今回の曲のタイトルは、「Freedom」です。直訳すると、「自由」です。
Wham!(ワム!)は、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによって1981年にイギリスで結成されたポップ・デュオです。「Freedom」は1984年10月にリリースされ、同年発売のセカンドアルバム『Make It Big』からの第2弾シングルとして発表されました。イギリスのUKシングルチャートで見事1位を獲得し、Wham!の代表曲のひとつとなっています。サウンドはシンセポップ・ダンスポップで、恋人に別れを告げ「自由を返す」という、切なさと皮肉を帯びた失恋をテーマにした楽曲です。
【直訳のポイント】タイトルの「Freedom(自由)」は、別れた後に与えられる”自由”を指しており、解放感よりも皮肉なニュアンスを含んでいます。そのため「自由」と直訳しつつも、文脈の皮肉さを意識しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Freedom – Wham!
[Intro]
Doo-doo-doo
ドゥードゥードゥー
Oh-oh-oh-oh
オーオーオーオー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥー
[Verse 1]
Every day, I hear a different story
毎日、また違う話が耳に入ってくる
People sayin’ that you’re no good for me
あなたは私には良くないって、みんな口をそろえて言う
Saw your lover with another
あなたの恋人が別の誰かといるのを見た、って
And she’s makin’ a fool of1make a fool of
[イディオム]「馬鹿者にする」→ 相手を欺いたり都合よく利用して笑い者にすること。 you, oh
そしてあなたをいいように笑い者にしているって
If you love me, baby, you’d deny it
もし私を愛しているなら、否定するはずなのに
But you laugh and tell me I should try it
でもあなたは笑って、私もやってみればいいと言う
Tell me I’m a baby2baby
[名・俗語]愛称ではなく「世間知らずの子供・幼稚な人」を意味する用法。 and I don’t understand
私は子供で何もわかっていないと言う
[Pre-Chorus]
But you know that I’ll forgive you
でも、あなたにはわかってるはず――私はあなたを許すって
Just this once, twice, forever
一度だけ、二度だけ、そして永遠に
‘Cause, baby, you could drag me to hell and back3hell and back
[慣用句]「地獄の果てまで(行って帰る)」→どんな過酷な試練も厭わないという意を示す英語の慣用表現。
だってあなたなら、私を地獄の果てまで連れ去っても構わない
Just as long as we’re together, and you do
ふたりが一緒でいられるなら、あなたもそうしてくれるなら
[Chorus]
I don’t want your freedom
君の自由なんていらない
I don’t want to play around4play around
[句動詞]「遊び回る」→「真剣にならず気軽に異性と遊ぶ・浮気する」という意味のイディオム。
遊びはしたくない
I don’t want nobody, baby
誰もいらない、ベイビー
Part-time5Part-time
[形・比喩]本来は「パートタイム勤務」の意だが、ここでは「本気でない・都合のいいときだけの」愛を指す比喩表現。 love just brings me down6brings me down
[句動詞]「引きずり下ろす」→「気分を落ち込ませる・惨めにさせる」というイディオム。
中途半端な愛は気分を滅入らせるだけ
I don’t need your freedom
君の自由なんて必要ない
Girl, all I want right now is you
今、僕が欲しいのは君だけだ
[Post-Chorus]
Doo-doo-doo
ドゥードゥードゥー
Woah-oh, yeah
ウォーオー、イェー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥー
[Verse 2]
Like a prisoner who has his own key
自分で鍵を持っている囚人のように
But I can’t escape until you love me
でも、あなたが私を愛してくれるまでは逃げられない
I just go from day to day7go from day to day
[句動詞・イディオム]「日から日へと移る」→ 目的や喜びなく、ただ毎日をこなしていくこと。
ただその日その日をやり過ごしているだけ
Knowing all about the other boys
あなたの周りのほかの男たちのことを全部知りながら
You take my hand and tell me I’m a fool
あなたは私の手を取り、私が馬鹿だと言う
To give you all that I do
こんなに何もかもあなたに捧げているなんて、と
I bet you someday, baby
きっといつか、ベイビー
Someone says the same to you
誰かがあなたにも同じことを言う
[Pre-Chorus]
But you know that I’ll forgive you
でも、あなたには分かってるはずよ、私があなたを許すって
Just this once, twice, forever
一度だけ、二度、そして永遠に
‘Cause, baby, you could drag me to hell and back8hell and back
[慣用句]「地獄の果てまで連れ回す」→どんな苦しみを経験させられても構わない、という極限の覚悟を表すイディオム。
だってベイビー、あなたになら地獄の底まで引きずられてもいい
Just as long as we’re together, and you do, oh
ふたりが一緒でいられるなら、そうしてくれて構わない、ああ
[Chorus]
I don’t want your freedom
あなたの自由なんていらない
I don’t want to play around9play around
[句動詞]「遊び回る」→ 恋愛において不誠実に振る舞う・浮気をするという意味のイディオム。
遊びはごめんだ
I don’t want nobody10nobody
[代・二重否定]標準英語では「I don’t want anybody」となるが、AAVEや口語で二重否定を強調に用いた表現。「誰も要らない(君だけでいい)」の意。, baby
誰もいらない、ベイビー
Part-time love just brings me down11brings me down
[句動詞]「気分を落ち込ませる・意気消沈させる」の意。bring downで「沈める」→転じて精神的に落ち込ませること。
中途半端な愛は気分を沈ませるだけ
I don’t want your freedom
あなたの自由なんていらない
Girl, all I want right now is you
今の僕が求めるのは、ただ君だけ
[Post-Chorus]
Doo-doo-doo (Can’t you see you’re hurting me?)
