今回の曲のタイトルは、「Girlfriend」です。直訳すると、「彼女」です。
「Girlfriend」は、カナダ出身のシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)が2007年にリリースした楽曲です。彼女の3枚目のスタジオアルバム『The Best Damn Thing』のリードシングルとして発表され、アメリカのBillboard Hot 100で1位を獲得したほか、カナダ・オーストラリアをはじめ多くの国のチャートでもトップに立ちました。ポップ・パンクをベースにしたエネルギッシュなサウンドが特徴で、すでに恋人がいる男性に「その彼女より私のほうがふさわしい」と直球で迫るという、大胆でユーモラスなテーマの曲です。
【直訳のポイント】タイトルの「Girlfriend」は日本語で「彼女」と直訳できますが、日本語の「彼女」には恋人だけでなく三人称の「she」という意味もあるため、英語の「girlfriend(恋人・彼女)」とはニュアンスが若干異なります。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Girlfriend – Avril Lavigne
[Chorus]
Hey, hey, you, you, I don’t like your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女が気に入らない
No way, no way, I think you need a new one
ありえない、ありえない、あなたには新しい彼女が必要だと思う
Hey, hey, you, you, I could1could
[助動]「can」の仮定・提案形。「~できるかもしれない」「~になれるのに」と、可能性や申し出のニュアンスを持つ。 be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、私があなたの彼女になれるのに
Hey, hey, you, you, I know that you like me
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたが私のこと好きだってわかってる
No way, no way, no, it’s not a secret
ありえない、ありえない、いや、これは秘密でも何でもない
Hey, hey, you, you, I want to be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女になりたい
[Verse 1]
You’re so fine2fine
[形・俗語]一般的な「大丈夫・良い」とは別に、「魅力的・セクシー」を意味するAAVEスラング。, I want you mine, you’re so delicious
あなたはとびきり素敵、私のものになってほしい、あなたはたまらない
I think about you all the time, you’re so addictive
いつもあなたのことを考えてる、あなたは中毒になりそう
Don’t you know what I can do to make you feel alright?
私があなたをいい気分にさせられるって、わかってないの?
Don’t pretend, I think you know I’m damn precious
知らないふりをしないで、私がとびきり特別な存在だってわかってるでしょ
And hell yeah3hell yeah
[間・俗語]「もちろんそうだ・絶対に」という強い肯定を表す口語表現。, I’m the motherfuckin’ princess
そうよ、私はまさにプリンセスなんだから
I can tell4tell
[動]「言う」ではなく「感じ取る・見分ける」の意。「I can tell (that) ~」で「〜だとわかる」。 you like me too, and you know I’m right
あなたも私のことが好きだってわかる、あなたもそれを知ってるでしょ
[Pre-Chorus]
She’s like5like
[副・間投詞・俗語]「〜のような」ではなく、発話に挿入される意味のないフィラー。特に若者言葉・バレーガール話法に多い用法。, so whatever6whatever
[形・俗語]「なんでもいい」→「どうでもいい・取るに足らない・つまらない存在」という冷淡な評価を示すスラング。
彼女なんて、どうでもいい存在じゃない
You could do so much better
あなたにはもっといい人がいるのに
I think we should get together7get together
[句動詞]「集まる」→ここでは「付き合う・交際を始める」という恋愛的な意味で使われるイディオム。 now
今すぐ、ふたりで付き合うべきだと思う
And that’s what everyone’s talkin’ about
みんなだってそう言ってるんだから
[Chorus]
Hey, hey, you, you, I don’t like your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女なんて好きじゃない
No way, no way, I think you need a new one
ありえない、ありえない、あなたには新しい彼女が必要よ
Hey, hey, you, you, I could be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、私があなたの彼女になれるのに
Hey, hey, you, you, I know that you like me
