今回の曲のタイトルは、「She’s A Rainbow」です。直訳すると、「彼女は虹」です。
ローリング・ストーンズはイギリス・ロンドンで1962年に結成されたロックバンドです。「She’s A Rainbow」はミック・ジャガーとキース・リチャーズが共作し、1967年11月にシングルとしてリリース、同年12月発売のアルバム『Their Satanic Majesties Request』に収録されました。UKシングルチャートでは25位を記録し、ニッキー・ホプキンスによる華やかなピアノの旋律が印象的なサイケデリック・ポップの名曲として知られています。ビートルズの『Sgt. Pepper’s』に触発されたとも言われるこのアルバムの中で、色彩豊かな輝きを持つ女性を讃えたこの曲は、特に親しみやすいポップなナンバーとして際立っています。
【直訳のポイント】「Rainbow」は「虹」と訳しますが、この曲では色彩豊かで輝くような女性を描写するための比喩表現として使われています。直訳するとシンプルに「彼女は虹」となりますが、そこには多彩な魅力を持つ女性への賛辞が込められています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
She’s A Rainbow – The Rolling Stones
[Chorus]
She comes in colours ev’rywhere
彼女はどこにでも、色彩をまとって現れる
She combs her hair
彼女は髪を梳かす
She’s like a rainbow
彼女は虹のよう
Coming, colours in the air
近づいてくる、空気の中に色彩を散らしながら
Oh, ev’rywhere
ああ、どこにでも
She comes in colour
彼女は色彩となって現れる
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
[Instrumental Break]
[Chorus]
She comes in1comes in
[句動詞]「(ある様子・色彩を帯びて)現れる、登場する」という意味。”come in colours” で「色とりどりに現れる」となる。 colours ev’rywhere
彼女はどこへでも、色とりどりに現れる
She combs her hair
彼女は髪を梳かす
She’s like a rainbow
彼女は虹のようだ
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
Coming, colours in the air
やってくる、空気の中に漂う色彩
Oh, ev’rywhere
ああ、どこにでも
She comes in2comes in
[句動詞]「(ある様子・色彩を帯びて)現れる、登場する」という意味。”come in colour” で「色彩を纏って現れる」となる。 colour
彼女は色彩を纏って現れる
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
[Instrumental Break]
[Verse 1]
Have you seen her dressed in blue?
青い服をまとった彼女を見たことがある?
See the sky in front of you?
目の前に広がる空が見えるか?
And her face is like a sail
そして彼女の顔は帆のように
Speck3Speck
[名]ごく小さな点・しみ・斑点を指す語。「a speck of white」で「白い一点」。 of white, so fair4fair
[形]ここでは「公平な」ではなく「肌が白く美しい」という古典・詩的用法。complexion(肌色)が明るく輝いていることを指す。 and pale
白い一点、とても白く透き通って
Have you seen a lady fairer5fairer
[形・比較級]fairの比較級。ここでは「より美しい/より白く輝く」の意で、外見的な美しさを指す詩的表現。?
これほど美しい女性を見たことがある?
[Chorus]
She comes in colours ev’rywhere
彼女はどこにでも色彩をまとって現れる
She combs her hair
彼女は髪をとかす
She’s like a rainbow
彼女は虹のよう
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
Coming, colours in the air
やってくる、空気の中に漂う色彩
Mm, ev’rywhere
んー、どこにでも
She comes in colour
彼女は色彩をまとって現れる
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
[Verse 2]
Have you seen her all in gold?
黄金に包まれた彼女を、見たことがある?
Like a queen in days of old6days of old
[句・文語]「古(いにしえ)の日々」→「遠い昔・往古の時代」を意味する詩的・文語的イディオム。?
遠い昔の女王のように?