ドゥドゥドゥ(気づかないの、あなたが私を傷つけているって?)
Woah-oh, yeah (Ah-ah)
ウォウ、イェー(アーアー)
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥドゥドゥドゥドゥドゥ
Doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥドゥドゥドゥドゥドゥ
[Bridge]
You’re hurting me, baby, hurting me, baby
あなたは私を傷つけてる、ベイビー、傷つけてる、ベイビー
Oh-oh
オー・オー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥードゥー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥードゥー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥードゥー
Doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo
ドゥードゥードゥードゥードゥードゥードゥー
You’re hurting me, baby, hurting me, baby
あなたは私を傷つけてる、ベイビー、傷つけてる、ベイビー
[Pre-Chorus]
But you know that I’ll forgive you
でも、あなたにはわかっているはず——私がきっと許すって
Just this once, twice, forever
一度きり、二度きり、いや、永遠に
‘Cause, baby, you could drag me to hell and back12drag me to hell and back
[慣用句]「地獄の果てまで引きずり回す」→ どれほどひどい苦しみを与えられても耐える、という極端な比喩表現。
だってね、あなたが私を地獄の果てまで引きずり回したとしても
Just as long as we’re together, and you do, oh
ふたりが一緒でいられるなら、たとえそうされたとしても、ああ
[Chorus]
I don’t want your freedom
あなたの自由なんていらない
I don’t need to play around13play around
[句動詞]「遊び回る」→ 恋愛において誠実さを欠き、浮気や気まぐれな関係を続けることを指すイディオム。
遊び回る必要なんてない
I don’t want nobody14nobody
[否定・AAVE]二重否定による強調表現。標準英語の “I don’t want anybody”(誰でもいいわけではない)と同義で、特定の相手だけを求める気持ちを表す。, baby
誰もいらない、ベイビー
Part-time love just brings me down15brings me down
[句動詞]「引き下げる」→ 気分を落ち込ませる・憂鬱にさせるという意味のイディオム。
中途半端な愛はただ気分を沈ませるだけ
I don’t want your freedom
あなたの自由なんていらない
I don’t want to play around16play around
[句動詞]「遊び回る」→ 恋愛において誠実さを欠き、浮気や気まぐれな関係を続けることを指すイディオム。
遊び回りたくもない
I don’t want nobody17nobody
[否定・AAVE]二重否定による強調表現。標準英語の “I don’t want anybody”(誰でもいいわけではない)と同義で、特定の相手だけを求める気持ちを表す。, baby
誰もいらない、ベイビー
Part-time love just brings me down18brings me down
[句動詞]「引き下げる」→ 気分を落ち込ませる・憂鬱にさせるという意味のイディオム。
中途半端な愛はただ気分を沈ませるだけ
[Outro]
I don’t want your (I don’t want your)
あなたのなんていらない(あなたのなんていらない)
I don’t want your (I don’t want your)
あなたのなんていらない(あなたのなんていらない)
I don’t want your (I don’t want your)
あなたのなんていらない(あなたのなんていらない)
I don’t want your (I don’t want your)
あなたのなんていらない(あなたのなんていらない)
Oh-oh-oh-oh, oh-oh
オー・オー・オー・オー、オー・オー
Writer(s): George Michael
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Freedom」はどんな曲ですか?
「Freedom」は、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーからなるイギリスのポップデュオ、ワム!が1984年10月にリリースしたシングルで、同年発表のアルバム『メイク・イット・ビッグ』に収録されています。全英シングルチャートで1位を獲得し、アメリカのビルボード・ホット100でも最高3位を記録するなど、世界的な大ヒットとなりました。リリースから40年以上が経った今もストリーミングサービスで根強い人気を誇り、80年代ポップを代表する名曲として新しいリスナーにも聴き継がれています。
「”make a fool of”」はどういう意味ですか?
「make a fool of ~」は「〜をバカにする」「〜を笑い者にする」という意味の慣用表現です。この曲では、周りの人々が主人公に向かって “she’s makin’ a fool of you”(彼女はあなたを笑い者にしている)と告げ口する場面で登場します。恋人の浮気を仄めかされても、それでも信じたいという主人公の葛藤が伝わってくるフレーズです。「fool(道化・愚か者)にする」というイメージから来ており、日常会話でも幅広く使える便利な表現ですので、ぜひ覚えておいてください!
「”baby”」はどういう意味ですか?
「baby」は恋人や大切な相手を呼ぶときの愛称で、日本語では「ねえ」「あなた」「ベイビー」などに相当します。英語のラブソングでは定番中の定番の呼びかけ表現で、言葉一つで親密さや甘い愛情をダイレクトに伝えられるのが魅力です。ワム!の楽曲全体にわたって頻繁に登場し、80年代ポップ特有のキャッチーで温かみのある雰囲気をぐっと盛り上げています。
「”hell and back”」はどういう意味ですか?
「hell and back」は直訳すると「地獄とその向こうまで」ですが、「筆舌に尽くしがたい苦難や試練をすべて乗り越えてきた」という意味の慣用表現です。”I’ve been through hell and back” のような形で使われることが多く、「どんな辛いことがあっても、もう全部くぐり抜けてきた」という強さと覚悟のニュアンスを含んでいます。この曲では恋愛における感情的な葛藤をドラマチックに表現するために使われており、歌詞全体に力強い情感を与えています。
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