今回の曲のタイトルは、「Heartbreak Anniversary」です。直訳すると、「失恋記念日」です。
Giveon(本名:ジヴィオン・デズマン・エヴァンス)は、1995年2月21日生まれ、カリフォルニア州ロングビーチ出身のR&Bシンガーソングライターです。「Heartbreak Anniversary」は、2020年3月27日にリリースされたデビューEP『Take Time』の収録曲で、Sevn Thomas・Maneesh・Varren Wadeとの共作です。リリース後にTikTokでバイラルヒットとなり、2021年にはBillboard Hot 100で最高5位を記録しました。深みのある低音ボイスを活かしたR&B・ソウルナンバーで、別れた恋人をいつまでも忘れられず、失恋した日を「記念日」のように繰り返し思い返してしまう主人公の切ない心情が綴られています。
【直訳のポイント】タイトルの「Anniversary(記念日)」は通常、喜ばしい出来事に使われる言葉ですが、この曲では失恋という苦い出来事の「記念日」として用いられており、そのギャップが曲全体の切なさを際立たせています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Heartbreak Anniversary – Giveon
[Intro]
Ooh
オー
[Verse 1]
Balloons are deflated
風船はしぼんでいる
Guess they look lifeless like me
まるで私みたいに、生気がないね
We miss you on your side of the bed, mmm
あなたがいたベッドの側が、寂しくて仕方ない
Still got your things here
あなたの物がまだここにある
And they stare at me like souvenirs
形見のように、私をじっと見つめてくる
Don’t wanna let you out my head
あなたのことを頭から離したくない
[Pre-Chorus]
Just like the day that I met you, the day I thought forever
あなたと出会ったあの日、永遠だと思っていたあの日
Said that you love me, but that’ll last for never1last for never
[句・詩的表現]「last forever(永遠に続く)」を逆転させた表現で「決して続かない」という意味。poeticな逆説。
愛してると言ったけど、それは決して続かない
It’s cold outside like when you walked out2walked out
[句動詞]「walk out of〜」で「〜の人生から去る・見捨てる」を意味するイディオム。ここではofが省略された口語形。 my life
あなたが私の人生から去ったあの日のように、外は寒い
Why you walk out my life?
なぜ私の人生から去っていくの?
[Chorus]
I get like this every time
毎回こうなってしまう
On these days that feel like you and me
あなたとわたしを思わせるような日には
Heartbreak anniversary
失恋記念日
‘Cause I remember every time
だって毎回思い出してしまうから
On these days that feel like you and me
あなたとわたしを思わせるような日には
Heartbreak anniversary, do you ever think of me?
失恋記念日、あなたはわたしのことを思ったりする?
(Oh-ooh) No
(オー)いいえ
(Ooh) No, no, no
(ウー)いいえ、いいえ、いいえ
(Ooh, ooh) Ooh, nah (Ooh)
(ウー、ウー)ウー、ううん(ウー)
[Verse 2]
I’m buildin’ my hopes up
期待を膨らませてる
Like presents unopened ‘til this day
今日まで開けられなかったプレゼントみたいに
I still see the messages you read, mmm
あなたが既読にしたメッセージ、今もまだ見えてる
I’m foolishly patient (Foolishly patient)
愚かなほど待ち続けてる(愚かなほど待ち続けてる)
Can’t get past3get past
[句動詞]「通り過ぎる」→ここでは「(感情・記憶を)乗り越える・忘れる」の意のイディオム。 the taste of your lips (Taste of your lips)
あなたの唇の味が忘れられない(唇の味が)
Don’t wanna let you out my head4out my head
[句・AAVE]「out of my head」の省略形。「頭の中から追い出す=忘れる」の意。AAVEでは「of」が省略される。
あなたのことを頭から消したくない
[Pre-Chorus]
Just like the day that I met you, the day I thought forever
君に出会ったあの日のように、永遠だと信じたあの日のように
Said that you love me but that’ll last5last
[動]「続く・持続する」の意。”last for never”は”last forever(永遠に続く)”を反転させた詩的表現で、「まったく続かない」ことを意味する。 for never
愛してると言ったけど、それは決して続かなかった
It’s cold outside like when you walked out6walk out
[句動詞]「立ち去る」→ 誰かの人生・関係からいなくなることを意味するイディオム。 my life
君が去ったあの日みたいに、外は寒い
Why you walk out my life? (My life)
なぜ僕の人生から去っていったの?(僕の人生から)
[Chorus]
I get like this every time
毎回こうなってしまう
On these days that feel like you and me
君と僕を思わせるこんな日には
Heartbreak anniversary
失恋記念日
‘Cause I remember every time
だって毎回思い出してしまうから
On these days that feel like you and me
君と僕を思わせるこんな日には
Heartbreak anniversary, do you ever think of me?
失恋記念日、君は僕のことを思い出したりする?
(Oh-ooh) Of me
(オー)僕のことを
(Ooh) ‘Cause I think of you, think of you
(ウー)だって君のことを思っているから、君のことを
(Ooh, ooh, ooh-ooh)
(ウー、ウー、ウーウー)
Writer(s): GIVĒON, Sevn Thomas, Maneesh, Varren Wade
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Heartbreak Anniversary」はどんな曲ですか?
「Heartbreak Anniversary」は、アメリカのR&BシンガーGiveon(ギヴィオン)が2020年3月27日にリリースしたデビューEP『Take Time』に収録された楽曲です。彼の低く深みのあるバリトンボイスと、失恋の痛みをじっくりと描いた歌詞が話題を呼び、TikTokを中心にバイラルヒットを記録しました。Billboard Hot 100では最高15位を記録し、Spotifyでは数億回再生を突破するなど、世界中のリスナーから長く愛されている一曲です。
「”last for never”」はどういう意味ですか?
これは「last forever(永遠に続く)」という定番フレーズを意図的にひねった表現です。”forever” の代わりに “never” を置くことで、「永遠に続くどころか、絶対に続かない」というニュアンスを生み出しています。日本語にするなら「永遠には続かない」どころか「決して続くことのない」という感じで、二人の関係がとっくに終わっているのに、その痛みだけがいつまでも残り続けるという皮肉な状況を表した、Giveonらしい言葉遊びです。
「”walked out”」はどういう意味ですか?
直訳すると「歩いて出て行った」ですが、日常会話では「(人や関係を)捨てて去る、突然立ち去る」という意味で使われます。単に部屋を出るのではなく、相手を置き去りにしてその場(または関係そのもの)から去ってしまうというニュアンスが含まれています。この曲では、かつて自分の元を離れていった相手のことを指しており、「あの日、あなたは出て行ってしまった」という後悔と傷つきが込められた表現です。
「”get past”」はどういう意味ですか?
「get past ~」は「~を乗り越える、~から立ち直る」という意味のイディオムで、「get over」と似たニュアンスで使われます。障害物をよけて「通り過ぎる」イメージから来ており、つらい経験や感情的な痛みを乗り越えて前に進む、というときによく使われる表現です。この曲の文脈では、「あなたとの別れを乗り越えることができない」という意味合いで登場し、いつまでも引きずってしまう失恋の重さをリアルに伝えています。
関連リンク
Heartbreak Anniversary – Giveon (Official Video)
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