【歌詞和訳】Le Freak – Chic

今回の曲のタイトルは、「Le Freak」です。直訳すると、「ザ・フリーク」です。

「Chic(シック)」は、ニューヨーク出身のディスコ・ファンクバンドで、ナイル・ロジャース(ギター)とバーナード・エドワーズ(ベース)を中心に結成されました。「Le Freak」は1978年にリリースされ、アルバム『C’est Chic(セ・シック)』に収録されています。全米ビルボードHot 100では1位に3度返り咲き、史上初めて通算6週にわたって首位を獲得した曲となり、当時のアトランティック・レコード史上最大のヒット・シングルとなりました。ディスコ全盛期を象徴する一曲で、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズが大晦日の夜にスタジオ54への入場を断られた実体験をきっかけに生まれた楽曲として広く知られています。

【直訳のポイント】タイトルの「Le」はフランス語の定冠詞で「the」を意味し、英語の「Freak(変わり者・熱狂的な踊り手)」と組み合わせた造語です。曲中の「freak out」は、ディスコ時代のスラングで「思い切り踊る・はじける」として和訳しました。

細かく調べて、できる限り注釈をつけて和訳しました。

※普段聞かないような難しい単語、普段とは違う用法の単語や熟語は、調べておきました。
歌詞の右上に表示される小さな数字をクリックorタップしていただけるとポップアップで注釈が見れます。

以下、和訳です。


Le Freak – Chic

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[Intro]
One, two, three
いち、に、さん


[Chorus]
Ah, freak out1freak out
[句動詞・俗語]「取り乱す・狂う」→ここでは音楽に乗って弾け、踊り狂うことを指すスラング。

ああ、弾けろ

Le freak, c’est chic2Le freak, c’est chic
[仏語]フランス語で「ル・フリーク、それがシックだ」の意。”chic”は「粋・おしゃれ」を指す。

ル・フリーク、それが粋ってもんだ

Freak out
弾けろ

Ah, freak out
ああ、弾けろ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それが粋ってもんだ

Freak out
弾けろ

Ah, freak out
ああ、弾けろ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それが粋ってもんだ

Freak out
弾けろ

Ah, freak out
ああ、弾けろ

Le freak3freak
[名・俗語]ディスコ文化で「型にはまらず自由奔放に踊る人」を指すスラング。
, c’est chic4c’est chic
[仏語]フランス語で「それは粋だ・洒落ている」の意。バンド名”Chic”とも掛けた造語。

フリークこそが粋なのさ

Freak out5Freak out
[句動詞・俗語]「興奮して弾ける・羽目を外す」の意。ここではディスコで思いきり踊り狂うことを指す。

思いきり弾けろ





[Verse 1]
Have you heard about the new dance craze6craze
[名]一時的に爆発的に広まる熱狂・流行のこと。「ブーム」「はやり」に近いニュアンス。
?

新しいダンスの流行、もう聞いた?

Listen to us, I’m sure you’ll be amazed
聞いてほしい、きっと驚くはずだ

Big fun to be had by everyone
誰もが楽しめる、最高のひとときだ

It’s up to you7up to you
[句]「あなた次第だ・あなたにかかっている」というイディオム。直訳の「あなたの上に」とは意味が異なる。
, it surely can be done

あとはあなた次第、きっとできるさ

Young and old are doing it, I’m told
聞くところによると、老いも若きもみんなやっているんだ

Just one try, and you too will be sold8sold
[形・俗語]「売られた」ではなく「すっかり虜になった・納得した」という意味。be sold = 心を完全に奪われた状態。

一度やってみれば、あなたもきっと虜になる

It’s called Le Freak, they’re doing it night and day9night and day
[慣用句]「夜も昼も」→「四六時中・絶えず」という意味のイディオム。

それが「ル・フリーク」、みんな昼も夜もやっている

Allow us, we’ll show you the way
どうか私たちに、やり方を見せさせてほしい


[Chorus]
Ah, freak out10freak out
[句動詞・俗語]「錯乱する・我を忘れる」→ ここでは1970年代ディスコダンス「ザ・フリーク」を踊ることを指す。

ああ、踊り狂え

Le freak, c’est chic11Le freak, c’est chic
[仏語]「ル・フリーク、それがシック(粋)だ」というフランス語の一節。バンド名「Chic」とも掛けている。

ル・フリーク、それがシック

Freak out
踊り狂え

Ah, freak out
ああ、踊り狂え

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それがシック

Freak out
踊り狂え

Ah, freak out
ああ、踊り狂え

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それがシック

Freak out
踊り狂え

Ah, freak out
ああ、踊り狂え

Le freak, c’est chic12c’est chic
[仏語句]フランス語で「それはシックだ/おしゃれだ」の意。英語圏では洗練・流行を皮肉っぽく称賛するニュアンスで使われる。

