travis Scott, Kid Cudi
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