【歌詞和訳】My Sharona – The Knack

今回の曲のタイトルは、「My Sharona」です。直訳すると、「私のシャローナ」です。「Sharona」はヴォーカルのダグ・フィーガーが実際に交際していた女性の名前であり、楽曲全体が彼女への強い想いと執着を綴った内容となっています。

「My Sharona」は、アメリカ・ロサンゼルス出身のロックバンド、ザ・ナック(The Knack)が1979年にリリースしたデビューシングルで、同年発表のアルバム『Get the Knack』に収録されています。全米ビルボード「Hot 100」では6週連続1位を記録し、1979年の年間最大ヒット曲となりました。ニューウェーブ/パワーポップを基調としたキャッチーなサウンドに、ダグ・フィーガーが実際に恋した女性シャローナ・アルペリンへの情熱と渇望を赤裸々に描いた歌詞が重なる、時代を超えた名曲です。

【直訳のポイント】サビの合いの手「My, my, my, I, yi, woo!」は、意味を持つ単語というより興奮を表す掛け声です。多くのサイトでは「ああ、もう!」のように意訳されがちですが、当ブログでは原詞の音そのものを伝えるため、カタカナ表記でそのまま音写しました。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


My Sharona – The Knack

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[Intro]



[Verse 1]
Ooh, my little pretty one, pretty one
ああ、かわいいあの子、かわいいあの子よ

When you gonna give me some time1give me some time
[句動詞・イディオム]直訳は「時間をくれ」だが、ここでは「振り向いてくれ/チャンスをくれ」という求愛の意。
, Sharona?

いつになったら振り向いてくれるの、シャローナ?

Ooh, you make my motor2motor
[名・比喩]エンジン→「心臓・欲望・興奮」を指す比喩。「make my motor run」で「胸を高鳴らせる・血を沸かせる」を意味する。
run, my motor run

ああ、君は僕の心を燃やす、胸を高鳴らせる

Gun it3gun it
[句動詞・俗語]「アクセルを踏み込む」→ 一気に全力で突き進むという意味のスラング。
coming off of the line4the line
[名・レース用語]「スタートライン」のこと。スタート直後から全開で飛び出すイメージ。
, Sharona

スタートラインから全開で突き進む、シャローナ





[Chorus]
Never gonna stop, give it up5give it up
[句動詞]「give up」の変形で「諦める・手放す」の意。直前の “stop” と並列し、「絶対やめない、諦めない」というニュアンス。
, such a dirty mind6dirty mind
[名・俗語]「汚れた心」→ 性的な欲望や猥褻な思考を持つことを指すイディオム。

止まらない、諦めない、こんなにも淫らな心

I always get it up7get it up
[句動詞・俗語]性的に興奮する・勃起するという意味の俗語表現。文字通りの「持ち上げる」とは全く異なる。
for the touch of the younger kind

若い子に触れるだけで、いつだって燃え上がってしまう

My, my, my, I, yi, woo!
マイ、マイ、マイ、アイ、イ、ウー!

M-m-m-my Sharona8Sharona
[固有名詞]この曲が捧げられた女性の名前。バンドのマネージャーの恋人、シャローナ・アルパーレン(Sharona Alperin)に由来。

マ・マ・マ・マイ、シャローナ


[Verse 2]
Come a little closer, huh, ah, will ya, huh?
もう少し近くに来てよ、ねえ、ああ、お願い?

Close enough to look in my eyes, Sharona
私の瞳を覗き込めるくらい近くに、シャローナ

Keeping it a mystery gets to me9gets to me
[句動詞]「(人の)心を乱す・たまらなくさせる」を意味するイディオム。ここでは「惹きつけられてどうにかなりそう」のニュアンス。

謎めかすあなたに、もうたまらない

Running down the length of my thighs, Sharona
私の太ももをつたうように、シャローナ


[Chorus]
Never gonna stop, give it up, such a dirty mind
決して止まらない、絶対に諦めない――なんて淫らな心だろう

I always get it up10get it up
[句動詞・俗語]「性的に興奮する/勃起する」を意味する卑俗な表現。文字通りの「持ち上げる」とはまったく異なる。
for the touch of the younger kind11kind
[名・文語]「種類・タイプの人々」を指す古風な用法。ここでは「若い子たち」の意。

若い子のぬくもりに触れると、いつも欲情してしまう

My, my, my, I, yi, woo!
マイ、マイ、マイ、アイ、イ、ウー!