ル・フリーク、それこそがシック

Freak out13Freak out
[句動詞・俗語]「常識を外れてはじける/熱狂的に踊り狂う」の意。1970年代のディスコ文化で流行したAAVE由来の表現。

はじけろ、踊り狂え


[Verse 2]
All that pressure got you down14got you down
[句動詞]「get someone down」で「〜を落ち込ませる・気力を萎えさせる」の意。

そのプレッシャーに押しつぶされそうなら

Has your head spinning all around
頭がぐるぐると回っているなら

Feel the rhythm, chant the rhyme
リズムを感じて、韻を唱えよう

Come on along and have a real good time
さあ一緒に来て、思いっきり楽しもう

Like the days of “Stompin’ at the Savoy15Stompin’ at the Savoy
[固有名詞・文化]1934年発表のジャズスタンダード曲のタイトル。ニューヨーク・ハーレムの伝説的舞踏場「サヴォイ・ボールルーム」での熱狂的なスウィングダンス(ストンプ)を指す。

「サヴォイでストンプ」の時代のように

Now we freak16freak
[動・俗語]ディスコ時代のダンス用語で、自由奔放に・官能的に踊ること。
, oh what a joy

さあフリークで踊ろう、なんて最高な喜びだ

Just come on down to the 541754
[固有名詞]「スタジオ54(Studio 54)」のこと。1977年にニューヨークで開業した伝説的ディスコクラブ。

さあスタジオ54へ来るんだ

And find a spot out on the floor
ダンスフロアで自分の場所を見つけよう





[Chorus]
Ah, freak out18freak out
[句動詞・俗語]本来「恐怖や興奮で正気を失う」意だが、ここでは「自由に弾けて踊る・解放される」という肯定的なディスコ時代のスラング。

ああ、弾けちまえ

Le freak19Le freak
[仏語]フランス語で「変わり者」の意。ここでは曲名でもあるディスコダンスの名称として使われる。
, c’est chic20c’est chic
[仏語]「それこそシック(粋)だ」を意味するフランス語のフレーズ。

ル・フリーク、これぞシック

Freak out
弾けちまえ

Ah, freak out
ああ、弾けちまえ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、これぞシック

Freak out
弾けちまえ

Ah, freak out
ああ、弾けちまえ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、これぞシック

Freak out
弾けちまえ

Ah, freak out
ああ、弾けちまえ

Le freak, c’est chic21c’est chic
[仏語・語呂合わせ]フランス語で「それは粋だ」の意。バンド名「Chic(シック)」との掛け詞でもある。「Le freak(ル・フリーク)」は1970年代のディスコで流行した激しいダンスの名称。

ル・フリーク、それこそが粋ってもんさ

Freak out22Freak out
[句動詞・俗語]「我を忘れて興奮する」→ここではディスコで思い切り弾けて踊ることを指す。

思い切り弾けろ


[Bridge]
Now freak23freak
[動・俗語]「ダンスで激しく体を動かす・性的に乱れる」を意味するスラング。”freak out”とは別義。

さあ、フリークして

I said freak24freak
[動・俗語]同上。命令・強調の繰り返し表現。

フリークしろって言ったんだ

Now freak25freak
[動・俗語]同上。

さあ、フリークして


[Verse 2]
All that pressure got you down26got you down
[句動詞・イディオム]「気落ちさせる・意気消沈させる」という意味の慣用表現。

そのプレッシャーに押しつぶされて

Has your head spinning all around
頭がぐるぐるしているだろう

Feel the rhythm, chant the rhyme
リズムを感じて、ライムを口ずさもう

Come on along and have a real good time
さあ一緒に来て、思いきり楽しもう

Like the days of “Stompin’ at the Savoy27Stompin’ at the Savoy
[固有名詞・文化]1934年発表のジャズスタンダード曲。タイトルはニューヨーク・ハーレムにあった伝説のダンスホール「サヴォイ・ボールルーム」に由来し、力強くステップを踏むスウィングダンス文化の象徴。

「サヴォイでストンピン」していたあの頃のように

Now we freak28freak
[動・ダンス俗語]ディスコ時代に流行したダンス「ザ・フリーク」を踊ること。パートナーと体を寄せ合いながらリズムに乗る官能的なダンスムーブ。
, oh what a joy

今はフリークで踊る、なんて最高な喜びだ

Just come on down to the 5429the 54
[固有名詞]「スタジオ54」の略称。1977〜80年にニューヨークで営業していたディスコの聖地で、セレブや著名人が集った伝説的なナイトクラブ。

さあスタジオ54に来い

And find a spot out on the floor
フロアに自分の場所を見つけよう





[Chorus]
Ah, freak out30freak out
[句動詞・俗語]「取り乱す・狂う」→ ここではダンスフロアで感情を解き放ち、激しく踊ることを指すスラング。

