【歌詞和訳】Heal the World – Michael Jackson

今回の曲のタイトルは、「Heal the World」です。直訳すると、「世界を癒やせ」です。

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)は、1958年8月29日にアメリカ・インディアナ州ゲーリーで生まれ、「キング・オブ・ポップ」として世界中から愛されたアーティストです。「Heal the World」は、1991年にリリースされた9枚目のスタジオアルバム『Dangerous』に収録された楽曲で、1992年に7枚目のシングルとして発売されました。イギリスのシングルチャートでは最高2位を記録し、全米ビルボードHot 100では27位にランクインしています。ゴスペルの影響を色濃く受けたポップバラードで、愛・平和・子どもたちの未来をテーマにした、マイケル自身が最も大切にしていた楽曲のひとつです。

【直訳のポイント】タイトルの「Heal」は「癒す・治癒する」という意味で、ここでは命令形として「世界を癒やせ」と訳しました。身体的な傷を治すだけでなく、心や社会の痛みを和らげるというニュアンスも込められています。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Heal the World – Michael Jackson

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[Intro: Child]
Think about, um, the generations,
世代のことを考えてみよう、

and, uh, say we wanna make it a better place
そして、ここをより良い場所にしたいと言おう

for our children and children’s children1children’s children
[名詞句・聖書的表現]「子供たちの子供たち」→ 孫・ひ孫以降の子孫全体を指す聖書由来の詩的表現。日本語の「孫」より広い概念。

子供たちのために、そしてその子孫のために

so that they, they, they s— they know it’s a better world for them.
彼らがより良い世界だとわかるように。

Think they can make it a better place
彼らならここをより良い場所にできると思う


[Verse 1: Michael Jackson]
There’s a place in your heart
あなたの心の中に、ある場所がある

And I know that it is love
そしてそれが愛だと、私にはわかる

And this place could2could
[助動詞]ここでは “could be” の詩的省略形。「〜になれる・なりうる」という潜在性・可能性を示すモーダル動詞。
much brighter than tomorrow

この場所は明日よりずっと輝けるはずなのに

And if you really try
もし本当に努力するなら

You’ll find there’s no need to cry
泣く必要なんてないとわかるはずだ

In this place, you’ll feel there’s no hurt3hurt
[名詞]主に動詞(傷つける)・形容詞(傷ついた)として知られるが、ここでは名詞で「心の痛み・傷つき」を意味する。
or sorrow

この場所では、痛みも悲しみも感じないとわかるだろう


[Pre-Chorus: Michael Jackson]
There are ways to get there
そこへたどり着く方法はある

If you care enough for the living4the living
[名詞句]「生きている人々」を指す集合名詞。”the”+形容詞で集団を表す英語構文。

生きているすべての人を十分に思いやるなら

Make a little space
少しだけ場所をつくろう

Make a better place
より良い世界をつくろう





[Chorus: Michael Jackson]
Heal the world
この世界を癒して

Make it a better place
もっと良い場所にしよう

For you and for me and the entire human race5human race
[名詞句]「race」は「競争」ではなく「種・種族」の意。human race = 人類全体。

あなたと私、そしてすべての人類のために

There are people dying
今も命を落としている人たちがいる

If you care enough for the living6the living
[名詞句]形容詞 living に定冠詞 the を付けて名詞化した表現。「生きている人々・生者」を意味する。

生きている人たちのことを、本当に想うなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のために、より良い場所を作ろう


[Verse 2: Michael Jackson]
If you want to know why
なぜなのかを知りたいなら

There’s a love that cannot lie
嘘をつけない愛がある

Love is strong, it only cares for joyful giving
愛は力強く、ただ喜びを与えることだけを求める

If we try, we shall see
試みれば、きっとわかる

In this bliss7bliss
[名・詩語]「この上ない幸福・至福」を意味する詩的な語。
, we cannot feel

この至福の中では、感じることすらできない

Fear or dread8dread
[名]「恐怖(fear)」より重く、将来への漠然とした恐れ・おぞましさを指す語。
, we stop existing9existing
[動・哲学的対比]「ただ生存しているだけ」の状態を指し、続く「living(本当に生きること)」と意図的に対比される。
and start living

恐れも怖気も消え、ただ存在するだけの日々をやめ、本当に生き始める





[Pre-Chorus: Michael Jackson]
Then it feels that always
そしていつも、そんな気がする

Love’s enough for us growing
愛さえあれば、ふたりは育っていける

Make a better world
もっとよい世界を作ろう

Make a better world
もっとよい世界を作ろう


[Chorus: Michael Jackson]
Heal the world
世界を癒そう

Make it a better place
もっと良い場所にしよう

For you and for me and the entire human race10human race
[名詞句]「race」はここで「競争」ではなく「種族」の意。「human race」全体で「人類」を指す。