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたが私のこと好きだってわかってる
No way, no way, no, it’s not a secret
ありえない、ありえない、ねえ、これは秘密でもなんでもない
Hey, hey, you, you, I want to be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女になりたい
[Verse 2]
I can see the way, I see the way you look at me
わかるよ、あなたが私を見るその眼差しが
And even when you look away, I know you think of me
そっぽを向いていても、あなたが私のことを考えてるってわかる
I know you talk about me all the time, again and again
いつも私のことを話してるって知ってる、何度も何度も
(So come over here) So come over here and tell me what I wanna hear
(だからこっちに来て)こっちに来て、聞きたいことを言って
Better yet8Better yet
[句・イディオム]「それよりさらに良いのは」→「いっそのこと」「それより」という意味の慣用句。前の提案を上回る代替案を提示する際に使う。, make your girlfriend disappear
いっそのこと、彼女を消してしまって
I don’t wanna hear you say her name ever again
もう二度と彼女の名前を口にするのを聞きたくない
And again, and again, and again
何度も、何度も、何度も
[Pre-Chorus]
‘Cause she’s like, so whatever9whatever
[形・俗語]「何でもいい」→ここでは「つまらない・大したことない・どうでもいい存在」を意味するスラング。
だって彼女なんて、ほんとにどうでもいい感じじゃん
And you could do so much better
あなたにはもっといい人が絶対いるよ
I think we should get together10get together
[句動詞]「集まる」→ここでは「付き合い始める・カップルになる」という意味のイディオム。 now
今こそ、ふたりで付き合うべきだと思う
And that’s what everyone’s talkin’ about
みんながそう言ってるじゃない
[Chorus]
Hey, hey, you, you, I don’t like your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女が好きじゃない
No way, no way, I think you need a new one
絶対に、絶対に、あなたには新しい子が必要だと思う
Hey, hey, you, you, I could be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、私があなたの彼女になれる
Hey, hey, you, you, I know that you like me
ねえ、ねえ、あなた、あなた、私のことが好きなのわかってる
No way, no way, no, it’s not a secret
絶対に、絶対に、違う、秘密でも何でもない
Hey, hey, you, you, I want to be your girlfriend
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女になりたい
[Bridge]
(Oh) In a second, you’ll be wrapped around my finger11wrapped around my finger
[慣用句]「指に巻きつける」→ 相手を意のままに操り、完全に支配することを意味する慣用表現。
(オー)すぐに、あなたは私の虜になる
‘Cause I can, ‘cause I can do it better
だって私にはできるから、もっとうまくできるから
There’s no other, so when’s it gonna sink in?12sink in
[句動詞]「沈み込む」→「(事実・言葉が)頭に入る・ようやく理解される」を意味するイディオム。
他に誰もいないのに、いつになったら気づくの?
She’s so stupid, what the hell were you thinkin’?
あの子ってバカよね、いったい何を考えてたの?
(Oh) In a second, you’ll be wrapped around my finger13wrapped around my finger
[慣用句]「指に巻きつける」→ 相手を意のままに操り、完全に支配することを意味する慣用表現。
(オー)すぐに、あなたは私の虜になる
‘Cause I can, ‘cause I can do it better
だって私にはできるから、もっとうまくできるから
There’s no other, so when’s it gonna sink in?14sink in
[句動詞]「沈み込む」→「(事実・言葉が)頭に入る・ようやく理解される」を意味するイディオム。
他に誰もいないのに、いつになったら気づくの?
She’s so stupid, what the hell were you thinkin’?
あの子ってバカよね、いったい何を考えてたの?
