【歌詞和訳】Let’s Groove – Earth, Wind & Fire

今回の曲のタイトルは、「Let’s Groove」です。直訳すると、「さあ、リズムに乗ろう」です。作詞・作曲はモーリス・ホワイトとウェイン・ヴォーンのコンビによるもので、アース・ウィンド・アンド・ファイアーを代表するダンスナンバーのひとつとして今もなお世界中で愛されています。

アース・ウィンド・アンド・ファイアーは、1969年にシカゴでモーリス・ホワイトによって結成されたアメリカのバンドです。「Let’s Groove」は1981年にリリースされ、アルバム『Raise!』に収録されました。全米R&Bシングルチャートで1位、ビルボードHot 100では最高3位を記録した大ヒット曲で、英国でも3位にランクインしています。ボコーダーを駆使したシンセサイザーのイントロが特徴的で、ファンク・R&B・ディスコを見事に融合させたサウンドのもと、愛の喜びとダンスへの解放感をテーマに描かれた一曲です。

【直訳のポイント】タイトルの「Groove」は、リズムに乗って体を動かすことを意味するスラングです。直訳では「さあ、リズムに乗ろう」としましたが、その言葉には踊る喜びと解放感が凝縮されています。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Let’s Groove – Earth, Wind & Fire

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[Intro]
We can boogie down1boogie down
[句・俗語]「ブギウギ」のリズムに乗って激しく踊ること。”down” はAAVEで「ノリノリで踊る」意を強調する付加語。
, down up on down

俺たちはブギで踊り明かせる、ダウン・アップ・オン・ダウン

The boogie sound, down up on down
ブギのサウンド、ダウン・アップ・オン・ダウン

The boogie sound, down up on down
ブギのサウンド、ダウン・アップ・オン・ダウン

The boogie sound, down up on down
ブギのサウンド、ダウン・アップ・オン・ダウン


[Pre-Chorus]
Let’s groove2groove
[動・音楽俗語]「溝・刻み目」→ リズムに乗って踊る・音楽に身を委ねることを指す俗語。
tonight (Down down upon down)

今夜はグルーヴしよう(ダウン・ダウン・アポン・ダウン)

Share the spice of life3spice of life
[慣用句]「人生のスパイス」=人生に活気や喜びをもたらすもの。”Variety is the spice of life”(変化こそ人生の妙味)という格言に由来。

人生の醍醐味を分かち合おう

(The boogie4boogie
[名・音楽]1940年代に興ったブルース系ダンスミュージック「ブギウギ」に由来。ここでは軽快なダンスビート全般を指す。
sound, down upon down)

(ブギのサウンド、ダウン・アポン・ダウン)

Baby, slice it right5slice it right
[句・俗語]「正確に切り込む」→ ぴたりと合わせて完璧にこなす・踊りをばっちり決めることを意味するイディオム。

ベイビー、ぴたりと決めろ

(The boogie sound, down upon down)
(ブギのサウンド、ダウン・アポン・ダウン)

We’re gonna groove tonight
今夜、俺たちはグルーヴする

(The boogie sound, down upon down)
(ブギのサウンド、ダウン・アポン・ダウン)





[Chorus]
Let this groove6groove
[名・音楽俗語]音楽が持つリズムの「ノリ」や「うねり」のこと。聴く者を自然に体を動かしたくさせる心地よいビートの流れを指す。
get you to move

このグルーヴに乗って、体を動かして

It’s alright, alright, alright
いいぞ、いいぞ、いいぞ

Let this groove set in your shoes7set in your shoes
[句・慣用句]「靴の中に根付く」→リズムが足元から体全体にじわじわ染み込んでくることを表すイディオム。

このグルーヴを足元から感じて

So stand up, alright, alright
さあ、立ち上がれ、いいぞ、いいぞ


[Verse 1]
Gonna tell you what you can do with my love
俺の愛で何ができるか、教えてやろう

Alright
そうさ

Let you know, girl
聞かせてやるよ、ベイビー

You’re looking good, you’re out of sight8out of sight
[形・俗語]「見えないほど遠い」→「目を見張るほど素晴らしい」を意味する1960〜70年代のスラング。