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ





[Instrumental]



[Verse 3]
When you gonna get to me12get to me
[句動詞]「私のところへたどり着く」→ ここでは「私に振り向いてくれる・私のものになる」という意味のイディオム。
, get to me?

いつになったら、あなたは私のものになってくれるの?

Is it just a matter of time, Sharona?
シャローナ、あとはただ時間の問題にすぎないの?

Is it j-just destiny, d-destiny
これってただの運命、運命なの?

Or is it just a game in my mind, Sharona?
それとも、シャローナ、これは私の頭の中だけの話なの?


[Chorus]
Never gonna stop, give it up13give it up
[句動詞]「give up」で「諦める・手放す」の意。「Never gonna give it up」で「絶対に諦めない」という強い意志を表す。
, such a dirty mind14dirty mind
[名・俗語]「汚れた心」→ 性的なことをすぐに連想する思考傾向を指すスラング。

止まれない、諦めない、こんなによこしまな心

I always get it up15get it up
[句動詞・俗語]本来「奮い起こす」の意だが、ここでは性的興奮を表す隠語として機能している二重表現。
for the touch of the younger kind

若い子に触れるといつだって興奮してしまう

My, my, my, I, yi, woo!
マイ、マイ、マイ、アイ、イ、ウー!

M-m-m-my my my, I, yi, woo!
マ・マ・マ・マイ、マイ、マイ、アイ、イ、ウー!

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ

M-m-m-my Sharona
マ・マ・マ・マイ・シャローナ





[Instrumental]



[Outro]
Ooh, my Sharona
ああ、俺のシャローナ

Ooh, my Sharona
ああ、俺のシャローナ

Ooh, my Sharona
ああ、俺のシャローナ



Writer(s): Doug Fieger, Berton Averre

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「My Sharona」はどんな曲ですか?

「My Sharona」は、ロサンゼルス出身のロックバンド、ザ・ナックが1979年にリリースしたデビュー・シングルで、アルバム『Get the Knack』に収録されています。発売後まもなくアメリカのビルボード・ホット100チャートで首位を獲得し、実に6週間にわたってトップに君臨した、1979年を象徴する大ヒット曲です。現在もSpotifyで数億回以上再生されており、リリースから40年以上が経った今もなお、ロック史上の名曲として世界中で愛され続けています。

タイトルの「My(マイ)」には、どんな意味が込められているのでしょうか?

英語で “My” は「私の〜」を意味する所有格の代名詞です。人の名前の前に “My” をつける言い方は日本語では少し不自然に感じるかもしれませんが、英語では強い愛着や独占欲を表す表現として使われます。実はこの曲のシャローナはフィクションではなく、ボーカルのダグ・フィーガーが当時夢中になっていたシャローナ・アルパーリンという実在の女性がモデルです。「彼女は僕だけのシャローナだ」という、ほとんど執着に近い恋心が、このたった “My” の一語に凝縮されているのです。

「m-m-m-my Sharona」という歌い出しは、なぜわざと詰まっているのですか?

サビへと突入する直前に繰り返される「m-m-m-my Sharona」というフレーズ、お気づきでしたか?これは英語で「どもり(stuttering)」を音で表現したもので、興奮や緊張のあまり言葉がうまく出てこない様子を描いています。「Sharona」と呼びかけたいのに「m……m……m……」と詰まってしまうこの歌い方は、恋に頭がいっぱいになった青年の心の乱れを、歌詞とサウンドが一体となって表現した見事なテクニックです。翻訳ではどうしても伝わりにくい部分なので、ぜひ原曲を聴きながら確認してみてください。

「such a dirty mind」というフレーズは、どういう意味で使われているのですか?

歌詞に登場する “Such a dirty mind”(なんて不純な考えなんだ)という一節。英語で “dirty mind” とは「性的な妄想をしがちな思考回路」を指すくだけた口語表現です。1979年当時、こうした性的なニュアンスを含む歌詞は非常に大胆とされましたが、ロックンロールにはもともと「ダブル・ミーニング(二重の意味)」を巧みに使った歌詞の伝統があり、「My Sharona」もその系譜に連なっています。ストレートな恋愛ソングでありながら、どこかやんちゃで挑発的な雰囲気が漂うのは、まさにこういった言葉遊びが随所に散りばめられているからなのです。

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関連リンク

My Sharona – The Knack (Official Video)

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