今回の曲のタイトルは、「We Are Young」です。直訳すると、「私たちは若い」です。
fun.(ファン)は、ネイト・ルース(Nate Ruess)、ジャック・アントノフ(Jack Antonoff)、アンドリュー・ドスト(Andrew Dost)の3名からなるアメリカ・ニューヨーク出身のインディーポップバンドです。「We Are Young」は2011年にシングルとしてリリースされ、翌2012年2月発売のセカンドアルバム『Some Nights』に収録されました。ジャネール・モネイをフィーチャリングに迎えたこの曲は、全米Billboard Hot 100で1位を獲得。2013年の第55回グラミー賞では「年間最優秀楽曲賞」も受賞した、インディーポップとロックを融合させた青春アンセムです。
【直訳のポイント】タイトルでもある「We Are Young」は「私たちは若い」と直訳できます。しかし歌詞の中では年齢の表現にとどまらず、傷つきながらも今夜だけは輝こうとする若者たちの力強い宣言として用いられています。
細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。
※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。
以下、和訳です。
We Are Young – fun.
[Verse 1: Nate Ruess]
Give me a second, I, I need to get my story straight1get my story straight
[句動詞・イディオム]「話の筋道を立てる」→「言い訳・説明の内容をあらかじめ整理する」というイディオム。
ちょっと待ってくれ、俺は、話の筋を整理しなきゃいけない
My friends are in the bathroom getting higher2getting higher
[句・俗語]「より高くなっていく」→ 薬物や酒でハイになっていくことを指す俗語表現。 than the Empire State3Empire State
[固有名詞]ニューヨーク市マンハッタンにそびえるエンパイア・ステート・ビルディングのこと。高さを比喩する際の基準として用いられている。
友達はトイレでエンパイア・ステート・ビルよりも高くキマっている
My lover, she is waiting for me just across the bar
恋人はバーの向こうでただ俺を待っている
My seat’s been taken by some sunglasses4some sunglasses
[名・転喩]「サングラス」→ サングラスをかけた人物を指す転喩(メトニミー)。 askin’ ‘bout a scar, and
俺の席はサングラスをかけた誰かに取られて、傷跡のことを聞いてくる
I know I gave it to you months ago
何ヶ月も前に俺がその傷をつけたのはわかってる
I know you’re tryin’ to forget
君が忘れようとしているのもわかってる
But between the drinks and subtle things
でも酒と、言葉にならないものの狭間で
The holes in my apologies
謝罪に空いた穴
You know, I’m tryin’ hard to take it back5take it back
[句動詞]「取り戻す・撤回する」→ 自分の行為や言葉をなかったことにする・撤回するというイディオム。
わかってくれ、必死に取り消そうとしているんだ
[Pre-Chorus: Nate Ruess]
So if by the time the bar closes
だから、バーが閉まる頃には
And you feel like fallin’ down
今にも崩れ落ちそうな気がしたなら
I’ll carry you home
君を家まで連れて帰るよ
[Chorus: Nate Ruess]
Tonight
今夜
We are young
僕らはまだ若い
So let’s set the world on fire6set the world on fire
[句動詞・イディオム]「世界に火をつける」→「世界を席巻する・大きな旋風を巻き起こす」という意味のイディオム。文字通りの放火ではなく、圧倒的な存在感を示すことを指す。
だから世界に旋風を巻き起こそう
We can burn brighter than the sun
太陽よりも眩しく輝ける
Tonight
今夜
We are young
僕らはまだ若い
So let’s set the world on fire7set the world on fire
[句動詞・イディオム]「世界に火をつける」→「世界を席巻する・大きな旋風を巻き起こす」という意味のイディオム。文字通りの放火ではなく、圧倒的な存在感を示すことを指す。
だから世界に旋風を巻き起こそう
We can burn brighter than the sun
太陽よりも眩しく輝ける
[Verse 2: Nate Ruess]
Now I know that I’m not all that you got
今わかった——私はあなたのすべてじゃないって
I guess that I, I just thought
たぶん私は、ただそう思ってただけで
Maybe we could find new ways to fall apart8fall apart
[句動詞]「バラバラになる」→ 関係や状況が崩れていくことを表すイディオム。
ふたりで壊れていく、新しい方法を見つけられるかもって
But our friends are back, so let’s raise a toast9raise a toast
[慣用句]杯を掲げて乾杯すること。西洋の祝宴の慣習で、誰かのために酒を飲む行為。
でも友達が戻ってきた——だから乾杯しよう
‘Cause I found someone to carry me home
家まで連れて帰ってくれる人を見つけたから
[Chorus: Nate Ruess]
Tonight
今夜
We are young
僕たちはまだ若い
So let’s set the world on fire10set the world on fire
[イディオム]「世界に火をつける」→ 世の中を熱狂させる・大きな成功を成し遂げる意のイディオム。
だから世界を熱狂させよう
We can burn brighter than the sun
太陽より眩しく輝けるはずだ
Tonight
今夜
We are young
僕たちはまだ若い
So let’s set the world on fire11set the world on fire
[イディオム]「世界に火をつける」→ 世の中を熱狂させる・大きな成功を成し遂げる意のイディオム。
だから世界を熱狂させよう
We can burn brighter than the sun
太陽より眩しく輝けるはずだ
[Bridge: Janelle Monáe & Nate Ruess]
Carry me home tonight
今夜、家まで連れて帰って
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナ・ナ、ナ・ナナナナナナ、ナ・ナナナナ)
Just carry me home tonight
ただ今夜、家まで連れて帰って
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナ・ナ、ナ・ナナナナナナ、ナ・ナナナナ)
Carry me home tonight
今夜、家まで連れて帰って
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナ・ナ、ナ・ナナナナナナ、ナ・ナナナナ)
Just carry me home tonight
ただ今夜、家まで連れて帰って
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナ・ナ、ナ・ナナナナナナ、ナ・ナナナナ)
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナ・ナ、ナ・ナナナナナナ、ナ・ナナナナ)
The moon is on my side12on my side
[イディオム]「〜の味方・〜に有利な状況にある」を意味する慣用表現。, I have no reason to run
月は味方だ、逃げる理由なんてない
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナナ、ナナナナナナナ、ナナナナ)
So will someone come and carry me home13carry me home
[句動詞・慣用句]直訳は「家まで抱えて連れていく」。ゴスペル・霊歌の文脈では「天国へ/安らぎの地へ魂を運ぶ」という霊的ニュアンスも含む。 tonight?