[Chorus]
Hey, hey, you, you, I don’t like your girlfriend (Hey, hey)
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女が気に入らない(ヘイ、ヘイ)
No way, no way, I think you need a new one (No way, no way)
ありえない、ありえない、あなたには新しい子が必要だと思う(ありえない、ありえない)
Hey, hey, you, you, I could15could
[助動詞]canの過去形だが、ここでは「〜になれる可能性がある・なれるのに」という可能性・申し出のニュアンスを持つ仮定的用法。 be your girlfriend (Hey, hey, no way, no way)
ねえ、ねえ、あなた、あなた、私があなたの彼女になれるのに(ヘイ、ヘイ、ありえない、ありえない)
Hey, hey, you, you, I know that you like me (Hey, hey)
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたが私のことを好きだって知ってる(ヘイ、ヘイ)
No way, no way, no, it’s not a secret (No way, no way)
ありえない、ありえない、これは秘密でもなんでもないんだから(ありえない、ありえない)
Hey, hey, you, you, I want to be your girlfriend (Hey, hey, no way, no way)
ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女になりたい(ヘイ、ヘイ、ありえない、ありえない)
(Hey, hey) Hey, hey, you, you, I don’t like your girlfriend
(ヘイ、ヘイ)ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女が気に入らない
(No way) No way, no way, I think you need a new one
(ありえない)ありえない、ありえない、あなたには新しい子が必要だと思う
(Hey, hey) Hey, hey, you, you, I could be your girlfriend (No way, no way)
(ヘイ、ヘイ)ねえ、ねえ、あなた、あなた、私があなたの彼女になれるのに(ありえない、ありえない)
[Outro]
Hey (Hey, hey, you, you, I know that you like me; hey, hey)
ねえ(ねえ、ねえ、あなた、あなた、私のこと好きでしょ、知ってるんだから、ねえ、ねえ)
No way16No way
[間投詞・俗語]直訳は「そんな道はない」→「まさか」「ありえない」「絶対ちがう」など、強い否定や驚きを表すイディオム。ここでは「(秘密なんかじゃ)ないない」の意。 (No way, no way, no, it’s not a secret; no way, no way)
ないない(ないない、ないない、ちがう、秘密じゃないもん、ないない、ないない)
Hey (Hey, hey, you, you, I want to be your girlfriend; hey, hey)
ねえ(ねえ、ねえ、あなた、あなた、あなたの彼女になりたいの、ねえ、ねえ)
No way, no way
ないない、ないない
Hey, hey
ねえ、ねえ
Writer(s): Dr. Luke, Avril Lavigne
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Girlfriend」はどんな曲ですか?
「Girlfriend」は、カナダ出身のポップ・パンクシンガー、アヴリル・ラヴィーンが2007年3月にリリースした3枚目のアルバム『The Best Damn Thing』のリードシングルです。アメリカの「ビルボード Hot 100」で見事1位を獲得し、2007年にはiTunesで世界中で最もダウンロードされた楽曲という記録を打ち立てました。その人気はあまりにも高く、日本語・フランス語・スペイン語など計8ヶ国語バージョンが公式に制作されるほどのグローバルヒットとなっています。
曲名の「Girlfriend」には、どんなニュアンスが込められているのですか?
英語の「girlfriend」には「恋人(彼女)」と「女友達・親友」という2つの意味があります。この曲では、好きな男の子にすでに「恋人(girlfriend)」がいる状況で、語り手の女の子が「私こそがあなたの本当の彼女にふさわしい」と主張する内容になっています。サビで繰り返される「I wanna be your girlfriend」は、単に「付き合いたい」という告白を超え、ライバルを押しのけて「girlfriend」の座を奪いにいくという宣戦布告のような意味合いを持っています。日本語では「彼女」と「友達」は別の言葉で区別されますが、英語ではこの1語に両方の意味が重なるため、タイトルに絶妙な多義性が生まれているのです。
「She’s like so whatever」という歌詞はどういう意味ですか?
この一節には、2000年代アメリカのティーン文化を象徴するスラングが凝縮されています。まず「like」は実質的に意味を持たない「つなぎ言葉(フィラー)」で、日本語の「なんか」や「えーと」に近い感覚です。続く「so whatever」の「whatever(ウォットエヴァー)」は「どうでもいい」「別に」という投げやりな態度を示す表現で、相手を心底見下しているニュアンスが強く漂います。フレーズ全体を意訳すれば「あの子なんて、ぶっちゃけどうでもいい存在じゃん」という感じで、ライバルの女の子を軽蔑・一蹴する気持ちを、わざと崩したロ語でぶつけています。この「わざとらしくない雑さ」こそが当時のティーンに刺さったポイントです。
この曲のテーマは、なぜ当時センセーショナルだったのですか?
「Girlfriend」は、他人の恋人を奪おうとする女の子の視点を、反省もなく堂々と歌い上げている点で当時の音楽シーンでは異色の存在でした。一般的なポップソングが「純粋な恋心」を描きがちな中、アヴリルはライバルを「so whatever(どうでもいい)」と切り捨て、「私のほうがずっといい彼女になれる」と強気に主張します。これは2000年代に流行した「ミーン・ガール(意地悪な女の子)」的なポップカルチャーとも共鳴しており、女性が競争心や攻撃性をあからさまに表現することへの賛否を含め、発売当時は多くの議論を呼びました。現在では「自分の本音に正直なアンセム」として再評価されており、世代を超えて支持されています。
関連リンク
Girlfriend – Avril Lavigne (Official Video)
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