最高に見える、もうたまらないよ

Alright
そうさ

Just move yourself and glide like a 747
体を動かして、747のようになめらかに飛んでいけ

And lose yourself9lose yourself
[句動詞]「自分を失う」→「完全に没入する・我を忘れる」を意味するイディオム。
in the sky

空の中で我を忘れて

Among the clouds in the heavens, gods
天の雲の間で、神々とともに


[Chorus]
Let this groove light up your fuse10light up your fuse
[句動詞・慣用句]「導火線(fuse)に火をつける(light up)」→ 興奮や情熱に火をつけるという比喩表現。

このグルーヴで、あなたの情熱に火をつけよう

It’s alright, alright, alright (Uh-oh-uh)
大丈夫、大丈夫、大丈夫(ウー・オー・ウー)

Let this groove set in11set in
[句動詞]「根付く・定着する」を意味する句動詞。ここでは「グルーヴが足元に染み込んでいく」というニュアンス。
your shoes

このグルーヴを、あなたの足元に刻み込もう

So stand up, alright, alright
さあ立ち上がれ、大丈夫、大丈夫





[Verse 2]
Let me tell ya what you can do with my love
俺の愛で何ができるか、教えてあげるよ

Alright
オーライ

Gotta let you know, girl
知っておいてほしいんだ、ガール

You’re looking good, you’re out of sight12out of sight
[形・俗語]「視界の外」が原義だが、「最高」「素晴らしい」を意味する賞賛スラング(1960〜70年代に流行)。

いい感じだよ、もう最高

Alright
オーライ

Just tell the DJ to play your favorite tune
DJにお気に入りの曲をかけてもらって

Then you know it’s okay
それでいいって、きっとわかるはずさ

What you found is happening now
君が見つけたもの、それが今まさに動き出している


[Chorus]
Let this groove13groove
[名・音楽俗語]音楽のリズムやビートが体に自然と刻み込まれる「ノリ」「うねり」を指す表現。
light up your fuse14light up your fuse
[句・慣用表現]「導火線(fuse)に火をつける」→ 気持ちや興奮を点火させる、という意のイディオム。

このグルーヴで火をつけろ

It’s alright, alright, alright
いいぞ、いいぞ、いいぞ

Let this groove set in your shoes15set in your shoes
[句・慣用表現]「靴の中に定着する」→ リズムが足元から体に染み込み、自然と体が動き出すことを表す表現。

このグルーヴを足元に刻め

So stand up (Stand up), alright, alright
さあ立ち上がれ(立ち上がれ)、いいぞ、いいぞ

Let this groove get you to move
このグルーヴで体を動かせ

It’s alright, alright, alright (Yeah)
いいぞ、いいぞ、いいぞ(イェー)

Let this groove set in your shoes
このグルーヴを足元に刻め

So stand up, alright, alright
さあ立ち上がれ、いいぞ、いいぞ





[Bridge]
You will find peace of mind on the floor16the floor
[名]ここでは「ダンスフロア」のこと。”on the floor” =「フロアで踊っている状態」を指す。

フロアの上で、心の安らぎを見つけるだろう

Take a little time
少しだけ時間をとって

Come and see, you and me
ふたりで、ほら見てごらん

Give a little sign
ちょっとしたサインを送って

I’ll be there, after a while
しばらくしたら、そこへ行くよ

If you want my love
もし君が僕の愛を求めるなら

We can boogie on down17boogie on down
[句・俗語]ディスコ・ソウル由来の表現。”boogie”は体を揺らして熱狂的に踊ること。”boogie on down” で「一緒に踊り続けよう・グルーヴしよう」の意。

さあ、一緒に踊り続けよう

Down, boogie on down (The boogie sound, down upon down)
さあ踊ろう(ブギーのビート、どこまでも深く)