She shoots7shoots
[動]本来「撃つ・射る」→ここでは「放つ・発散させる」の意。光や色を四方に放つ様子を表す比喩的用法。 colours all around
あたり一面に色彩を放ちながら
Like a sunset going down
沈みゆく夕陽のように
Have you seen a lady fairer8fairer
[形・文語]fairの比較級。ここでのfairは「公平な」ではなく「美しい・麗しい」の詩的・古語的用法。?
これほど美しい女性を、見たことがある?
[Chorus]
She comes in9comes in
[句動詞]「〜の様相をまとって現れる」という意味のイディオム。単純に「来る」ではなく、ある状態・色彩を身にまとって登場するニュアンス。 colours ev’rywhere
彼女はどこにでも色彩をまとって現れる
She combs her hair
彼女は髪を梳かす
She’s like a rainbow
彼女はまるで虹のよう
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
Coming, colours in the air
彼女がやってくる、空気の中に色彩が満ちて
Oh, ev’rywhere
ああ、どこもかしこも
She comes in10comes in
[句動詞]「〜の様相をまとって現れる」という意味のイディオム。単純に「来る」ではなく、ある状態・色彩を身にまとって登場するニュアンス。 colour
彼女は色彩をまとって現れる
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
[Instrumental Break]
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ…)
[Outro]
She’s like a rainbow
彼女はまるで虹のよう
Coming, colours in the air
やってくる、空気の中に色があふれて
Oh, ev’rywhere!
ああ、どこにでも!
She comes in11comes in
[句動詞]「入ってくる」ではなく「〜の状態で現れる・〜をまとってやってくる」の意。色や属性を伴って登場するときに用いる表現。 colour!
彼女は色彩をまとってやってくる!
(Ooh la la la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la, ooh la la la la…)
(ウー・ラ・ラ・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ、ウー・ラ・ラ・ラ・ラ……)
Writer(s): Mick Jagger, Keith Richards
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「She’s A Rainbow」はどんな曲ですか?
1967年11月に米国でシングルとしてリリースされ、同年12月発売のアルバム『サタニック・マジェスティーズ』にも収録されたローリング・ストーンズの楽曲です。ミック・ジャガーとキース・リチャーズが共同で作詞・作曲し、米ビルボード・ホット100では最高25位を記録しました。ストリーミング時代に入ってからも根強い人気を保ち、映画やテレビCMに繰り返し起用されることで、世代を超えて聴き継がれています。
「She comes in colors」とはどういう意味ですか?日本語に訳しにくい表現ですか?
英語の「come in ~」は「~という色・形で存在する・展開される」というニュアンスを持つ表現です(例:「This bag comes in five colors=このバッグは5色展開です」)。歌詞ではその用法を人物に応用し、「彼女はあらゆる色を帯びて現れる」という詩的な意味になっています。これは「共感覚(synesthesia)」と呼ばれる文学的技法で、人の個性や内面の輝きを色彩で表現するものです。直訳すると日本語ではやや不自然になるため、「彼女はどこへ行っても色彩と輝きをまとっている」のように意訳すると、歌の世界観により近づけるでしょう。
「fairer」はどういう意味ですか?普通の「fair」とは違うのですか?
fairは日常会話では「公平な」という意味でよく使われますが、この曲のような文語的・詩的な文脈では「色白で美しい、麗しい」という古い用法があります。比較級のfairerは「より美しい、より色白な」という意味になり、”Have you seen a lady fairer?”は「これほど美しい女性を見たことがあるか?」という問いかけになっています。
「days of old」や「shoots colours」といった表現には、どんな由来があるのですか?
「days of old」は「古(いにしえ)の日々」という文語的な言い回しで、「遠い昔・往古の時代」を意味する詩的なイディオムです。また「shoots colours all around」の”shoot”は本来「撃つ・射る」という意味ですが、ここでは光や色が四方八方に勢いよく「放たれる」様子を表す比喩的な用法として使われています。
関連リンク
She’s A Rainbow – The Rolling Stones (Official Video)
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