【歌詞和訳】End of the World – Miley Cyrus

今回の曲のタイトルは、「End of the World」です。直訳すると、「世界の終わり」です。愛を失った痛みが、まるで自分の世界そのものが終わってしまうかのような感覚として描かれており、そのタイトルだけで曲のテーマが鮮やかに伝わってきます。

マイリー・サイラスは1992年にアメリカ・テネシー州に生まれ、ディズニーチャンネルの人気シリーズ『ハンナ・モンタナ』でスターダムにのし上がったシンガーソングライターです。「End of the World」は、2023年3月10日にリリースされた7枚目のスタジオアルバム『Endless Summer Vacation』の収録曲で、同アルバムはビルボード200で最高2位を記録しました。リードシングル「Flowers」は世界各国のチャートで1位を獲得し、マイリーのキャリア最大のヒット曲となっています。カナダのインディーポップバンドAlvvaysのモリー・ランキンとアレク・オハンリーが共同制作に名を連ねており、夢見るような浮遊感とシンセポップが溶け合うサウンドが印象的な一曲です。

【直訳のポイント】タイトルの”End”は「終焉」とも訳せますが、ここでは親しみやすい「終わり」を採用しました。大げさに聞こえる言葉を避けることで、曲が持つ静かな絶望感や痛みをより素直に日本語へ落とし込めると感じたためです。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


End of the World – Miley Cyrus

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[Intro]
Oh, oh, oh, oh
ああ、ああ、ああ、ああ

Oh, oh, oh, oh
ああ、ああ、ああ、ああ


[Verse 1]
Today, you woke up and you told me that you wanted to cry
今日、目を覚ましたあなたは、泣きたいと言った

The sky was fallin’ like a comet on the Fourth of July1Fourth of July
[固有名詞・文化]アメリカの独立記念日(7月4日)。花火が夜空を彩る大規模な祝祭日で、ここでは彗星の軌跡とその光景が重なる。

空は独立記念日の彗星のように落ちていた

Baby, you’ve been thinkin’ ‘bout the future like it’s already yours
ねえ、まるで未来がもう自分のものみたいに、ずっと考え続けてるんだね

Show me how you’d2you’d
[助動詞]you wouldの短縮形。ここでは仮定法の文脈で「もし〜だとしたら、あなたはどうするか」という条件・反事実を表す。
hold me if tomorrow wasn’t comin’ for sure

明日が来るかわからないとしたら、どんなふうに抱きしめてくれるか見せて


[Chorus]
Let’s pretend it’s not the end of the world3end of the world
[イディオム]「世界の終わり」→ 英語では “it’s not the end of the world” が「大したことじゃない・絶望的ではない」という決まり文句としても機能する。
(Oh, oh, oh, oh)

世界の終わりじゃないふりをしよう(オー、オー、オー、オー)

Let’s pretend it’s not the end of the world4end of the world
[イディオム]「世界の終わり」→ 英語では “it’s not the end of the world” が「大したことじゃない・絶望的ではない」という決まり文句としても機能する。
(Oh, oh, oh, oh)

世界の終わりじゃないふりをしよう(オー、オー、オー、オー)





[Verse 2]
Let’s spend the dollars you’ve been savin’ on a Mercedes-Benz (Ah)
貯めてきたお金でメルセデス・ベンツを買おう(アー)

And throw a party5throw a party
[句動詞・イディオム]”throw”は「投げる」ではなく「(パーティーを)主催する・開く」という意味のイディオム。
like McCartney6McCartney
[固有名詞]ポール・マッカートニー(元ビートルズ)のこと。続く “with some help from our friends” はビートルズの名曲 “With a Little Help from My Friends”(1967年)への直接的な引用。
with some help from our friends

そしてマッカートニーみたいに、友達みんなと一緒にパーティーを開こう

Yeah, let’s go down to Malibu7Malibu
[固有名詞・地名]カリフォルニア州の高級ビーチリゾート。セレブの別荘が立ち並ぶことで知られ、豊かな暮らしの象徴として使われることが多い。
and watch the sun fade out once more

そうだ、マリブへ行ってもう一度夕日が沈んでいくのを眺めよう

Show me how you’d8you’d
[短縮形]”you would” の短縮形。続く仮定節 “if tomorrow was comin’ for sure” を受け、「もし明日が確かに来るとしたら、あなたならどうするか」という仮定法的ニュアンス。
hold me if tomorrow was comin’ for sure

もし明日が必ず来るとわかっていたなら、どんなふうに抱きしめてくれるか見せて


[Chorus]
Let’s pretend it’s not the end of the world (Oh, oh, oh, oh)
世界の終わりじゃないと思い込もう(オー、オー、オー、オー)

Let’s pretend it’s not the end of the world
世界の終わりじゃないと思い込もう

(Oh, oh, oh, oh) The sky is fallin’, fallin’ like a comet now, oh, oh
(オー、オー、オー、オー)空が落ちてくる、今まるで彗星のように、オー、オー

I can see it comin’ down
それが降り落ちてくるのが見える

(Oh, oh, oh, oh) The sky is fallin’, fallin’ like a comet now, oh, oh
(オー、オー、オー、オー)空が落ちてくる、今まるで彗星のように、オー、オー





[Bridge]
Ooh, let’s go to Paris, I don’t care if we get lost in the scene9scene
[名・俗語]「場面」→ある場所の社会的・文化的な雰囲気やノリ全体を指すスラング。

ねえ、パリに行こうよ、あの街の空気に迷い込んでもかまわない

Paint the city like Picasso would’ve done in his dreams
ピカソが夢の中で描いたように、この街を色で染めよう

