今回の曲のタイトルは、「Only Love Can Hurt Like This」です。直訳すると、「こんな風に傷つけることができるのは愛だけ」です。作詞・作曲はダイアン・ウォーレン(Diane Warren)とキース・アディン(Keith Uddin)が手掛けています。
歌手のパロマ・フェイス(Paloma Faith)は、1981年生まれのイギリス・ロンドン出身のシンガーソングライター兼女優です。この曲は2014年1月にリリースされ、同年3月に発売された彼女の3枚目のスタジオアルバム『A Perfect Contradiction』に収録されています。UKシングルチャートでは最高4位を記録する大ヒットとなりました。楽曲のジャンルはブルーアイド・ソウルとポップで、愛する人に何度も傷つけられながらもその愛から離れられない苦しみを、ドラマチックかつ力強い歌声で表現しています。
【直訳のポイント】タイトルにある “like this”(このように)という表現は、単純な比較ではなく「これほど激しく」という強調のニュアンスを含んでいます。愛の痛みの深さを伝えるため、「こんな風に」と訳しています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
Only Love Can Hurt Like This – Paloma Faith
[Intro]
Ooh-ooh-ooh, ooh
ウー・ウー・ウー、ウー
Ooh-ooh-ooh
ウー・ウー・ウー
[Verse 1]
I tell myself you don’t mean a thing
自分に言い聞かせる、あなたは何でもないんだと
And what we got got no hold1hold
[名・慣用]「つかむ力」→ 人への支配力・縛りを意味するイディオム。「get a hold on ~」で「~を掌握する」。 on me
私たちの関係も、私を縛る力なんてないんだと
But when you’re not there, I just crumble
でも、あなたがいないと、私はただ崩れ落ちてしまう
I tell myself I don’t care that much
自分に言い聞かせる、そんなに気にしていないんだと
But I feel like I die ‘til I feel your touch
でも、あなたに触れるまで、死にそうな気がしてしまう
[Chorus]
Only love, only love can hurt like this
こんなふうに傷つけるのは、愛だけ、愛だけ
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけるのは、愛だけ
Must’ve2Must’ve
[助動詞・短縮形]must have の短縮形。ここでは義務(〜しなければならない)ではなく、過去の推量「〜だったに違いない」を表す用法。 been a deadly kiss
あれはきっと、命取りのキスだったんだ
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけるのは、愛だけ
[Verse 2]
Said I wouldn’t care if you walked away (Oh-ooh)
あなたが去っても気にしないと言っていた(オーウ)
But every time you’re there I’m begging you to stay
でもあなたがそこにいるたびに、行かないでと懇願してしまう
And when you come close (When you come close), I just tremble
あなたが近づくとき(近づくとき)、ただ震えてしまう
And every time, every time you go (Go-ooh)
そして毎回、毎回あなたが去るたびに(ゴーウ)
It’s like a knife that cuts right3right
[副・口語]「右」ではなく「まっすぐに・ちょうど」を意味する強意副詞。”cuts right to my soul”=「魂の奥底まで真っ直ぐ切り裂く」。 to my soul
まるで刃が魂の奥底まで真っ直ぐ切り裂くよう
[Chorus]
Only love, only love can hurt like this
愛だけが、愛だけがこんなにも傷つけることができる
Only love can hurt like this
こんなにも傷つけられるのは、愛だけ
Must’ve4Must’ve
[助動詞・短縮形]”must have” の短縮形。”must have been〜” で「〜だったに違いない」という過去への確信的推量を表す。 been a deadly kiss
致命的なキスだったに違いない
Only love can hurt like this
こんなにも傷つけられるのは、愛だけ
Only love can hurt like this
こんなにも傷つけられるのは、愛だけ
Your kisses burn into5burn into
[句動詞]「燃やして〜の中へ入り込む」→「肌に焼きつく・深く刻み込まれる」という消えない痕跡を残すイメージのイディオム。 my skin
あなたのキスがわたしの肌に焼きついていく
Only love can hurt like this
こんなにも傷つけられるのは、愛だけ
