今回の曲のタイトルは、「Symphony」です。直訳すると、「交響曲」です。
Clean Banditは、イギリス・ケンブリッジ出身のエレクトロニック・ミュージックグループで、2009年頃に結成されました。「Symphony」はスウェーデン人シンガーのZara Larssonをフィーチャーしたシングルとして2017年3月2日にリリースされ、全英シングルチャートで1位を獲得。ヨーロッパ各国でもトップ10入りを果たし、世界的なヒット曲となりました。2018年発表のアルバム「What Is Love?」にも収録されており、クラシカルなオーケストラとモダンなエレクトロポップを融合させたサウンドが特徴で、愛の調和と一体感をテーマに描いた楽曲です。
【直訳のポイント】タイトルの「symphony(交響曲)」は、曲中では二人の愛の調和を象徴するメタファーとして機能しています。音楽用語にとどまらない表現のため、文脈に応じて「調和」「共鳴」といったニュアンスを意識して訳しました。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Symphony – Clean Bandit
[Verse 1]
I’ve been hearin’ symphonies
交響曲が聴こえてくるようになった
Before, all I heard was silence
以前は、沈黙しか聴こえなかった
A rhapsody for you and me
ふたりのためのラプソディー
And every melody is timeless
すべてのメロディーは永遠だ
Life was stringin’ me along1string along
[句動詞]「弦で引っ張る」→「期待を持たせて振り回す・だます」の意のイディオム。音楽的な「弦(string)」との二重の意味も持つ。
人生に振り回されていた
Then you came and you cut me loose2cut loose
[句動詞]「切り離す」→「束縛から解放する・自由にする」の意のイディオム。
そこにあなたが現れ、解き放ってくれた
Was solo, singin’ on my own
ひとりで、自分だけのために歌っていた
Now I can’t find the key3key
[名・音楽]「調(ちょう)」(音楽用語)と「鍵・核心」(比喩)の二重の意味を持つ。 without you
今はあなたなしでは、調さえ見つけられない
[Pre-Chorus]
And now your song is on repeat
今、あなたの歌がリピートされ続けて
And I’m dancin’ on to your heartbeat
あなたの鼓動に合わせて踊り続けて
And when you’re gone, I feel incomplete
あなたがいないと、心に穴が空いたみたいで
So if you want the truth
だから、本当のことを知りたいなら
[Chorus]
I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーの一部になりたい
Will you hold me tight and not let go4let go
[句動詞]「放す・手を離す」を意味するイディオム。let+goの組み合わせで「解放する」という意味になる。?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
Symphony
シンフォニー
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングのように
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
[Verse 2]
I’m sorry if it’s all too much (Oh)
ごめんね、もし重すぎたなら
Every day you’re here, I’m healin’ (Oh)
あなたがそばにいる毎日、癒されていく
And I was runnin’ outta luck5runnin’ outta luck
[イディオム]「run out of luck」=「運が尽きかけている」という慣用句。 (Oh)
そして、もう運が尽きかけていた
I never thought I’d find this feelin’ (Oh)
こんな気持ちに出会えるとは思っていなかった
‘Cause I’ve been hearin’ symphonies6symphonies
[名・比喩]「交響曲」が転じて、心を満たす圧倒的な幸福感・高揚感の比喩として使われている。
だって、胸の中に交響曲が鳴り響いていたから
Before, all I heard was silence (Oh)
以前は、聴こえていたのは静寂だけだった
A rhapsody7rhapsody
[名・音楽]自由な形式で高揚感を表現する楽曲。転じて「歓喜・熱狂的な感情の高ぶり」を意味する。 for you and me (A rhapsody for you and me)
あなたと私のためのラプソディ
And every melody is timeless
そして、すべてのメロディーは永遠に色あせない
[Pre-Chorus]
And now your song is on repeat
今、あなたの歌がリピートで流れてる
And I’m dancin’ on to your heartbeat
あなたの鼓動に乗って踊っている
And when you’re gone, I feel incomplete
あなたがいないと、心が欠けたような気がする