あなたと私、そして人類すべてのために

There are people dying
今も命を落としている人たちがいる

If you care enough for the living11the living
[名詞句]〈the+形容詞〉で「〜な人々」を表す構文。ここでは「生きている人々」を意味する。

今を生きる人々のことを十分に気にかけるなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のためにもっと良い場所を作ろう


[Bridge: Michael Jackson]
And the dream we were conceived12conceived
[動・過去分詞]「妊娠した」ではなく「心に描かれた・着想された」の意。ここでは「私たちが生まれいでた(夢のなかで存在を与えられた)」というニュアンス。
in will reveal a joyful face

そして、私たちが生まれた夢は、やがて喜びの顔をあらわにする

And the world we once believed in will shine again in grace
そして、かつて信じていた世界は、再び恵みのなかで輝くだろう

Then why do we keep strangling life
なぜ私たちは生命を絞め殺し続けるのか

Wound this Earth, crucify13crucify
[動・比喩]本来「十字架にかける」の意。転じて「魂を徹底的に苦しめる・痛めつける」という強烈な比喩表現。
its soul?

この大地を傷つけ、その魂を十字架にかけるのか?

Though it’s plain14plain
[形・イディオム]「質素な・平凡な」ではなく「明白な・疑いようのない」の意。”it’s plain to see” で「誰の目にも明らかだ」というイディオム。
to see this world is heavenly

この世界が天国のようだと、誰の目にも明らかなのに

Be God’s glow
神の輝きとなれ





[Verse 3: Michael Jackson]
We could fly so high
高く高く飛べるはずだ

Let our spirits never die
魂を永遠に燃やし続けよう

In my heart, I feel you are all my brothers
心の中で、あなたたちは皆私の兄弟だと感じる

Create a world with no fear
恐れのない世界を創り出そう

Together we’ll cry happy tears
共に喜びの涙を流そう

See the nations turn their swords into plowshares15plowshares
[名・イディオム]鋤(すき)の刃。「turn swords into plowshares(剣を鋤に打ち直す)」は旧約聖書イザヤ書2章4節に由来するイディオム。戦争をやめ平和へと転じることを意味する。

国々が剣を鋤に打ち直すのを見よう


[Pre-Chorus: Michael Jackson]
We could16could
[助動詞・仮定]仮定的可能性を表す助動詞。「できる」(can)ではなく「〜さえあれば、できるはずだ」という条件付きの可能性を示す。
really get there17get there
[句動詞]直訳「そこへたどり着く」→「目標・理想の状態を実現する」という意味で使うイディオム。

本当にそこへたどり着けるはずなのに

If you cared enough for the living18the living
[名詞句]〈the+形容詞〉で集合的な人々を表す英語の構造。「living people」ではなく「この地上に生きるすべての人々」という意。

生きているすべての人々を十分に気にかけてくれるなら

Make a little space
少しだけ場所を作って

To make a better place
より良い場所にするために





[Chorus: Michael Jackson, Michael Jackson & The John Bahler Singers]
Heal the world
この世界を癒そう

Make it a better place
もっと良い場所にしよう

For you and for me and the entire human race19human race
[名]「race」は「民族・人種」の意味もあるが、ここでは「人類全体・人間という種」を指す複合名詞。

あなたと私、そしてすべての人類のために

There are people dying
今も死んでいく人がいる

If you care enough for the living20the living
[名]形容詞 living が名詞化し「今を生きている人々・生者」を意味する。

生きている人々を十分に気にかけるなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のためにより良い場所を作ろう

Heal the world
この世界を癒そう

Make it a better place (Better place)
もっと良い場所にしよう(より良い場所に)

For you and for me and the entire human race
あなたと私、そしてすべての人類のために

There are people dying
今も死んでいく人がいる

If you care enough for the living21the living
[名詞的表現]「the+形容詞」で「〜な人々」を表す英語の構文。ここでは「今を生きている人たち」を指す。

もし生きている人々のことを十分に想うなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のために、より良い場所を作ろう

Heal the world (Heal the world)
世界を癒そう(世界を癒そう)

Make it a better place (Better place)
もっと良い場所にしよう(より良い場所に)

For you and for me and the entire human race22human race
[名詞句]「人類」の意。「race」は「競走」「人種」の意味もあるが、ここでは「種族・種」の意で、「human race」全体で「人類すべて」を指す。
(Oh, no)

あなたと私、そして人類全体のために(オー、ノー)

There are people dying (Oh)
今も死にゆく人々がいる(オー)