Down, boogie on down (The boogie sound, down upon down)
さあ踊ろう(ブギーのビート、どこまでも深く)

Down, we boogie on down (The boogie sound, down upon down)
さあ、みんなで踊り続けよう(ブギーのビート、どこまでも深く)

On down (The boogie18boogie
[名・音楽]ブルースから派生したダンス音楽のジャンル「ブギウギ」を指す。転じてノリのよいリズム・グルーヴ全般を表す。
sound, down upon down)

どこまでも下へ(そのブギのサウンド、下へ下へと)


[Pre-Chorus]
Let’s groove19groove
[動・スラング]「溝」が原義だが、ここでは「音楽に乗って踊る・体を揺らす」の意。ファンク・ソウル系スラング。
tonight (The boogie sound, down upon down)

今夜、一緒にグルーヴしよう(ブギーのサウンド、ビートが幾重にも重なる)

Share the spice of life20spice of life
[慣用句]「人生のスパイス」→ 人生を豊かで刺激的にするもの・醍醐味。”Variety is the spice of life”(変化が人生の妙味)に由来するイディオム。
(The boogie sound, down upon down)

人生の醍醐味を分かち合おう(ブギーのサウンド、ビートが幾重にも重なる)

Baby, slice it right21slice it right
[句・スラング]「ぴったり切る」が原義だが、ここでは「完璧なタイミングで・スムーズに決める」の意。
(The boogie sound, down upon down)

ベイビー、完璧に決めてみせて(ブギーのサウンド、ビートが幾重にも重なる)

We’re gonna groove tonight (The boogie sound, down upon down)
今夜、俺たちはグルーヴする(ブギーのサウンド、ビートが幾重にも重なる)

Uh-oh-uh
ウーオーウー


[Horn Solo]





[Chorus]
Let this groove light up your fuse22fuse
[名・比喩]爆発物の導火線のこと。「light up your fuse(導火線に火をつける)」で、内なる興奮・熱狂に点火するという比喩表現。

このグルーヴであなたの情熱に火をつけよう

It’s alright, alright, alright (Uh-oh-uh)
大丈夫、大丈夫、大丈夫(ウー・オー・ウ)

Let this groove set in23set in
[句動詞]「定着する・根づく」の意。「グルーヴがあなたの靴(足元)にしみ込む」=音楽が体全体に浸透し、踊り出さずにはいられなくなるさまを表す。
your shoes

このグルーヴをあなたの足元に刻み込もう

So stand up (Alright), alright, alright
さあ立ち上がれ(大丈夫)、大丈夫、大丈夫


[Outro]
Let this groove get you to move (We’re gonna groove tonight)
このグルーヴで体を動かそう(今夜はグルーヴしようぜ)

It’s alright, alright, alright (Share the spice of life24spice of life
[名詞句・慣用句]「人生のスパイス」→ 人生に刺激や彩りを与えるものを指すイディオム。
)

大丈夫、大丈夫、大丈夫(人生の彩りを分かち合おう)

Let this groove set in your shoes25set in your shoes
[句動詞]「靴の中に定着する」→ グルーヴが足元から全身に染み込む様子を表すイディオム。
(Baby, slice it right26slice it right
[句動詞・俗語]「正しく切る」→ 音楽に乗って完璧にきめる・うまくやることを意味するスラング。
)

このグルーヴを足元に染み込ませよう(ベイビー、完璧にきめてみせて)

So stand up, alright, alright (Just start the groove tonight)
さあ立ち上がれ、いいぞいいぞ(今夜グルーヴを始めようぜ)

Let this groove light up your fuse27light up your fuse
[句動詞]「導火線に火をつける」→ 内なる情熱やエネルギーに点火するという比喩表現。
(Just move yourself)

このグルーヴで情熱に火をつけよう(ただ体を動かして)

It’s alright, alright (Just move yourself)
大丈夫、大丈夫(ただ体を動かして)

Let this groove set in your shoes (Just move yourself)
このグルーヴを足元に染み込ませよう(ただ体を動かして)