さあ、はじけろ

Le freak, c’est chic31Le freak, c’est chic
[仏語]フランス語で「フリークこそ粋だ」の意。leは定冠詞、c’estは「〜である」、chicは「洒落た・粋な」を意味する。

フリークこそ、粋なのさ

Freak out
はじけろ

Ah, freak out
さあ、はじけろ

Le freak, c’est chic
フリークこそ、粋なのさ

Freak out
はじけろ

Ah, freak out
さあ、はじけろ

Le freak, c’est chic
フリークこそ、粋なのさ

Freak out
はじけろ

Ah, freak out
さあ、はじけろ

Le freak32Le freak
[仏語]フランス語で「その変わり者・奇人」の意。英語の歌詞に埋め込まれたフランス語フレーズ。
, c’est chic33c’est chic
[仏語]フランス語で「これぞシック(粋)」の意。奇抜に踊ることこそおしゃれという逆説的なフレーズ。

フリーク(奇人)こそシック(粋)

Freak out34Freak out
[句動詞]「我を失う」→ここでは「思いきり弾けて踊り狂う」というポジティブなディスコ的用法。

弾けて踊れ

Ah, freak out
あぁ、弾けて踊れ

Le freak, c’est chic
フリークこそシック

Freak out
弾けて踊れ

Ah, freak out
あぁ、弾けて踊れ

Le freak, c’est chic
フリークこそシック

Freak out
弾けて踊れ


[Outro]
Ah, freak out35freak out
[句動詞・俗語]「パニックになる・正気を失う」→ここではディスコで思いきりはじける・熱狂して踊ることを意味するスラング。

ああ、はじけろ

Le freak36Le freak
[仏語]フランス語で「ザ・フリーク」。Chicが1978年に流行させたディスコダンスの名称。
, c’est chic37c’est chic
[仏語]「それがシック(粋)というものだ」の意。

ル・フリーク、それこそが粋というもの

Freak out
はじけろ

Ah, freak out
ああ、はじけろ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それこそが粋というもの

Freak out
はじけろ

Ah, freak out
ああ、はじけろ

Le freak, c’est chic
ル・フリーク、それこそが粋というもの



Writer(s): Nile Rodgers, Bernard Edwards

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以上です、いかがでしたでしょうか!

以下に、ミュージックビデオ貼っておきます!ご覧ください!

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よくある質問

「Le Freak」はどんな曲ですか?

「Le Freak」は1978年にアメリカのディスコグループ、Chic(シック)がリリースしたダンスクラシックで、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズのコンビが生み出した作品です。リリース直後からビルボード「Hot 100」チャートで1位に3度返り咲き、通算6週にわたって首位を守るという史上初の快挙を達成し、Atlanticレコード史上最も売れたシングルとして記録を打ち立てました。発売から半世紀近くが経った今もSpotifyで数億回以上再生されており、ディスコ時代を象徴する不朽の名曲として世界中で愛され続けています。

「”freak out”」はどういう意味ですか?

この曲における「freak out」は、「思いっきり踊る」「体を解き放って自由に動く」というポジティブな意味で使われています。もともと1960年代のカウンターカルチャーでは「パニックになる」「現実から逸脱してしまう」というやや不安定なニュアンスを持つ表現でしたが、ディスコ時代に入るとダンスフロアで全力に体を動かすことを指す言葉として生まれ変わりました。つまり、歌詞の中での「freak out」は「踊り狂え!」と聴衆をダンスへと誘う、楽しい呼びかけのフレーズです。

「”freak”」はどういう意味ですか?

日本語で「freak」というと「変わり者」や「奇人」という少しネガティブなイメージがありますが、1970年代のディスコシーンではまったく違う意味で使われていました。ここでの「freak」は型にはまらず自分らしく自由に踊るダンサーやそのスタイルそのものを指し、むしろ「ダンスが上手でノリのいい人」というカッコいい意味合いを持っていました。Chicはこの言葉をあえてタイトルに使うことで、当時のダンスフロアの開放的なエネルギーを一言で表現したのです。

「”c’est chic”」はどういう意味ですか?

「c’est chic(セ・シック)」はフランス語で「それはシックだ」「なんておしゃれなんだ」という意味の表現です。グループ名「Chic」もこのフランス語から取られており、洗練されたスタイルや上品さへのこだわりがバンドのアイデンティティの核心にあったことがわかります。英語にも「chic」という形容詞がありますが、それ自体がフランス語由来の借用語です。また、曲のタイトル「Le Freak」の「Le」もフランス語の定冠詞(英語の「the」に相当)で、バンド名と合わせてあえてフランス語のムードを演出し、洗練されたユーモアを込めたネーミングになっています。

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関連リンク

Le Freak – Chic (Official Video)

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