If you care enough for the living23the living
[名詞的表現]「the+形容詞」で「〜な人々」を表す英語の構文。ここでは「今を生きている人たち」を指す。

もし生きている人々のことを十分に想うなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のために、より良い場所を作ろう


[Post-Chorus: Michael Jackson, Michael Jackson & The John Bahler Singers]
(Yeah) There are people dying (Oh)
(Yeah)死にゆく人々がいる(Oh)

If you care enough for the living24the living
[名詞句]”the+形容詞”で「〜な人々」を表す用法。ここでは「生きている人々・命ある人々」を指す。

生きている人々を十分に思いやるなら

(Then) Make a better place for you and for me
(Then)あなたと私のために、より良い場所をつくろう

(Everyone, there are) There are people dying (Oh)
(Everyone, there are)死にゆく人々がいる(Oh)

If you care enough for the living25the living
[名詞句]”the+形容詞”で「〜な人々」を表す用法。ここでは「生きている人々・命ある人々」を指す。

生きている人々を十分に思いやるなら

Make a better place for you and for me
あなたと私のために、より良い場所をつくろう


[Outro: Michael Jackson, Michael Jackson & The John Bahler Singers, Christa Collins, Michael Jackson & Christa Collins]
(You and for me) Make a better place
(あなたと私のために)より良い場所にしよう

(You and for me) Make a better place
(あなたと私のために)より良い場所にしよう

(You and for me) Make a better place
(あなたと私のために)より良い場所にしよう

(You and for me) Heal the world we live in
(あなたと私のために)私たちの生きるこの世界を癒そう

(You and for me) Save it for our children
(あなたと私のために)子供たちのためにこの世界を守ろう

(You and for me) Heal the world we live in
(あなたと私のために)私たちの生きるこの世界を癒そう

(You and for me) Save it for our children
(あなたと私のために)子供たちのためにこの世界を守ろう

(You and for me) Heal the world we live in
(あなたと私のために)私たちの生きるこの世界を癒そう

(You and for me) Save it for our children
(あなたと私のために)子供たちのためにこの世界を守ろう

(You and for me) Heal the world we live in
(あなたと私のために)私たちの生きるこの世界を癒そう

(You and for me) Save it for our children
(あなたと私のために)子供たちのためにこの世界を守ろう



Writer(s): Michael Jackson

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「Heal the World」はどんな曲ですか?

「Heal the World」は、マイケル・ジャクソンが1992年にリリースしたアルバム『Dangerous』に収録されたバラードで、同年11月にシングルとしても発売されました。全英シングルチャートで最高2位を記録し、ヨーロッパ各国でもトップ10入りを果たした世界的大ヒット曲です。マイケル自身がこの曲に深く感銘を受け、同名の慈善財団「Heal the World Foundation」を設立したことでも知られており、現在もSpotifyで数億回以上再生され、世代を超えて愛され続けています。

“children’s children”はどういう意味ですか?

直訳すると「子どもたちの子どもたち」、つまり「孫」や「子孫」を指す詩的な表現です。英語には「grandchildren(孫)」という一般的な単語もありますが、あえてこの言い回しを使うことで、一世代先だけでなく、遠い未来の世代すべてに届けたいというマイケルの切実な願いが伝わってきます。「今の私たちが行動すれば、孫の孫の世代まで美しい地球を残せる」というメッセージが、このシンプルな繰り返しの中にぎゅっと凝縮されているんですね。

“could”はどういう意味ですか?

「could」は英語の助動詞で、「〜できるだろう」「〜できるはずだ」という可能性や希望を柔らかく表す言葉です。歌詞の中では “We could fly so high”(私たちはこんなに高く飛べるはずだ)のように使われており、「今はまだ実現していないけれど、心を合わせれば必ずできる」というニュアンスを含んでいます。「can(できる)」と比べると断定を避けた分だけ謙虚で、まるで聴く人の心に優しく語りかけているような温かみが生まれます。夢や理想を語る歌詞でよく見かける表現なので、ぜひ覚えておいてください。

“hurt”はどういう意味ですか?

「hurt」は動詞では「傷つける」という意味でよく知られていますが、この歌詞では名詞として登場し、「痛み・苦しみ」を意味しています。具体的には “there’s no hurt or sorrow”(痛みも悲しみもない)という一節で使われており、マイケルが思い描く理想の世界を描写しています。隣に並んでいる「sorrow(悲しみ)」が主に感情的な悲しさを指すのに対し、「hurt」はもう少し広く、心身に刻まれた「傷の痛み」のようなニュアンスがあります。この二語をセットで使うことで、あらゆる苦しみから解き放たれた場所というイメージがより鮮明に伝わってくるんです。

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関連リンク

Heal the World – Michael Jackson (Official Video)

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