Do the things that we were way10way
[副・俗語]「道」→ここでは「はるかに・めちゃくちゃ」を意味する強調スラング(例:way too hot=めちゃくちゃ暑い)。
too terrified of before

以前は怖くてとてもできなかったことを、やってみよう

Oh, I wanna take you to Nirvana11Nirvana
[名]サンスクリット語由来。仏教の「涅槃」を起源とし、英語では転じて「この上ない至福の状態・恍惚境」を意味する。
, we can’t take it too far

ねえ、君を至福の境地へ連れて行きたい、どこまで行ってもやりすぎじゃない

Hit12Hit
[動・慣用句]「打つ」→hit the bottom of the bottleで「瓶の底まで飲み干す・ボトルを空にする」を意味する慣用表現。
the bottom of the bottle and forget who we are

ボトルの底まで飲み干して、自分たちのことを忘れよう

Hold me close, you know tomorrow isn’t comin’ for sure
ぎゅっと抱きしめて、明日が来るとは限らないから


[Breakdown]
Let’s pretend it’s not the end of the world
世界が終わりじゃないふりをしよう

Let’s pretend it’s not the end of the world
世界が終わりじゃないふりをしよう

(Let’s pretend it’s not the end of the world)
(世界が終わりじゃないふりをしよう)

Let’s pretend
ふりをしよう

It’s not the end
終わりじゃない

(Let’s pretend it’s not the end of the world)
(世界が終わりじゃないふりをしよう)

Let’s pretend (The sky is fallin’)
ふりをしよう(空が崩れ落ちていく)

It’s not the end (Like the end of the world)
終わりじゃない(世界の終わりみたいに)

Let’s pretend
ふりをしよう

It’s not the end, end, end
終わりじゃない、終わり、終わり


[Chorus]
(Oh, oh, oh, oh) Let’s pretend it’s not the end of the world
(オー、オー、オー、オー)世界の終わりじゃないふりをしよう

(Oh, oh, oh, oh) The sky is fallin’, fallin’ like a comet now, oh, oh
(オー、オー、オー、オー)空が落ちていく、今も彗星みたいに、オー、オー

Let’s pretend it’s not the end of the world
世界の終わりじゃないふりをしよう

(Oh, oh, oh, oh) The sky is fallin’, fallin’ like a comet now, oh, oh
(オー、オー、オー、オー)空が落ちていく、今も彗星みたいに、オー、オー

Let’s pretend it’s not the end of the world
世界の終わりじゃないふりをしよう

The sky is fallin’, fallin’ like a comet now, oh, oh
空が落ちていく、今も彗星みたいに、オー、オー

I can see it comin’ down
それが落ちてくるのが見える



Writer(s): Miley Cyrus, Molly Rankin, Alec O’Hanley, Aldae, Michael Pollack, Shawn Everett, Jonathan Rado

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「End of the World」はどんな曲ですか?

「End of the World」は、マイリー・サイラスが手がけた感情的なポップ・バラードで、失恋の痛みと終わらない喪失感をテーマにしています。リリース直後から世界各国のストリーミングチャートで上位にランクインし、Spotifyでも数千万回以上再生されるなど大きな反響を呼びました。マイリーならではの力強くドラマチックなボーカルが、アメリカの夏の情景と心の痛みを鮮やかに結びつけた歌詞と見事にマッチしている一曲です。

「”Fourth of July”はどういう意味ですか?」

「Fourth of July(フォース・オブ・ジュライ)」は7月4日、アメリカの独立記念日のことです。この日は花火・バーベキュー・夏の絶頂といったイメージと切り離せない祝日で、英語の歌詞では「人生でいちばん輝いていた瞬間」や「忘れられない夏の記憶」を象徴するフレーズとして頻繁に登場します。この曲でも、二人の関係が最も満ち足りていたあの日に重ねることで、もう取り戻せない幸せの大きさをひと言で表しているわけです。ラナ・デル・レイにも同名曲があるほど、アメリカのポップカルチャーで「永遠に心に刻まれた夏の日」の代名詞となっている表現です。

「”you’d”はどういう意味ですか?」

「you’d」は「you would」の短縮形で、日本語にすると「あなたなら〜するだろう」あるいは「あなたは〜してくれたものだったね」という過去の習慣や仮定を表します。たとえば「you’d call me every night」なら「毎晩電話をくれたものだったのに」という切ない回想になります。ポイントは、今はもうそれが起きないという「不在の痛み」がこの一語に凝縮されていること。日本語の「〜してくれていたのに」「〜だったはずなのに」という感覚にとても近く、この曲では「あの頃のあなたなら…」という失った未来への哀愁を一言で描き出しています。

「”end of the world”はどういう意味ですか?」

直訳は「世界の終わり」ですが、英語では強い感情を誇張して伝えるhyperbole(誇張表現)としても日常的に使われます。「It’s not the end of the world(そこまで大げさに落ち込まなくていいよ)」という慰めの決まり文句が有名ですね。この曲ではその逆の方向に振り切っており、「あなたを失った痛みはまさに世界が終わるほどの絶望だ」という感情を正面から歌い上げています。日本語で言えば「もう人生が終わった気がする」「世界が崩れ落ちた」に近いニュアンスで、失恋ソングで特に好んで使われる表現です。マイリーがこの言葉をタイトルに据えたのは、感情の大きさをそのまま剥き出しにするという、彼女らしい直球のアーティスト姿勢の表れと言えるでしょう。

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関連リンク

End of the World – Miley Cyrus (Official Video)

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