誰かが今夜、私を家まで連れていってくれないだろうか?
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナナ、ナナナナナナナ、ナナナナ)
The angels never arrived, but I can hear the choir
天使たちは来なかったけれど、聖歌隊の歌声が聞こえてくる
(Na-na, na-na-na-na-na-na, na-na-na-na)
(ナナ、ナナナナナナナ、ナナナナ)
So will someone come and carry me home14carry me home
[句動詞・慣用句]直訳は「家まで抱えて連れていく」。ゴスペル・霊歌の文脈では「天国へ/安らぎの地へ魂を運ぶ」という霊的ニュアンスも含む。?
誰かが、私を家まで連れていってくれないだろうか?
[Chorus: Nate Ruess]
Tonight
今夜
We are young
僕らはまだ若い
So let’s set the world on fire15set the world on fire
[句動詞・慣用句]「世界を燃やす」→ 世間をあっと言わせる、輝かしいことをするという意味のイディオム。
だから世界に火をつけよう
We can burn brighter than the sun
太陽よりも明るく燃え上がれる
Tonight
今夜
We are young
僕らはまだ若い
So let’s set the world on fire16set the world on fire
[句動詞・慣用句]「世界を燃やす」→ 世間をあっと言わせる、輝かしいことをするという意味のイディオム。
だから世界に火をつけよう
We can burn brighter than the sun
太陽よりも明るく燃え上がれる
[Outro: Nate Ruess]
So if by the time the bar closes
だからバーが閉まる頃には
And you feel like fallin’ down
そしてあなたが倒れそうな気持ちになったなら
I’ll carry you home tonight
今夜は家まで連れて帰るよ
Writer(s): Jeff Bhasker, Nate Ruess, Jack Antonoff, Andrew Dost
以上です、いかがでしたでしょうか!
以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!
よくある質問
「We Are Young」はどんな曲ですか?
アメリカのインディーポップバンド・fun.(ファン)が2012年にリリースしたシングルで、R&Bアーティストのジャネール・モネイをフィーチャリングしています。全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で見事1位を獲得し、2013年のグラミー賞では最も権威ある部門のひとつ「今年の歌(Song of the Year)」を受賞するなど、世界的な大ヒット曲となりました。現在もSpotifyで累計数十億回を超えるストリーミングを記録しており、2010年代を代表する青春アンセムとして今なお多くのリスナーに愛され続けています。
「”get my story straight”」はどういう意味ですか?
直訳すると「自分の話を整理する」ですが、ポイントは straight(まっすぐ・一本化した)という部分です。つまり「言い訳や説明に矛盾がないよう、頭の中でちゃんと筋道を立てておく」というニュアンスです。歌詞の文脈では、傷を抱えた主人公が恋人のもとへ向かう前に「何て言えばいいか考えておかなきゃ」と自分に言い聞かせている場面で使われています。日常英語でも「Let me get my story straight(ちょっと話を整理させて)」のように自然に使える便利なフレーズです。
「”getting higher”」はどういう意味ですか?
higher には「より高いところへ上がる」という文字通りの意味と、「酔いや高揚感がどんどん増していく」というスラング的な意味の両方があります。この曲では、夜が深まるにつれてお酒や興奮で気分が盛り上がっていく様子を表しており、「テンションが上がりっぱなし」「いい気持ちになっていく」といった感覚に近いでしょう。どちらの意味も重なり合うことで、その夜の無敵感がより鮮明に伝わってくる巧みな表現です。
「”Empire State”」はどういう意味ですか?
「Empire State(エンパイア・ステート)」はニューヨーク州の愛称で、マンハッタンにそびえ立つ名建築・エンパイア・ステート・ビルディングとも重なるフレーズです。歌詞の中では単なる地名にとどまらず、夢・若さ・夜の輝きを象徴するイメージとして機能しています。夜空に向かって高くそびえる摩天楼のビジュアルが、「今夜だけは世界の頂点に立てる」という若者たちの無敵感と見事にリンクしており、曲全体のテーマである「燃え尽きるほど今を生きろ」というメッセージを力強く後押ししています。
関連リンク
We Are Young – fun. (Official Video)
他の曲も和訳しています。よろしければどうぞ!
【歌詞和訳】Just Give Me a Reason – P!nk ft. Nate Ruess
【歌詞和訳】Symphony – Clean Bandit ft. Zara Larsson
【歌詞和訳】Beautiful Things – Megan Moroney
【歌詞和訳】Material Girl – Madonna
【歌詞和訳】Like a Virgin – Madonna