So stand up, alright, alright
さあ立ち上がれ、いいぞいいぞ

Let this groove get you to move (Groove tonight)
このグルーヴで体を動かそう(今夜はグルーヴ)

It’s alright, alright, alright, uh-oh-uh (Share the spice of life)
大丈夫、大丈夫、大丈夫、ウォーウ(人生の彩りを分かち合おう)

Let this groove set in28set in
[句動詞]「定着する・根付く」の意。グルーヴが足元(靴の中)からじわじわと体に宿るイメージ。
your shoes (Baby, slice it right29slice it right
[句・俗語]ダンスの動きを完璧に・鮮やかに決めること。
)

このグルーヴを足元に染み込ませて(ベイビー、完璧に決めてくれ)

So stand up, alright, alright (We’re gonna groove tonight)
さあ立ち上がれ(今夜はグルーヴしよう)

Let this groove get you to move (Just move yourself)
このグルーヴで体を動かして(自分自身を動かすんだ)

It’s alright, alright
大丈夫、大丈夫

Let this groove set in your shoes (Just move yourself)
このグルーヴを足元に染み込ませて(自分自身を動かすんだ)

So stand up, alright, alright (Just move yourself)
さあ立ち上がれ(自分自身を動かすんだ)

Hey-yeah, alright
ヘイ、イエー、大丈夫

Let this groove light up your fuse30light up your fuse
[慣用句]「導火線(fuse)に火をつける」という比喩。グルーヴがあなたの中の情熱・興奮を爆発させることを表す。

このグルーヴで情熱に火をつけて

It’s alright, alright, alright
大丈夫、大丈夫、大丈夫

Let this groove set in your shoes
このグルーヴを足元に染み込ませて

So stand up31stand up
[句動詞]「立ち上がる」→ここでは「立ち向かえ・奮起せよ」という鼓舞の意。
, alright, alright

さあ立ち上がれ、そうだ、そうだ



Writer(s): Maurice White, Wayne Vaughn

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「Let’s Groove」はどんな曲ですか?

「Let’s Groove」は、アース・ウィンド・アンド・ファイアーが1981年にリリースしたファンク/ディスコの名曲で、アルバム『Raise!』に収録されています。全米R&Bチャートで1位、ビルボード・ホット100でも3位を記録した大ヒット作で、ボコーダーを多用した未来的なサウンドが特徴的です。40年以上経った今もストリーミングで根強い人気を誇り、映画やCMなどさまざまな場面で使われ続けています。

“boogie down”はどういう意味ですか?

「boogie down」は「思いきり踊る・ノリノリで踊り出す」というニュアンスの表現です。「boogie(ブギ)」は1970年代のブラック・アメリカン・カルチャーで生まれたダンスのスラングで、「down」を後ろにつけることで「どっぷりハマって踊ろう!」という勢いと熱量が加わります。日本語に意訳するなら「思いっきり体を動かして」「全力で踊ろう」といった感じです。

“groove”はどういう意味ですか?

「groove」は音楽用語としては「体を自然に動かしたくなるようなリズムの心地よいうねり」を指します。「in the groove(グルーヴに乗っている)」のように、音楽と自分の体がぴったり同調している状態を表すのが元々の意味です。この曲では「さあ、一緒にグルーヴしよう=このリズムに乗って踊ろう」という呼びかけとして使われており、タイトルそのものがダンスフロアへの招待状になっています。

“spice of life”はどういう意味ですか?

「spice of life」は英語のことわざ「Variety is the spice of life(変化こそ人生のスパイス)」から来た表現で、「人生に彩りや刺激を与えてくれるもの」という意味です。料理のスパイスが料理を引き立てるように、音楽やダンス、喜びがあってこそ人生は豊かになる、というメッセージが込められています。この曲の文脈では「グルーヴこそが人生を輝かせるスパイスだ」という高揚感を表現しています。

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関連リンク

Let’s Groove – Earth, Wind & Fire (Official Video)

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