今回の曲のタイトルは、「True Colors」です。直訳すると、「本当の色」です。作詞・作曲はビリー・スタインバーグとトム・ケリーで、シンディ・ローパーがカバーした楽曲です。
シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)は1953年ニューヨーク生まれのポップ・シンガー。「True Colors」は1986年にリリースされた彼女の2枚目のスタジオアルバム『True Colors』のリードシングルで、Billboard Hot 100で1位を獲得しました。「Time After Time」に続く2度目の全米ナンバーワンヒットとなったこの曲は、ソフトなポップ・バラードとして、ありのままの自分を受け入れることの大切さをテーマにしています。
【直訳のポイント】「true colors」は英語の慣用表現で「本来の姿・素顔」を意味します。直訳では「本当の色」としましたが、歌詞では「ありのままの自分」というニュアンスで訳しています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
True Colors – Cyndi Lauper
[Verse 1]
You with the sad eyes
悲しい瞳をしたあなたへ
Don’t be discouraged
くじけないで
Oh, I realize
ああ、わかってる
It’s hard to take courage1take courage
[句動詞]「勇気を取る」ではなく「勇気を奮い起こす・振り絞る」という意味のイディオム。
勇気を振り絞るのは難しいって
In a world full of people
人々で溢れるこの世界では
You can lose sight of2lose sight of
[句動詞]「〜を見失う」という意味のイディオム。視覚的に「見えなくなる」ことから転じて、物事の本質や自分自身の感覚を失うことを表す。 it all
すべてを見失ってしまう
And the darkness inside you
そしてあなたの内に潜む闇が
Can make you feel so small
あなたをとても小さな存在に感じさせる
[Chorus]
But I see your true colors3true colors
[名・イディオム]直訳は「本当の色」だが、「本性・本来の姿」を意味するイディオム。隠しきれない本来の性格や感情が現れる様子を指す。
でも私には見える、あなたの本当の姿が
Shining through4shining through
[句動詞]「輝きながら透けて見える」→ 隠しきれずに「にじみ出てくる・伝わってくる」様子を表す表現。
にじみ出てくる
I see your true colors
見えているよ、あなたの本当の姿が
And that’s why I love you
だから私はあなたを愛している
So don’t be afraid to let them show
だから恐れずに、そのままの姿を見せて
Your true colors
あなたの本当の姿を
True colors
本当の姿
Are beautiful like a rainbow
虹のように美しい
[Verse 2]
Show me a smile then
笑顔を見せてよ
Don’t be unhappy
悲しまないで
Can’t remember when
最後に見たのはいつだったか
I last saw you laughing
あなたが笑っていたあの顔を
If this world makes you crazy
この世界があなたをおかしくさせるなら
And you’ve taken all you can bear5bear
[動]「クマ」ではなく「耐える・我慢する」の意の動詞。「all you can bear」=「耐えられる限りすべて」→「もう限界」というニュアンス。
もう耐えられないほど追い詰められたなら
You call me up
電話してきて
Because you know I’ll be there6be there
[句・慣用]物理的に「そこにいる」ではなく、「いつでも支えになる・頼れる存在でいる」を意味するイディオム。
あなたには私がいるってわかってるから
[Chorus]
And I’ll see your true colors7true colors
[名・慣用句]直訳は「本当の色」だが、「本性・ありのままの姿」を意味するイディオム。複数形で用いる。
そしてあなたの本当の姿が、きっと見えるから
Shining through
輝きながら
I see your true colors
あなたの本当の姿が見える
And that’s why I love you
だからこそ、あなたを愛している
So don’t be afraid to let them show
だから、その姿を隠さないで
Your true colors
あなたの本当の姿は
Your true colors
あなたの本当の姿は
Are beautiful like a rainbow
虹のように美しい
[Interlude]
Can’t remember when I last saw you laugh
最後に君の笑顔を見たのがいつだったか、もう思い出せない
[Refrain]
If this world makes you crazy
この世界に狂いそうになったら
You’ve taken all you can bear
もう限界まで耐えてきたなら
You call me up
電話してきて
Because you know I’ll be there
あなたはわかってるから、私がそこにいるって
[Chorus]
And I’ll see your true colors8true colors
[名・慣用句]本来は「旗などの本当の色」の意。転じて「本性・素顔・ありのままの自分」を指す慣用句。
そしてあなたの素顔が見えるよ
Shining through9shining through
[句動詞]shine throughで「〜を通して輝く」→「隠れていても、ありありと伝わってくる・際立って見える」を意味するイディオム。
その輝きが伝わってくる
I see your true colors
あなたの素顔が見える
And that’s why I love you
だからこそ、あなたを愛している
So don’t be afraid to let them show
だから、その素顔を見せることを恐れないで
Your true colors
あなたの本当の姿を
True colors
本当の姿
True colors are shining through
本当の姿が輝いて伝わってくる
I see your true colors
あなたの素顔が見える
And that’s why I love you
だからこそ、あなたを愛している
So don’t be afraid to let them show
だから、怖がらずに見せて
Your true colors10true colors
[名・慣用句]直訳「本当の色」→ その人の本性・真の姿を意味する慣用表現。
あなたの本当の姿を
True colors
その本当の姿は
Are beautiful like a rainbow
虹のように美しい
Writer(s): Billy Steinberg, Tom Kelly
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「True Colors」はどんな曲ですか?
「True Colors」は1986年にシンディ・ローパーがリリースした感動的なポップ・バラードで、同名アルバムの表題曲です。リリース直後にビルボード・ホット100で1位を獲得し、「Girls Just Want to Have Fun」に続く彼女の2曲目のナンバーワン・ヒットとなりました。現在もSpotifyで数億回以上再生されており、世代を超えて愛され続ける名曲として、映画やCMでも繰り返し使用されています。
「”take courage”」はどういう意味ですか?
「take courage」は「勇気を出す」「勇気を奮い起こす」というフレーズです。日本語で言えば「えいっと一歩踏み出す」に近いニュアンスで、何かに臆しているときに自ら気持ちを奮い立たせるイメージです。この曲では「ありのままの自分でいるために、どうか勇気を持って」という励ましのメッセージとして使われており、友人に「Take courage!」と声をかける場面でも自然に使える表現です。
「”lose sight of”」はどういう意味ですか?
「lose sight of ~」は直訳すると「~を視界から見失う」ですが、比喩的に「~を忘れてしまう」「~が見えなくなってしまう」という意味で使われます。曲の中では「自分の本当の姿が見えなくなってしまいそうなとき」という文脈で登場し、落ち込んで自信を失いかけている人に寄り添う言葉として機能しています。「lose sight of your dream(夢を見失う)」のように日常会話にも幅広く応用できます。
「”true colors”」はどういう意味ですか?
「true colors」は「本当の姿」「ありのままの自分」を表す慣用表現です。「color(色)」があえて複数形になっているのがポイントで、人が持つさまざまな個性や感情の側面を「色」に例えているわけです。ネガティブな文脈では「本性を現す(show one’s true colors)」と使われることもありますが、この曲ではまったく逆で、「どんな色の自分であっても美しい」という肯定的なメッセージとして用いられており、それが多くのリスナーの心を打つ理由のひとつです。
関連リンク
True Colors – Cyndi Lauper (Official Video)
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
【歌詞和訳】Girls Just Want To Have Fun – Cyndi Lauper
【歌詞和訳】Time After Time – Cyndi Lauper
【歌詞和訳】Yeah 3x – Chris Brown
【歌詞和訳】The Power Of Love – Huey Lewis & The News
【歌詞和訳】Flathead – The Fratellis