So if you want the truth
だから、本当のことが知りたいなら
[Chorus]
I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーの一部になりたい
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
Symphony
シンフォニー
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
[Interlude]
Ah, ah, ah, ah-ah-ah, ah, ah, ah
ア、ア、ア、ア-ア-ア、ア、ア、ア
Ah, ah, ah, ah-ah-ah, ah, ah, ah
ア、ア、ア、ア-ア-ア、ア、ア、ア
[Pre-Chorus]
And now your song is on repeat8on repeat
[句・慣用表現]「on + 名詞」で状態を表す構文。「繰り返し再生し続けている状態で」を意味するイディオム。
そして今、あなたの歌がループして流れている
And I’m dancin’ on to your heartbeat
あなたの鼓動に合わせて踊り続けている
And when you’re gone, I feel incomplete
あなたがいなくなると、心に空白を感じる
So if you want the truth (Oh)
だから、本当のことが知りたいなら(オー)
[Chorus]
I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーの一部になりたい
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
Symphony (Ooh)
シンフォニー(ウー)
Like a love song on the radio (Oh)
ラジオから流れるラブソングみたいに(オー)
Symphony
シンフォニー
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
Symphony
シンフォニー
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに
Will you hold me tight and not let go?
強く抱きしめて、離さないでいてくれる?
Writer(s): Ammar Malik, Ina Wroldsen, Jack Patterson, Steve Mac
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Symphony」はどんな曲ですか?
「Symphony」は、イギリスの音楽グループClean BanditがスウェーデンのシンガーZara Larssonをフィーチャーして2017年3月24日にリリースした楽曲です。イギリスのシングルチャートで1位を獲得し、20か国以上でトップ10入りを果たした世界的な大ヒット曲となりました。Spotifyでは10億回を超えるストリーム再生を記録し、YouTubeのミュージックビデオも公開から数年で20億回以上再生されるなど、今なお色褪せない人気を誇っています。
“string along”はどういう意味ですか?
「string along」は、誰かを本気にさせないまま引き留め続ける、つまり「期待させておく」「振り回す」というニュアンスのイディオムです。日本語では「いい加減に付き合わせる」「のらりくらりと引っ張る」に近い感覚です。この曲では “Life was stringing me along”(人生に振り回されていた)という形で使われており、誰かと出会う前の、目的もなくただ日々に流されていた自分の状態を表現しています。恋愛の場面でよく聞く言葉ですが、ここでは人生そのものを相手に見立てているのがポイントです。
“cut loose”はどういう意味ですか?
「cut loose」は、しがらみや束縛を断ち切って自由になる、という意味の表現です。日本語で言えば「解き放たれる」「縛りを断ち切る」といったイメージが近いでしょう。歌詞の中では、人生に振り回されていた(string along)状態から、出会った相手がその縛りを一気に断ち切ってくれた、という流れで登場します。受け身でただ流されていた自分が、誰かの存在によって初めて主体的に動き出せた——そんな劇的な変化を短い言葉でぎゅっと表現しているわけです。
“key”はどういう意味ですか?
英語の “key” はもちろん「鍵」という意味ですが、音楽用語では「調(ちょう)」——たとえばハ長調のCや、ニ短調のDを指す言葉でもあります。この曲では両方の意味を巧みに掛け合わせていて、「あなたは私の交響曲の調(かなめ)だ」、つまり「あなたがいてこそ、私の人生という音楽は正しい音程で鳴り響く」という深いメッセージになっています。曲名が「Symphony(交響曲)」であることと絶妙に呼応しており、Clean Banditらしい音楽と歌詞の見事な融合が楽しめる表現です。
関連リンク
Symphony – Clean Bandit (Official Video)
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
【歌詞和訳】Rather Be – Clean Bandit
【歌詞和訳】Beautiful Things – Megan Moroney
【歌詞和訳】Material Girl – Madonna
【歌詞和訳】Like a Virgin – Madonna
【歌詞和訳】Stacy’s Mom – Fountains of Wayne