[Bridge]
But it’s the sweetest pain
でも、これが一番甘美な痛み
Burning hot through my veins
血管を灼熱が駆け抜ける
Love is torture, makes me more sure
愛は拷問、それでもますます確信が深まっていく
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
(Ooh-ooh-ooh, ooh)
(ウー・ウー・ウー、ウー)
(Ooh-ooh-ooh)
(ウー・ウー・ウー)
[Chorus]
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
Must’ve6Must’ve
[助動詞・短縮形]must have の短縮形。「~だったに違いない」という過去への論理的確信を表す modal perfect 構文。 been a deadly kiss
きっとあの口づけが、命取りだったんだ
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
Your kisses burn into7burn into
[句動詞]「燃やして刻み込む」→ 烙印を押すように肌に焼き付くことを表すイディオム。 my skin
あなたのキスが肌に焼き付いていく
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
(Only love can hurt like this)
(こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ)
Only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけ
(Only love can hurt)
(愛だけが、傷つけることができる)
[Outro]
Save me, save me
助けて、助けて
Only love, only love
愛だけが、愛だけが
‘Cause only love can hurt like this
こんなふうに傷つけられるのは、愛だけだから
And it must’ve8must’ve
[助動詞・短縮形]must have の短縮形。ここでは「〜だったに違いない」という過去の推量・確信を表すモーダル用法。 been a deadly kiss
そしてあれは、致命的なキスだったに違いない
Writer(s): Diane Warren, Keith Uddin
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「Only Love Can Hurt Like This」はどんな曲ですか?
イギリス出身のシンガーソングライター、パロマ・フェイスが2014年1月にリリースした楽曲で、3枚目のスタジオアルバム『A Perfect Contradiction』からの2枚目のシングルです。ソウルとポップを融合させたドラマチックな曲調と彼女の圧倒的な歌唱力が話題を呼び、UKシングルチャートでは最高4位を記録。イギリスでプラチナ認定を獲得するほどのヒットとなり、リリースから10年以上経った現在もストリーミングで世界中に愛されている名バラードです。
歌詞に登場する”hold”はどういう意味ですか?
「hold」は「つかむ・抱きしめる・保ち続ける」などを意味する動詞です。この曲の文脈では、単に誰かを腕の中に抱きしめるという身体的な動作だけでなく、「手放せない」「気持ちをつなぎ留められている」という感情的なニュアンスが強く込められています。愛の痛みを知りながらも相手への想いを手放せない——そんな複雑な心情を、たった4文字のシンプルな動詞が見事に表現しているのがこの曲の魅力のひとつです。
歌詞に登場する”Must’ve”はどういう意味ですか?
「Must’ve」は「must have」を縮めた口語表現で、過去の出来事に対して「〜だったに違いない・きっと〜したはずだ」と強い確信を持って推量するときに使います。歌詞に登場する “Must’ve been a deadly kiss” であれば、「きっと命取りのキスだったに違いない」というニュアンスになります。日常会話でも頻繁に登場する短縮形なので、ぜひ覚えておきましょう。記憶をたぐり寄せながら過去を振り返る歌い手の切ない心情が、この表現からありありと伝わってきます。
歌詞に登場する”right”はどういう意味ですか?
「right」は「正しい・右」という意味でおなじみですが、歌詞では副詞として「まさに・ちょうど・すぐに」という意味で登場することが多い表現です。たとえば “right here” なら「まさにここに」、”right now” なら「今すぐ」というように、感情や状況をぐっと強調したいときに大活躍します。とてもシンプルな単語ですが使い方のバリエーションが豊富で、この曲でも気持ちの切実さや緊迫感を際立てる重要な役割を担っています。日常英会話でも非常によく使われるので、ぜひ意識して聞き取ってみてください。
関連リンク
Only Love Can Hurt Like This – Paloma Faith (Official Video)
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